もうすぐ「ハロウィン」、実は危険が潜んでる!?プロが教える安全ポイント【Safe Kids Japan】

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1031日はハロウィン!

10月31日はハロウィンですね。ハロウィンはいまや日本にもすっかり定着し、意匠を凝らしたコスチュームに身を包んだ子供達がパレードに参加する光景も見慣れたものになりました。

しかし、せっかくのコスチュームによって、子どもがけがをすることがあります。楽しいハロウィンでけがをすることのないよう、今回は、ハロウィンを安全に楽しむためのポイントについてお話しします。

ハロウィン3つのお約束

 1 トリック アンド トリートは明るいうちに、保護者と一緒に

アメリカでは、ハロウィンの日に子どもが交通事故などによって死亡する数は、他の日の2倍というデータがあります。ハロウィンのパレードや、いわゆる「トリック アンド トリート」は夕方から夜にかけて行われることが多いこともその理由でしょう。パレードやトリック アンド トリートは、昼間の明るいうちに、そして必ず保護者の方と一緒に参加しましょう。

2 コスチュームやバッグにリフレクター(反射材)を

この時期は、あっという間に暗くなります。車や自転車を運転している人からよく見えるよう、コスチュームやバッグ、靴などにリフレクターを付けておきましょう。

そして当然のことですが、

・右側の歩道を歩く

・横断歩道を渡る

・信号を守る

・左右をよく見て横断する

・子どもの手をしっかり握る

といったルールを守ってください。

 

光るかぼちゃ型バッグ

3 コスチュームの挟み込みや引っ掛かりを防ぐために

ハロウィンでは子ども達もいつもの服とは違うコスチュームを身につけますね。プリンセスのようなドレスや、人気キャラクターのマスクなどは大変かわいらしいものですが、普段とは異なる衣服により、思わぬけがをすることがあります。

特に歩行中は、次のことを確認してください。

・裾の長い服やひらひらした袖をクリップなどで留め、裾を踏む・踏まれる、エスカレーターに巻き込まれる、突起に引っかかるといった事態を招かないようにする

・マスクや帽子が子どもの視野を狭めていないか、確認する

・ステッキなど、棒状のグッズは持たせない

そして、特に4歳以下の子どもについては、次のこともお願いします。

・アクセサリなどは口に入らない大きさ(目安は直径4cm以上)のものを与える

・直径4cm以下の大きさのお菓子は与えない

・棒状のグッズは持たせない

 

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また、顔などにシールを貼ることがありますが、時にはかぶれることもあります。

※参照「子ども安全メール feom 消費者庁 Vol.469 タトゥーシールやフェイスペイントによる肌トラブルが発生!」

 

子どもたちがけがをしないよう事前に準備をし、安全にハロウィンを楽しみましょう。

 

記事監修

Safe Kids Japan|

事故による子どもの傷害を予防することを目的として活動しているNPO法人。Safe Kids Worldwideや国立成育医療研究センター、産業技術総合研究所などと連携して、子どもの傷害予防に関する様々な活動を行う。

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