調査期間:2026年5月27日~6月20日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者373人
目次
子どもの教育環境、重視するポイント1位は「学校の評判」

まずは、子どもの教育環境において大事だと思うポイントを聞きました。1位は「学区内の公立小学校・中学校の評判」(233人)。次いで「周辺の自然環境の豊富さ」(162人)、「塾や英会話など教育系習い事の選択肢の数(小学生向け)」(141人)、「周辺の園(保育園・幼稚園・こども園)の数と評判」(138人)と続きます。
教育環境を考える上で、子どもが安心して学校に通えるのが何よりも一番。学校の雰囲気や教育方針などを事前に知っておきたいと考える保護者が多いようです。「周辺の私立校の有無」(48人)や「中学受験をする子が多いか」(46人)という選択肢は1割強にとどまりました。
では実際に、HugKum読者が「教育環境が優れていると思う街」として名前を挙げたのはどこだったのでしょうか。今回は読者自身が住んでいるかどうかにかかわらず「教育環境が優れていると思う街」を聞いてみました。
1位:東京都文京区(26人)

1位は圧倒的大差で「東京都文京区」。「無回答」や「わからない」という回答を除く118人の回答のうち、約4人に1人が回答しました。
名門教育機関が集まる「文教地区」として知られる文京区。公立小学校の学力水準は23区でもトップクラスといわれており、教育熱心な家庭から高く支持されています。都心にありながら閑静な住宅街も多く、治安のよさも魅力です。
一方、「実際に住んだことがあり、教育環境が優れていると感じた街」として文京区を挙げた回答は1件でした。
実際の居住経験というよりも、教育環境の充実した街として広く認知されていることが、今回の結果につながったのかもしれません。子どもの教育を考えたときに、一度は名前が挙がる「憧れの街」として印象に残っている保護者も多いのではないでしょうか。
2位:埼玉県さいたま市(9人)
2位は「埼玉県さいたま市」。なかでも浦和区を挙げる声が多く見られました。浦和区は県庁や市役所などの行政機関が集まるエリアで、名門進学校が集まる文教地区としても知られています。こちらは実際に住んだことのある人の声も寄せられています。
「英語教育が進んでいると感じます」(女性/埼玉)
「都会と田舎が入り混じっているような場所なので、どちらも経験できる、いろんな金銭感覚・価値観などを持つ人がいると感じられる点です」(女性/埼玉)
「図書館で本を30冊まで借りられるところ。本好きの子どもがよろこんでいました」(女性/埼玉)
もちろん、こうした環境はさいたま市に限ったものではないかもしれませんが、教育や子育てを支える環境がバランスよく整っている点が、多くの保護者から支持を集める背景にありそうです。
同率3位:神奈川県横浜市(7人)

3位は「神奈川県横浜市」。利便性の高さと自然環境の豊かさから、毎年大手サイトの「住みたい街ランキング」の上位にランクインし続けています。
「ひとり当たりの習いごとの数が多いように感じます」(女性/神奈川)
「子どもの数が多く、また、子ども自身が通える場所に学習系塾やスポーツの場が充実していた」(女性/神奈川)
「学校が落ち着いている。塾に通っていて学力が高い子が多い」(女性/神奈川)
「自分自身が、横浜サイエンスフロンティア(公立中高一貫校)の出身で、大学進学率がよかったため」(女性/東京)
実際に居住経験のある方からは、習いごとの選択肢の多彩さや、塾に通っている子どもの多さなどが挙げられています。
一方で、「区によっては教育環境にばらつきがある」といった声も寄せられています。18の行政区からなる横浜市はエリアごとに特色が異なるため、住む場所によって感じ方に違いがあるのかもしれません。
同率3位:千葉県流山市(7人)
同じく同率3位に「千葉県流山市」がランクイン。「母になるなら、流山市。」をスローガンに掲げる街で、子育て世代の急増に合わせ、教育環境の拡充を積極的に進めています。
今回は実際に住んだことのある人からの回答はありませんでしたが、教育や子育てに力を入れる街としてのイメージに加え、自然と暮らしやすさが調和した街という印象も、票を集めた理由のひとつでしょうか。
5位:茨城県つくば市(4人)
5位は、市内全域での「小中一貫教育」や日本初の「ICT教育」など先進的な取り組みで知られる「茨城県つくば市」。市全体で「教育日本一」というスローガンを掲げています。実際に住んでいた人からはこんな声が上がります。
「周りに優秀な子どもが多い印象でした。塾ばかりの子はおらず、ピアノやバイオリン、英会話など多方面の習いごとに力を入れている子どもが多く、魅力を感じました」(女性/東京)
教育環境の充実だけでなく、自然の中で子どもがのびのびと過ごせる環境も、つくば市の大きな魅力。そうしたバランスのよさが、今回の結果につながったものと推察されます。
子どもの教育環境として「避けたい」ポイントは?

「教育環境において、ここは避けたいと思うポイント」を聞きました。1位は「学区内の公立小学校・中学校が荒れている」(227人)。2位以下は、「駅周辺・公園などの環境(子どもに見せたくないと思う店舗の有無)」(175人)、「周辺の園(保育園・幼稚園・こども園)の評判が悪い」(138人)、「周辺の自然環境の少なさ」(86人)、「習いごと、塾などの選択肢の少なさ」(71人)という順位になりました。
実際に「教育環境があまりよくないこと」を感じていたという保護者からは、こんな声が寄せられています。
「人が多く、自転車のスピードが速くて危ない。自然が少なく、通学路がきれいではなかった」
「治安の悪さと教育に対する意識が低いことが気になりました」
「中学校の授業環境がよくないと聞いています」
寄せられた声では「治安」に関する不安を挙げる人が目立ちました。学校そのものだけでなく、通学路や周辺環境も含めて、安心して子育てできる地域であるかを重視する保護者が多いようです。
「私立中学や学習塾、スポーツの場が遠く、親が送り迎えなどできる体制がなければ通えないこと」
「教育格差があるように感じます。学校や習いごとの選択肢が少ないこと」
「塾が遠く、車の送り迎えが必須なところ」
習いごとに関しては、選択肢の少なさや、子どもだけで通うことが難しい距離を課題に挙げる声も見られました。子どもの「やってみたい」という気持ちを応援するためには、学びの場へのアクセスのしやすさも大切な要素と言えそうです。
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「教育環境がいい街」と聞くと学校の評判に目が向きがちですが、今回のアンケートでは、自然環境や治安、習いごとの選択肢など、地域全体の環境も重視されていることがわかりました。
子どもも保護者も安心して毎日を過ごせる環境とは何か、ご家庭に合った住まい選びや地域選びを考える際の参考にしてみてくださいね。
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この記事を書いたのは
フリーの編集・ライター。2児の母。グルメ・スイーツ・ライフスタイル系の記事を得意ジャンルとし、編集・執筆活動中。元システムエンジニア。趣味は料理、SNS、ゲーム、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買ってくるご褒美スイーツが特に好き。
