子どもが好きな「面白いキャラクター」とは?
顔が面白い、動きが面白い、表情が面白い等々……子どもに人気のキャラクターって、どこかしらに“オモシロ要素”があることが多いですよね。
そこで今回は、「面白い」ことを理由に子どもたちからの人気を集めているキャラクターを調査! どんなキャラクターが子どもたちから「面白い」と思われているのか、HugKum読者のママパパたちにアンケートで聞いてみました。
子どもに人気の「おもしろいキャラクター」といえば?
ここからは、さっそくみなさんからのアンケート結果をご紹介いたします。さまざまな作品に登場する個性豊かなキャラクターたちが集まりました。
調査対象:男女/20~59歳/全国/2~12歳の子がいる親123人
調査時期と方法:2024年2月 インターネット調査
おしりたんてい
顔がお尻の形をした不思議な名探偵…という設定だけでも、子どもたちのハートを鷲掴みにしてしまうキャラクター『おしりたんてい』。事件解決時の決め台詞「失礼こかせていただきます」とともに“こく”、強烈な“おなら”で子どもたちは大ウケです。
「アニメを見たことがあり、おしりの名前がついてて面白がる」(30代・大阪府・子ども2人)
「おしりという言葉が面白く、探偵の話がより面白いから」(30代・愛媛県・子ども2人)
「ガスを出すときの絵柄が面白くて好き」(40代・愛知県・子ども2人)
野原しんのすけ(クレヨンしんちゃん)
1990年の連載開始から、35年近くもの間愛され続ける『クレヨンしんちゃん』。天真爛漫であり、ちょっぴりおふざけがすぎる主人公『しんちゃん』は、時代を超えて、幼児たちからの人気者です。
『しんちゃん』の予測不能な行動や大人顔負けの言動に加えて、なんと言っても「おしりが出る」というのが、子どもたちの笑いのツボを押さえているようです。
「おふざけしたりおしりをふりふりするのが面白いらしい」(30代・埼玉県・子ども2人)
「毎週しんちゃんを見てるから」(40代・東京都・子ども1人)
「おしりを出すから」(30代・静岡県・子ども2人)
ドラえもん(ドラえもん)
時代を超えて愛されるキャラクターといえば、1969年から連載が開始された『ドラえもん』も外せません。
びっくりするような道具が出てくる不思議なポケットを携えて、『のび太くん』をさまざまな角度からサポートしてくれる『ドラえもん』。時折飛び出す名言に加えて、のび太くんに呆れる表情や、大好きなネコちゃんに見せるデレっとした表情のような人間味のあるところも長年の人気の理由のようです。
「話がわかりやすい」 (40代・栃木県・子ども1人)
「小さい頃から今もずっと観ているから」(40代・埼玉県・子ども2人)
「ドラえもんの表情や動きで笑ってる」(20代・京都府・子ども2人)
ミニオンズ
黄色のボディにオーバーオール、大きなゴーグル。特に「面白い!」と人気のポイントは、ユニークなミニオン語によるおしゃべりなのだとか。いつもハチャメチャに暴れているミニオンズから目が離せない子ども多数!
