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バレンタインのガトーショコラに込められた意味は?
バレンタインデーには、チョコレートはじめ、キャンディやクッキーなどのお菓子を贈りますが、それぞれのお菓子を贈る意味があるのを知っていますか。
キャンディは「あなたのことが好き!」
クッキーは「お友達でいよう」
マカロンは「あなたは特別な存在」
マドレーヌは「もっと親しくなりたい」
マシュマロは、なんと「嫌い」
なんとお菓子ごとにこんな意味があったとは!
ガトーショコラに込められた意味は…
さて、チョコレートにはどんな意味があるのでしょうか。実は、チョコレートには、あまり意味がないそうです。ですので、チョコレートが使われているガトーショコラなどのケーキにも、特に意味はありません。しかしながら、バレンタインデーにチョコレートを贈ることは親愛の証。プレゼントすれば、きっと気持ちが伝わりますよ。
ガトーショコラを贈るメリット
生チョコやトリュフ、チョコブラウニー、チョコシフォンなど、数あるチョコレートのなかでも、バレンタインに贈るのにおすすめなのが、ガトーショコラです。そのメリットをご紹介しましょう。
簡単に作れて失敗しにくい
ガトーショコラの作り方の基本は、「混ぜて」「焼く」だけなんです。
混ぜるのには、ややコツが必要ですが、ほかのケーキにくらべて、簡単にできます。また、簡単なのに、本格的な味わいにもなるのが、ガトーショコラのメリットです。
デコレーションも楽しめる
ガトーショコラは、ブラウンのワンカラーですが、フルーツやナッツ、生クリーム、粉糖を表面にデコレーションすることで、アレンジが広がります。
たとえば、クッキングシートにお好きな文字や形(ハートや星など)を切り抜いて、ガトーショコラの表面に乗せ、上から粉糖をまんべんなくかければ、メッセージ入りのガトーショコラができますよ。
ラッピングアレンジが豊富
ガトーショコラは、焼き上がったあとに、いろいろな形に切り分けることができます。そのため、ラッピングアレンジもいろいろ。
たとえば、ホールのままケーキボックスに入れるのはもちろん、ケーキピースのように切って三角にし、ケースやワックスペーパーで包んだりと、ラッピングが楽しめるのもポイントです。また、ラッピングするときに、形が崩れにくいのもメリットですね。
濃厚しっとりなパウンド型ガトーショコラの基本レシピ
ケーキデザイナーで芸術教育士の太田さちか先生に、バレンタインに人気のガトーショコラレシピを教えてもらいました。
外がサクッと内側が濃厚しっとりな味わいがご家庭で実現できたらうれしいですね。大切なあのひとに、ぜひ作ってみてください。
濃厚しっとりなパウンド型ガトーショコラ
◆材料(7cm×20cm×6cmパウンド型1台)
ビターチョコレート 100g
バター 60g
卵 1個
グラニュー糖 120g(60gづつに分けて使います)
生クリーム 40g
小麦粉 20g
ココアパウダー 50g
粉糖 10g
◆作り方
基本のガトーショコラは、「別立て法」といって、「卵黄」と「卵白」を別々に泡だてて作っていきます。
1)小麦粉とココアパウダーは合わせてふるっておきます。
2)バターはさいの目に切り、チョコレートと一緒に湯煎にかけて溶かしておきます。
3)ボウルに卵白を割り入れ、分量外の塩を少々ふって泡だて器で攪拌します。白っぽくなったら、グラニュー糖60gを3回に分けて加えて混ぜメレンゲにします。
4)別のボウルに卵黄を割り入れ、グラニュー糖60gを加えてすり混ぜます。
5)2)のバターとチョコレート、生クリームを加えて混ぜたら、1)の粉を加えさっくりと混ぜ合わせます。
6)3)のメレンゲを3回に分けて加えて混ぜ、クッキングシートを敷いた型に流し入れます。
7)180度に予熱したオーブンで10分。160度に温度を下げて30分焼きます。
8)粗熱が取れたら、仕上げに粉糖をふっていただきます。
焼く温度を2段階にすることで、外はサクッと中はしっとり濃厚なガトーショコラになります。
◆マグカップ入りにするには?
耐熱性のあるマグカップの内側にサラダ油を薄く塗ってしまえば、パウンド型と同様に焼くことができます。
フォークやスプーンをつけて、マグカップごとプレゼントできるのでおすすめ!
