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子どもの名前の流行は？ 2024年「女の子の名前」ランキング発表
2024年の女の子の名前ランキングが発表されました。ご紹介するランキングは、妊娠や出産、育児のお役立ち情報サイト「たまひよ」の「2024年たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」（2024年1月～9月に生まれた新生児26万人を対象）から。上位3位までの女の子の名前で、どんな名前が人気だったのかを見てみましょう。
1位：「凛（りん）」
「凛」という名前は、2022年度にランクアップして3位に、2023年に2位に、そして今年1位になった名前です。漢字のイメージからは、りりしい雰囲気と美しさの両方を思わせます。また人気の2音の名前で、どんな方にも発音しやすいのが特徴です。
2位：「陽葵（ひまり）」
今年2位となったのは「陽葵」という名前です。太陽の「陽」と、花の名前の「葵」の漢字の組み合わせは「ひまわり」を連想させ、のびのびと成長してほしいという願いが込められているようです。また、「ひまり」というやわらかく、かわいらしい響きから、明るくほがらかな印象をもたらします。
3位：「翠（すい）」
「翠」という名前は、2022年の16位から大きくランクアップし、2023年から3位をキープ。漢字からは、カワセミや翡翠などの美しいイメージが伝わります。また、響きがやわらかいのも特徴です。
4位以降は下記をチェックしてみてくださいね。
文字数別・女の子の漢字の名前一覧
ここでは、漢字の文字数別の名前をランキング上位の中からピックアップしてご紹介しましょう。
一文字の女の子の名前
・葵（あおい）
・詩（うた）
・紬（つむぎ）
近年人気となっているのは「葵」や「紬」といった古風でありながらも美しい印象をもたらす名前です。また「詩」や「杏」のように2音の名前も、呼びやすいことから人気が高まっています。
二文字の女の子の名前
・芽依（めい）
・心陽（こはる）
・結愛（ゆあ）
二文字の名前はたくさんありますが、ランキング上位にランクインしている名前にはある共通点があります。それは、「芽」「莉」「花」「菜」といった自然に関する漢字が使われていることです。これらの植物に関する漢字は、すくすくとのびやかに成長することを願ってつけられるようです。また人気の漢字には、「陽」や「愛」「乃」もあります。
三文字の女の子の名前
・陽菜乃（ひなの）
・穂乃花（ほのか）
・芙美香（ふみか）
トップ100以内に入っていたのは三文字の女の子の名前は「陽菜乃」のみでした。ランキングには入っていないものの、「穂乃花」や「芙美香」なども人気のようです。漢字三文字の名前には、漢字一文字に対し、音を一音ずつあてることから、優雅な印象と、文字面の座りの良さがあります。
自然にちなんだ女の子の名前一覧
女の子の名前で根強い人気なのは、植物や自然、季節に関連した名前です。どんな名前があるのかご紹介します。
自然や季節
自然や季節にちなんだ女の子の名前には、存在感や美しさといったイメージをもたらします。なかでも、空や海、光に関連する漢字が人気です。これらの漢字には明るさやおおらかな印象があります。季節に関連する漢字を使った名前には、生まれた時期を連想するものがよく使われ、なかでも「春」にちなんだ漢字が多い傾向にあります。
自然にちなんだ名前
結月（ゆづき）、澪（みお）、ひかり、ひなた、渚（なぎさ）、空（のあ）
季節にちなんだ名前
心春（こはる）、夏央（かお）、夏帆（かほ）、千秋（ちあき）、雪花（せつか）
植物や花
植物に関する名前には、「花」や「葉」「芽」といった植物の部位を使ったものや、美しい花、かわいらしい果実の漢字がよく使われています。植物や花に関連する漢字には、美しさ、かわいらしさといった印象や、植物のように生き生きと育ってほしいという願いが込められています。
植物にちなんだ名前
芽生（めい）、風花（ふうか）、和花（わか）、一花（いちか）、琴葉（ことは）
花にちなんだ名前
美桜（みお）、楓（かえで）、花音（かのん）、柚葉（ゆずは）、杏（あん）
女の子の珍しい名前一覧
珍しい名前には個性的なイメージがあり、すぐに名前を覚えてもらえるというのがメリットです。ここでは、漢字・読み方が珍しい名前をピックアップしてご紹介します。
漢字が珍しい
名前にはあまり使われないような漢字や、女の子の名前では珍しい漢字を使うと個性的な名前になります。
