子どもの成長が残せるビデオカメラ。運動会や発表会など、ママパパはビデオカメラを片手に大忙しです。子どもの入園や入学が決まったら、ぜひ用意しておきたくなるアイテムです。
いざビデオカメラを選ぼうと思っても、その種類は多く、どれを用意すれば良いか迷う人も多いでしょう。撮影するだけならスマートフォンでもできるため、必要と感じないママパパもいるかもしれません。
ビデオカメラにはどのようなメリットがあるのか、選び方やおすすめ商品も一緒にご紹介します。
スマートフォンよりおすすめなビデオカメラのメリット
ビデオカメラがおすすめな理由は、ビデオカメラの方が、画質がきれいだからです。スマートフォンのカメラも年々画質が良くなっていますが、それでもフルハイビジョンや4Kを搭載するビデオカメラの方がきれいに撮影ができます。ズーム機能も高性能であり、子どもの様子をハッキリと撮影できるでしょう。
また、バッテリーや記憶容量も多いため、運動会や発表会などの子どもの出番が多い長時間の撮影にも向いています。
他にも、手振れ補正や三脚機能などの機能も充実しており、ビデオカメラを使うことで撮影初心者でも奇麗に映像を残せるのです。
アクションカメラとの違い
アクションカメラとは、動きを録画することを目的としたカメラです。手振れ機能や水平維持機能が搭載されており、スポーツやアウトドアなどの激しい動きがあっても奇麗に撮影ができます。コンパクトで衝撃にも強く、場所を選ばず持ち運びにも向いているでしょう。
デメリットとしては、ズーム機能が無く、遠くからの撮影に向いていません。ホームビデオなら近くで撮影ができますが、運動会や発表会などは観客席から撮影する必要があるため、ズーム機能が無いアクションカメラではハッキリとした撮影は難しいでしょう。
ズーム機能のあるソニーのFDR-X3000
アクションカメラには基本的にズーム機能が搭載されていませんが、ソニーのFDR-X3000のように、ズーム機能搭載のアクションカメラもあります。こちらは最大倍率3倍のズーム機能があるのが特徴です。
ビデオカメラの選び方
ビデオカメラの種類は多く、どれが良いのか迷ってしまうでしょう。選ぶときに確認するポイントはこちらです。
画質
画質が良ければ、それだけ奇麗にハッキリと映像が残せます。おすすめは、フルHDの約4倍の画素数がある4K撮影です。大画面のモニターに移しても、画質が粗くならずにきれいに写せます。
4K搭載のビデオカメラは値段も高いです。予算と相談しながら画質を選びましょう。
ズーム機能
ズーム機能が高ければ、遠くからでも間近で見るようなハッキリとした姿が撮影できます。観客席の後ろから撮影することもありますので、ズーム倍率は高い方が良いでしょう。また、ズーム機能には光学ズームと電子式ズームがあります。光学ズームの方が奇麗に拡大できるためおすすめです。
多くの場合、ビデオカメラでは光学ズームを使用しており、スマートフォンでは電子式ズームが使用されています。ビデオカメラが良い理由の一つといえるでしょう。
容量
容量が多ければ、それだけ映像を残しておけます。バッテリーが残っていても容量が無ければ意味がありませんので、一日を通して撮影し続けられるよう大容量がおすすめです。また、容量が少なくてもWi-Fi機能によって撮影した映像を、自宅のパソコンやクラウドサービスに保存できるビデオカメラもあります。
ただし、コンサートホールを始めとした電波が通じない場所では使えませんので、撮影する場所には注意してください。
重量
ビデオカメラはできるだけ軽い方が良いです。軽くて持ち運びがしやすいだけではなく、長時間ビデオカメラを構えていても手が疲れにくくなるからです。また、サイズもコンパクトな方がおすすめです。手荷物としてかさばらず、混雑した場所でも撮影がしやすくなります。重量が軽くてコンパクトなら、女性でも使いやすいです。ママが選ぶときには、持ちやすさも重視しましょう。
手振れ補正
映像をきれいに撮りたければ手振れ補正は必須です。運動会では子どもに合わせてビデオカメラを動かすため、手振れ補正が無いとビデオカメラがブレてしまい奇麗に撮影できないでしょう。
また、オートフォーカス機能があると、自動でピントを合わせ続けてくれます。ピントがズレてぼやける心配がなく、初心者でも中心部を捉えた見やすい撮影ができるでしょう。
その他機能
他にも、水没や砂ぼこりからビデオカメラを守る防水・防塵機能付き、手の疲れと手振れが抑えられる三脚機能付きなど、ビデオカメラによってさまざまな機能が搭載されています。
ビデオカメラの性能だけに目を向けるのではなく、使いやすい機能も加味して選びましょう。
おすすめのビデオカメラ
販売されるビデオカメラの中から、おすすめの商品を紹介します。
HC-V360MS – パナソニック
ズーム機能が優れたビデオカメラです。電子式ズームでありながら光学ズームとほぼ同等の画質を誇るiAズームによって、90倍の拡大撮影ができます。
またおまかせiAモードを使用することで、顔、風景、スポットライト、ローライトを認識し、ピントや光の加減などを自動で修正します。手振れ機能も搭載されており、初心者でもきれいに撮影ができるでしょう。
HDR-CX470 – ソニー
長時間の撮影におすすめなビデオカメラです。大容量32GBの内部容量によって、最長約7時間55分の撮影ができます。
ビデオカメラとして使いながら写真用のカメラとしても使用可能です。動画と同時に最大920万画素相当の写真も撮影ができる他、スマイルシャッター機能によって笑顔を感知して写真を残します。充電機能付きのUSBケーブル内蔵なだけではなく、テレビと接続できるHDMIケーブルも内蔵しており、テレビを用意すればすぐに上映会を楽しめます。
GZ-E109 – JVCケンウッド
ビデオカメラ任せにできる、インテリジェントオート機能を搭載したビデオカメラです。機能を使うことで、人物や景色など、撮影する対象に合わせた最適な画質設定で撮影してくれます。
従来の手振れ機能よりもさらに補正を上げたアクティブモード搭載によって、よりブレの無い撮影ができます。走りながらの撮影でもブレは少なく、子どもを追いかけながらの撮影も可能に。操作パネルはタッチ式で操作しやすく、初めての人でも使いやすいです。
OSMO POCKET – DJI
優れた携帯性を誇るハンドカメラです。高さ121.9mm、幅28.6mm、奥行き36.9mm、重量116gのコンパクトサイズであり、ポケットに入れて持ち運べます。軽くて持ちやすく、ママでも使いやすいサイズです。
独自の手振れ機能によって、従来の手振れ補正よりもブレが少なくきれいに撮影できます。他にも、撮影をフォローするアクティブトラック機能や、広い範囲を撮影できる3×3パノラマ機能などもあり、臨場感溢れる撮影ができるでしょう。
思い出に残る姿をビデオカメラで残そう
スマートフォンでも動画は撮影はできますが、ビデオカメラを使えば高画質で迫力のある映像が撮れます。運動会や発表会で頑張った子どもの雄姿を、余すことなく撮影ができるのが、ビデオカメラのメリットです。思い出は、そのときにしか撮影はできません。後で見返して楽しめるよう、きれいに残しておきたいですね。
文・構成/HugKum編集部