混ぜるだけ簡単!子どもと作れるガトーショコラレシピ
美味しいガトーショコラを作りたい! でも、「別立て法」は工程が多くて苦手。小さな子どももいるので、簡単に作りたい! あるいは、子どもと一緒に作りたい! そんな方にピッタリの、混ぜるだけでできる簡単ガトーショコラレシピをご紹介します。
混ぜるだけ簡単!子どもと作れるガトーショコラ
◆材料(18cm直径)
小麦粉 125g
グラニュー糖 170g
ココアパウダー 30g
コーンスターチ 45g
重曹 小さじ1
サラダ油 125g
牛乳 70g
ヨーグルト 70g
卵 1個
(チョコレートクリーム)
バター 50g
粉糖 90g
ミルクチョコレート 75g(湯煎で溶かして)
◆作り方
基本のガトーショコラは、「別立て法」を用いましたが、今回は「粉類」「液体類」を分けて、混ぜ合わせるだけです。
1)ボウルに、小麦粉とココアパウダー、コーンスターチ、グラニュー糖、重曹をふるっておきます。
2)別のボウルに、卵とサラダ油、牛乳、ヨーグルトを入れて泡だて器で混ぜ合わせます。
3)1)の粉類を加えてさっくりと混ぜ、クッキングシートを敷いたケーキ型に流し込みます。
*ケーキ型用の薄紙がなくても、クッキングシートで代用できます。ご自宅にあるもので工夫して、作ってみてくださいね。
4)150度に予熱したオーブンで40分。
5)粗熱が取れたら、チョコレートクリームの材料を混ぜ合わせたものを絞り袋に入れ、デコレーションします。
生クリームなし!牛乳で作る濃厚ガトーショコラレシピ
お菓子作りは、何と言っても材料を買い揃えて測るところが大変。身近にあるお手頃な材料で作れちゃう、楽ちんガトーショコラを紹介します!
生クリームなし!牛乳で作る濃厚ガトーショコラ
◆材料(5cm×13cm×4cmパウンド型 2台)
Sontonチョコレートクリーム 135g(1パック分)
卵 1個
グラニュー糖 60g
牛乳 40g
小麦粉 20g
ココアパウダー 50g
お手軽材料で作る、ガトーショコラ。ポイントは、この2つの材料です。
◆作り方
1)小麦粉とココアパウダーは合わせてふるっておきます。
2)ボウルに卵白を割り入れ、分量外の塩を少々ふって泡だて器で攪拌します。白っぽくなったら、グラニュー糖60gを3回に分けて加えて混ぜてメレンゲにします。
3)別のボウルに卵黄を割り入れ、チョコレートクリーム、牛乳を加えて混ぜます。さらに、1)の粉を加えさっくりと混ぜ合わせます。
4)2)のメレンゲを3回に分けて加えて混ぜ、型に流し入れます。
5)180度に予熱したオーブンで10分。160度に温度を下げて30分焼きます。
6)粗熱が取れたら、仕上げに分量外のココアパウダーをふっていただきます。
レシピを教えてくれたのは…
太田さちか 先生
パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都造形芸術大学大学院など日本とフランスで製菓、芸術を学ぶ。MFA(芸術系修士号)取得。芸術教育士として、キッズクリエイティビティを軸にしたアトリエアプローチを実現。2,000人を超える会員を迎え、2009年にこどもとママンのためのアトリエ「My little days」を設立。10年に渡り、子どもを対象にしたワークショップを展開。『sachi & cakes』ケーキデザイナー、コラムニストとしても幅広く活動。子供たちの興味や不思議、好き!といった感性に寄り添いながら、独自の世界観あふれるワークショップ、レシピが好評を呼び、企業サイトやウエディングシーン、多数メディアで活躍。著書「メレンゲのお菓子 パブロバ」(立東舎)は国内外で好評を呼び台湾でも出版/(PAST FEATURE ISSUES)
My little days
ガトーショコラのラッピングにおすすめアイテム
ガトーショコラをラッピングするときにおすすめの、ラッピング用品をピックアップしました。
半透明のプラスチック箱「cotta くりかえし使えるケーキ箱 6号」
ラウンド型で作ったガトーショコラなら、ホールがそのまま入るケーキ箱がおすすめ。紙の箱はよくありますが、他の人と差をつけるなら、半透明のプラスチック箱はいかがでしょうか。半透明だから、出てくるケーキに期待感が高まります。ケーキをのせるトレー付きなので、出し入れも楽にできますよ。
三角に切ったケーキはケースボックスに!「ケーキボックス」
ラウンド型ケーキをカットした1ピースを入れる専用ケース。持ち運びするときにも、ケーキが型崩れすることなく、しっかり守ってくれます。
パウンド型のホールサイズがすっぽり入る「パール金属 V-day パウンドケーキボックス21cm」
クラフト紙でできたパウンドケーキ用のケーキボックスです。ナチュラルかつシンプルなボックスだから、アレンジが無限大。リボンやマスキングテープ、かわいいシールでデコレーションするのもおすすめです。
ペーパーでキャンディ包みに「ワックスペーパー L(クラフトフレンチ) 50枚入 シートタイプ」
大量に作ったガトーショコラは、スティック状にしてペーパーでキャンディ包みにするのはいかが。こちらのおしゃれなクラフトフレンチ柄のワックスペーパーは1枚、約218×250mmなので、スティック状にしたガトーショコラも包みやすいですよ。
手作りのガトーショコラでハッピーバレンタインに!
ご紹介したガトーショコラのレシピやラッピング用品などを参考に、ガトーショコラを手作りしましょう。気になる男の子や、パパや家族に贈ると、きっと気持ちが伝わるはずです。
文・構成/HugKum編集部