見（み、あき、あきら、ちか）
名前例：見子（みこ）、夢見（ゆめみ）、絵見（えみる）、見悠（みちか）など
寧（ねい、しず）
名前例：寧々（ねね）、寧（ねい、しず）など
永（えい、はるか、ひさ、ひら、え）
名前例：紗永（さえ）、永遠（とわ）、永（えい、はるか）など
天（てん、あま、あめ、そら）
名前例：天音（あまね）、天莉（あめり）、希天（きあ）、天（そら）など
恩（おん、めぐみ、めぐむ、おき、しだ）
名前例：恩（めぐみ）、実恩（みおん）、樺恩（かのん）、詩恩（しおん）など
読み方が珍しい
ここでは「漢字1文字でそんな読み方があったの！」という名前や、漢字のイメージから音を当ててた読み方の漢字2文字の名前といった、読み方が珍しい名前をご紹介します。
星（あかり、ひかり）
翠（すい）
絃（いと）
晴日（はるか、はるひ）
六花（りっか）
音夢（ねむ）
結心（ゆな）
女の子の響きがいい名前一覧
響きがいい名前は呼びやすく、耳馴染みがよいものです。そのため、名前の響きを重視して女の子の名前をつけたいというママ、パパも多くいます。そんな響きのいい名前をつける際のポイントは、
・名前だけで呼びやすいこと（とくに2音は呼びやすく、人気がある）
・苗字と合わせても発音しやすい（語呂、座りがいい）
・かわいい、やさしいといったイメージに基づいた音
などです。
また、「響きがいい」と感じられる名前には、次のようなことが共通しています。
・あ行・な行・は行・ま行・や行の音は、比較的柔らかく、あたたかみがある印象を与える
・同じ音を繰り返すとかわいらしい印象になる（例：「らら」、「りりか」、「ののか」など）
・「あ」や「う」が文字の真ん中や終わりにつく（例：「ゆうあ」「まあさ」「ゆあ」など）
・名前の終わりの文字が「な」「は」「ん」「か」で終わるなど、呼びやすく響きがいい（例：「かな」「おとは」「りん」「いちか」など）
響きがいい名前の例
えま：咲茉、恵茉、愛舞、永真、笑麗など
みは：美葉、美羽、美波、美花など
あん：杏、安、晏、朱音など
さな：咲夏、小七、沙奈、紗凪、紗愛など
ゆうあ：結愛、優亞、優彩、悠亜など
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女の子の名前の決め方や傾向
女の子の名前を決めるときには、響きや呼びやすさ、どんな女の子に育ってほしいかの願い、かわいらしさなどがポイントとなりますが、名前は無数にあり、手がかりなしで名前を決めるには迷うこともあるかもしれません。そこで、姓名判断による画数や外国でも通用する名前、古風な名前、花にまつわる名前といった名付けのヒントをご紹介します。
画数は気になるもの？
画数を気にする際には、2つのポイントがあります。
1つは文字の書きやすさです。画数が多い漢字だと、名前を書くのに時間がかかったり、他人に名前を書いてもらう際に間違いが生じることもあります。また、口頭で漢字を説明するときに説明しづらいのも難点です。
もう1つのポイントは、苗字との組み合わせや相性によってその人の運勢を占う「姓名判断」です。姓名判断には流派がたくさんあることから、占い結果もさまざまあります。付けたい名前の画数がよくなかったとしても、さほど気にする必要はなく、あくまでも占いなので、参考程度に活用するのがおすすめです。
これらのポイントから、画数を考えながら名前をつけるときには、苗字との画数の兼ね合いや、字面、書きやすさなども考慮し、漢字を選ぶようにしましょう。
海外でも通用するおしゃれな名前がいい？
最近では、将来お子さんに海外でグローバルに活躍する人物になってほしいという願いを込めて、海外でも通じる名前、外国の人にも呼びやすい名前を付けることも多くなっています。
外国の人にも通じやすい名前を付けるときのポイントは、
・2語の名前にする（例：えま、まい、あいなど）
・外国人の名前と同じ音の名前にする（例：えな、りさ、あん、にな、なおみなど）
・外国語の単語にある発音に近い名前にする（例：れい、もな、るな、まりんなど）
などです。
注意してほしいのは、外国語で悪い意味や隠語などの名前になっていないかどうか。必ず辞書などで確認するようにしましょう。
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和風で古風、しとやかな名前がいい？
