【カリスマ小児科医に聞く!アトピーの顔ケア】顔だけに出る症状ってあるの?顔のアトピーの特徴や薬の塗り方

アトピー性皮膚炎は、症状が慢性的に続き、良くなったり悪くなったりを繰り返します。症状が出る場所は年齢や状況などによって違いますが、赤ちゃんや子供の場合、顔、頭、首などに出やすいとされています。特に顔は症状が目立つため、気になる方も多いのではないでしょうか。

講演や治療を通じてアトピーの正しい理解を促す活動を行うカリスマ小児科医、北浜こどもクリニック院長の北浜直先生に、子供の顔に出るアトピーについてお話を伺ってきました。

北浜こどもクリニック 北浜直院長
北浜こどもクリニック 北浜 直院長

赤ちゃんや子供のアトピー、顔だけ出る・顔だけ治らない症状ってあるの?

顔は常に露出しているので、症状が出やすい場所です。特に、よだれや食事などで汚れてしまう口周りは、炎症が起きやすいですね。また、顔は常に見られる場所なので、特に気になってしまうでしょう。

顔に出るアトピーの特徴

顔に出るアトピーには、肌が赤くなったり、黒ずむなどの特徴があります。幼児ですと、口周りの炎症が耳の近くまで広がって、耳たぶの下が切れる「耳切れ」などの症状も出てきます。

顔が赤い、黒い

顔が赤くなるのは、炎症している状態です。炎症が慢性化すると黒ずんで痣(あざ)のように見える場合もあります。

顔が腫れる

肌の炎症が続くと肌が熱を持ち、顔が腫れてくる場合もあります。顔が腫れたり、ジクジクと汁が出てしまうような状況は、かなり重症化している状態です。

顔の赤みを軽減するアトピーの薬

顔の赤みを軽減するには、まず炎症を抑え、肌の状態を良くすることが重要です。医師の診断のもと、薬を使用して治療する必要があります。顔が赤くなってしまう、腫れる、などの治療も、まずは炎症を抑えることが重要です。

ステロイド

炎症を抑えるステロイド薬は、アトピーの治療に有効です。ステロイド薬の使用について不安に思う方が多いですが、医師の指示に従い用法・容量を守って使用すれば、とても有効な薬です。漫然と使い続けるのではなく、症状が悪化したときにだけ使用するなど、医師の指導のもとメリハリをもって塗布することが重要です。
ステロイド薬を長期的に使うと、皮膚が薄くなってしまうなどの副作用もあるので、必ず医師の診断を仰いで使用しましょう。

ステロイド以外の薬

ステロイド以外の薬として、非ステロイド薬を使用する場合もあります。ステロイド薬の使えない0歳児には、非ステロイド薬の使用とスキンケアを並行して行うことで、症状が改善していくことが多いです。

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アトピーの薬を顔に塗ったときの注意

アトピーの薬を顔に塗る場合は、医師の指示に従って塗りましょう。

ステロイド

ステロイド薬を使用する場合は、頻度と量は医師に相談してから使用しましょう。

また、薬を塗った状態で日中を過ごすと、衣服のこすれや汗で薬が取れてしまうことも多いため、お風呂上りや夜寝る前に、患部を清潔にしたうえで、医師の指示通りに塗るのがよいでしょう。

ステロイド以外の薬

ステロイド以外の薬でも、ステロイド薬と塗り方は同じです。患部を清潔にしてから、指示された分量を指示された面積に塗りましょう。少なすぎると効果が出ないので、指示された通りに塗ってください。スキンケアとして、保湿も並行して行いましょう。

顔にも正しいアトピーケアを

子供の顔に出るアトピーの症状は、親も気になってしまいますね。顔のケアも、手や足、体など他の部位と同じように、医師の指示に従った正しいケアを行うことが重要です。

記事監修

北浜こどもクリニック院長
北浜 直(きたはま ただし)先生

神奈川県川崎市・北浜こどもクリニック院長。1976年生まれ、埼玉県出身。2002年聖マリアンナ医科大学卒業。2006年からは山王病院の新生児科医長務める。2010年に北浜こどもクリニックを開院。2012年医療法人社団ペルセウス設立。The Japan Times誌の「アジアのリーダー100人」に、2015年から3年連続選出されている。北浜こどもクリニック

 

文・構成/HugKum編集部

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