子どもたちは、テレビを見るのが好きですね。パパママ世代の子ども時代には、「水曜夜7時は〇〇の日!」と番組の放送を楽しみにしていた記憶があったりしませんか。番組を見るなら、その曜日のその時間にテレビの前に座る、というのが当たり前でした。ですが、今は、テレビ放送にとらわれるという概念は薄れてきている傾向にあります。ネット配信や専門チャンネルで、好きなキャラクターの番組や、アニメや映画、動物の番組や実験番組などなど、あらゆるジャンルの番組が常に子ども向けに用意され、子どもたちは曜日や時間を選ぶことなく、見たいものを選べる時代になりました。
では、実際に子どもたちは、テレビ放送以外にコンテンツを見る際、どんなものを利用しているのでしょうか。さっそく調査した結果をみていきましょう。
子どもがテレビ放送以外でコンテンツを見るなら何?ランキング発表!
今回の調査では、小学館の幼児誌『幼稚園』2月号で年少未満・年少・年中・年長の子どもを持つパパママ1000人にアンケートを実施。質問内容は「お子さんがテレビ放送以外でコンテンツを見るとしたら、何で見ますか?」というもの(複数回答可)。10位〜1位までのリアルランキングを発表します!
10位は「ひかりTV」
10位にランクインしたのは、自宅のテレビに光回線を繋いで視聴する「ひかりTV」です。専門チャンネルが80以上&9万本以上のビデオが視聴可能とあって、家族みんながそれぞれの見たい番組が見られるのが魅力。キッズ向けで特に人気なのが「ディズニージュニア」や「キッズステーション」など、一日中子ども向け番組が放送される専門チャンネルです。
9位はレンタルDVD
レンタルDVDが9位でした。町のレンタルビデオ店が減っていく中、しっかりと9位にランクインしたレンタルビデオ。好きなDVDを借りて見る、というスタイルは、パパママが若い頃から慣れ親しんでいるスタイルなのかもしれませんね。「見たい作品がピンポイントでリーズナブルに見られる」というレンタルDVD派の意見もありました。
8位は「U−NEXT」
12万本近い動画配信数を誇る「U-NEXT」が8位にランクイン。アンパンマンやきかんしゃトーマス、しまじろう、いないいないばあ、など幼稚園児が大好きなコンテンツが充実していて、世界名作劇場や「トイ・ストーリー」など人気のディズニーピクサー映画も視聴できます。まさに「ないエンタメはない」という充実ぶり!
7位は「Tver」
在京民放5社の番組が見逃し配信される「Tver」が5位でした。こちらは、スマートフォンやタブレット、PCのアプリでも視聴可能なので、お出かけ先でちょっと子どもに動画を見せたいという時にも便利という声も。地上波で放送されるクオリティの高い番組が見られるのも支持される理由のようです。
6位は「dTV」
携帯から気軽に動画が見られる「dTV」が6位にランクインしました!12万以上の動画視聴が可能で、もちろん子ども向け番組も驚くほどの充実ぶり。人気のドラえもん、アンパンマン、サンリオなどの他、乗りもの番組や恐竜、昆虫など、子どもが喜びそうなラインナップが揃います。月々の利用料金が安いから利用しているという声もありました。
5位は「Netflix」
5位は大画面のTVで視聴できて人気の「Netflix」です。年齢設定をすると、キッズ向けに「児童書が原作の映画」「アクションアドベンチャー」「ヒューマンドラマ」「動物物語」など、ジャンル別に作品がリストに並ぶのが特徴。自分の知らない作品に出会えます。また、お出かけ前にWi-fi環境でダウンロードしておけば、タブレットやスマートフォンでも視聴可能です。
4位は「Hulu」
5位の「Netflix」とほぼ同票でしたが、4位は「Hulu」です。こちらも大画面TVで視聴可能な映画・アニメ・ドラマが見放題のサービスで、キッズ向けの「Hulukids1」では、とっとこハム太郎やポケモン、日本昔ばなし、英語の教育番組など、他では見られないコンテンツも。月々1,000円程度で見放題という価格設定は、パパママのお財布にもやさしいですね。
3位は「NHKオンデマンド」
5位「Netflix」、4位「Hulu」と僅差で3位にランクインしたのが、「NHKオンデマンド」です。
すでに放送した番組を配信するサービス(有料)で、うっかり見逃してしまった番組を、スマホやPCで視聴することができます。親も安心して見せられる教育番組やアニメが豊富なNHKなので、人気が高いのもわかりますね。
2位は「Amazonプライムビデオ」
ここから得票数が一気に増え、全体の19.7%、およそ5人に1人が見ると回答して2位にランクインしたのが「Amazonプライムビデオ」です!こちらは子ども向けのコンテンツが満載なことが支持される理由のようです。大人気のドラえもんを筆頭に、ポケットモンスター、妖怪ウォッチ、スーパー戦隊シリーズや仮面ライダー、ディスニーやサンリオ、しまじろう、トーマス、おかあさんといっしょ、など、他にも子どもが「これ見たい!」と思うコンテンツが充実しています。
1位は「YouTube」
圧倒的な得票数で、YouTubeが堂々の1位となりました!全体の82%のママパパが見ると答えたので、5人に4人はYouYubeを見ているという結果に。YouTubeを見ると回答した子どもの年齢を見てみると、年少未満は全体の得票数の15%ほどで、年齢が高くなるにつれて見ると回答した人数も増えていました。無料で視聴できるという点も、圧倒的な支持を得ている理由かもしれません。
子どもの将来なりたい職業にランクインするほど人気のYouTuberですが、実験のチャンネルや体験をおもしろおかしく放送しているチャンネルも多く、子どもが夢中になるコンテンツの豊富さが人気の理由かもしれません。一方で、内容があまりない素人チャンネルも増えているので、子どもが視聴する際には、いっしょにチャンネル選びを確認するというママの声もありました。
ちなみに、こちらの「ピカいちCNANNEL」は、小学館の学年誌「小学一年生」が運営するYouTubeのチャンネル。学習はもちろん、知識や人間関係、おもしろネタなど子どもの心に響く内容をお届けしています。親も安心して見せられると大好評のチャンネルなので、ぜひチェックしてみてください!
好きな時に好きなものを見られる便利さがいい
「テレビ放送の番組を見たいけれど、用事があって見られない」「録画し忘れた」という時にも便利なオンデマンド配信や専門チャンネル。子どもの生活リズムに合わせて、ちょうどいいタイミングで好きなものを選んで見られるという便利さは、やはりどの家庭も重宝しているようです。膨大なサービスの中で、自分の家庭にあったものを選んでいきたいですね。それにしても、YouTubeのダントツ人気に改めて驚く結果となりました!
文・構成/HugKum編集部