ここ数年、和風で古風な名前が人気となっています。これらの名前には、「しとやかさ」「やまとなでしこ」「雅び」「日本人らしさ」などのイメージがあり、やわらかい音の響きをもつことが多いのが人気の理由のようです。
和風で古風な名前をつけるときによく使われる漢字には、
・美しさや上品さのある「美」や「雅」
・和を感じさせる「和」「都」「緒」「結」「京」「都」
・音に関する「琴」「響」「奏」
・万葉集や和歌をイメージさせる「彩」「葉」「詩」
・着物を連想させる「紬」「綾」「糸」
などがあります。
花にまつわる名前がいい？
女の子の名前では、花にまつわる名前も人気があります。その理由には2つあり、かわいらしさや可憐さ、美しいイメージがあるためと、みずみずしさやのびのびと成長するイメージがあるためでしょう。花に関連する名前に使われる人気の漢字は、「花」や「華」のほかに、「菜」「咲」「葉」「芽」「穂」などがあります。
「花」や「華」を使った名前には、「和花（わか）」、「百花（ももか）」「花音（かのん）」「風花（ふうか）」「咲花（えみか）」「一花（いちか）」「華（はな）」「花（はな）」などがあります。
植物名を使った名前には、「実桜（みお）」「葵（あおい）」「さくら」「柚羽（ゆずは）」「蘭（らん）」「菫（すみれ）」「柚乃（ゆの）」などがあります。
また、植物にまつわる漢字を使った名前は「咲茉（えま）」「咲良（さくら）」「芽生（めい）」「彩葉（いろは）」「凪咲（なぎさ）」「陽菜乃（ひなの）」などが人気です。
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センスがいいね、と褒められる名前の付け方
素敵な意味が込められていたり、響きからストーリーや情景が浮かぶような名前は「センスがいい！」と感じます。それを前提に、センスのいい名付けのコツをご紹介しましょう。
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名前の漢字の読み方がかっこいい
漢字にはさまざまな読み方があります。なかでも「そんな読み方があるの！」という珍しい読み方の漢字の名前は、センスのよさが光りますよ。ポイントは当て字ではない読み方の漢字を選ぶことです。
たとえば、「星（あかり）」「華（はる）」「綾（りょう）」「薫（かおり、ゆき）」「和（ひより、あい、とも、ちか、のどか）」「灯（あかり）」「茜（あかね、あか、せん）」「綸（りん、いと）」などがあります。
外国語で素敵な意味がある
外国語で素敵な意味をもつ単語を名前に使うのも、センスのよさが感じられます。また、響がいいのも外国語を使った名前の良いところです。外国語辞典をながめると、素敵な名前を思いつくかもしれませんよ。
名前に使えそうな外国語には次のようなものがあります。
英語：「メイ（5月）」「マリン（海の）」「アンナ（洗練された、上品な）」「リリィ（百合）」「レイ（光）」
ハワイ語：「ミリ（可愛がる）」「レイア（天使）」「アイナ（大地）」「ナオ（さざ波）」「マナ（奇跡）」
フランス語：「メル（海）」「アミ（友達）」「アンジュ（天使）」「エイミ（愛しい）」
イタリア語：「モナ（平和）」「セリア（真面目な）」
ラテン語：「キアラ（輝く、明るい）」
ヘブライ語：「サラ（女王）」
ドイツ語：「エリカ（花の名前）」「ニーナ（小さい女の子）」
スペイン語：「セリカ（天空の、神々しい）」
聞き慣れた単語の別名を使う
聞き慣れた単語の別名を名前に使うと、意味を知った時に「おしゃれで素敵！」と感じます。
たとえば、2024年の名付けランキングトップ100にも入った「六花」は、雪の異称。雪の降る日や冬生まれの女の子につけてあげたい名前です。また、月の光の意味がある「月華」、日光の美称である「日華」、美しく光るという意味の「光華」、花の咲いている野原を意味する「花野」、春や夏に生じる芽の「夏芽」などもあります。そのほか、「睦月」や「皐月」など、旧暦の1〜12月の異称を名前にするのもよいかもしれませんね。自然に関する単語が多いので、赤ちゃんが生まれた季節に応じてこれらの異称を使った名付けをするのもおすすめです。
女の子の名前は、赤ちゃんへのはじめての贈り物
この記事で紹介したランキングや名付けに役立つヒントを参考にして、女の子の赤ちゃんにぴったりの名前を付けてあげてくださいね。
※ HugKum の記事から「名づけ」に関する記事をピックアップしました。参考にしてみてください。記事はこちら。
男の子の名前ランキングはこちら
文・構成／HugKum編集部