「映画を見てみんなで笑えるところ」(30代・愛知県・子ども2人)
「ミニオンシリーズは何回も観た」(40代・奈良県・子ども2人)
「イルミネーション!というセリフがおもしろいから」(40代・東京都・子ども3人)
おさるのジョージ
黄色い帽子のおじさんと暮らす『おさるのジョージ』。好奇心旺盛で、落ち着きなく動き回るジョージをハラハラしながら見守っている子も多いのでは。
いたずらをしているわけではないのに、いつも騒動になってしまう様子には、いっしょに見ている大人もつい引き込まれてしまいます。
「ジョージの行動が、可愛らしくて面白いそうです」(40代・岐阜県・子ども2人)
「何回観ても面白い」(40代・愛知県・子ども2人)
「週末にテレビで観ていて、面白いし可愛い」(30代・兵庫県・子ども1人)
ばいきんまん
子どもたちが大好きな『アンパンマン』の敵キャラ『ばいきんまん』の名前も挙がりました。
あの手この手を使いながらも、絶対に『アンパンマン』には負けてしまう『ばいきんまん』。その不憫で憎めない様子が、子どもたちからの人気をひそかに集め続けています。毎回「ばいばいき〜ん」と去っていくお決まりのやりとりも、子どもたちにはたまらないようです。
野原ひろし(クレヨンしんちゃん)
『クレヨンしんちゃん』からは、主人公『しんちゃん』の父親の『野原ひろし』の名前も挙がりました。
「くつ下が気絶するほど臭い」「歯医者となまはげが怖い」など、どこか情けなくてオモシロ要素が多い一方で、子煩悩で家族思いな一面もある、子どもたちから人気のお父さんキャラクターです。
「くつ下が気絶するほど、臭いところ」(40代・広島県・子ども1人)
チコちゃん
『チコちゃんに叱られる!』に出てくる、永遠の5歳児『チコちゃん』。
とにかくインパクト大なのが「ボーッと生きてんじゃねえよ!」という強烈な一言!『チコちゃん』には大人もぐうの音も出ない、という番組の流れも、子どもにとっては面白いポイントなのかもしれませんね。
宇宙なんちゃらこてつくん
にしむらゆうじさんによるウェブコミックとして配信され、2021〜2024年3月まではNHK Eテレでテレビアニメも放送されていた『宇宙なんちゃら こてつくん』。
宇宙飛行士を目指す主人公・こてつが、宇宙アカデミーを舞台に仲間たちと繰り広げる物語です。こてつやその仲間たちの、ゆるくて自由で、一生懸命なやりとりが「面白い」と好評です。
ぺんぎん?(すみっこぐらし)
ちょっぴり不憫なほっこりキャラクター『すみっコぐらし』。どのキャラクターも見た目の可愛らしさと不憫さで子どもたちからの人気を集めていますが、「面白い」という理由で名前が上がったのは『ぺんぎん?』でした。
『ぺんぎん?』は、実は元カッパ。「昔は頭にお皿が載っていたような……」と悩む姿が面白くも可愛らしいキャラクターです。
編集部おすすめ!おもしろいキャラクター
アンケートにはたくさんの個性的なキャラクターが寄せられましたが、面白いキャラクターはその他にもたくさん存在します。
以下では、アンケートには名前が挙がらなかったものの、人気のあるオモシロキャラクターの一例をご紹介いたします。
まさのアレが動いている?『スポンジ・ボブ』
四角いズボンを履いているのは、なんと海綿! ぱっと見た感じは普通のスポンジ『スポンジ・ボブ』は、海底都市に住んでいる仲間たちと騒動を繰り広げるアメリカ出身のキャラクター。常にハイテンションでなんだかハチャメチャなストーリーも含めて、子どもたちに大人気です。
表情がおもしろい『トトロ』
もはや国民的アニメーションといえるスタジオジブリの映画『となりのトトロ』。子どもだけでなく、大人たちの心も掴み続ける名作です。その中でも、ふわふわの毛に覆われた丸くて大きな体や、長い爪が生えた手、そして、大きな目や口が特徴的な『トトロ』が子どもたちは大好き。
ちょっとした動きの面白味に加えて、メイやサツキを日常から非日常へと連れて行ってくれる『トトロ』は、子どもたちにとっては夢のような存在ではないでしょうか。
「天真爛漫」「ちょっぴり不憫」「憎めない」キャラクターが人気!
今回は、子どもに人気の「面白いキャラクター」のアンケート結果をお伝えしてきました。
一口に「面白い」と言っても、そのベクトルはさまざま。ですが、今回挙がったキャラクターたちからは、「天真爛漫」「ちょっぴり不憫」「憎めない」といった共通点があるように思えました。お子さんが好きなキャラクターを介して、親子の会話をぜひ盛り上げてください。
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文/羽吹理美・HugKum編集部 構成/HugKum編集部