小さな世界を観察して、アクセサリーをデザイン!
だんだんと気温が高まり、夏本番が近づいてきました。今年は多くの学校で、勉強の遅れを取り戻すために夏休みが短縮に。自由研究や工作といった“作る”宿題を省いてしまう学校も多いようですね。
でも、子どもたちには机に向かう勉強ばかりではなく、自分で見て、考えて、手を動かしながら何かを作る楽しみも経験してほしい。そのきっかけに、キッテオッテが小さな虫たちの世界を観察してデザインした、てんとう虫アクセサリーを作ってみませんか?
デザインの先生は、てんとう虫
使用するのは、大人にはきっと懐かしい、プラバン。プラスチックの板に絵を描いて、オーブンやトースターで温めてオリジナルのアイテムを作る工作グッズです。
キッテオッテでは、黄色と黒のしましまのミツバチや、光沢のあるコガネムシなど、ふしぎな模様がたくさんの“虫たちの世界”から、アクセサリーのデザインを考えました。その中からデザインの先生に選んだのは、カラフルなボディに水玉模様でとってもオシャレな“てんとう虫”です。
ちなみに、てんとう虫は太陽に向かって飛ぶ習性から「幸運のシンボル」と言われています。アクセサリーにして身につけると、ラッキーな出来事が舞い込んでくるかも!?
ナナホシテントウだけじゃない! てんとう虫の世界
てんとう虫というと、赤色ボディ×黒い水玉のナナホシテントウを思い浮かべる方が多いと思いますが、それだけではありません!てんとう虫は日本だけでも180種類、世界にはなんと5千種類以上もいると言われています。
その中から特にオシャレな8種類を、アクセサリーのテンプレートにしました。気に入った模様を選んだら、さっそくてんとう虫アクセサリー作り、スタート!
てんとう虫アクセサリーの作り方
用意するもの
プラバン
ポスカor色えんぴつ
はさみ
アルミホイル
トースター
本などのおもし
ヘアゴム
ボタン足パーツ
プラスチック用ボンド
作り方
キッテオッテのサイトから「てんとう虫アクセサリー」の台紙をダウンロードできます。お家のプリンターやコンビニのネットプリントなどで出力してください。
↓ 詳しい作り方はこちらから
1)作りたいデザインのシートにプラバンを重ね、ポスカなどで色をつけていきます。水玉模様の場合、小さい丸の中から先に塗りましょう。
2)ひっくり返してカラダ全体の色を塗ったら、円にそってプラバンを切ります。
3)切ったプラバンをアルミホイルにのせ、トースターで1〜2分程度温めます。中温がおすすめです。
4)プラバンが小さくなったら、やけどに気をつけながら熱いうちに取り出して、本などのおもしでおさえます。
5)裏面にボンドでボタン足パーツをつけ、ヘアゴムを通したら完成!
パーツを変えて、いろんなアクセサリーにアレンジ!
安全ピンをつければブローチに、穴を空けてボールチェーンを通せば、キーホルダーに! 名前を書いておけば、オリジナルのネームプレートとしても使えます。
さらに、プラバンには白色タイプ、半透明や夜光タイプ、色えんぴつで塗れるものなどいろいろな種類があります。手触りや発色、厚みなども違うので、作りたいイメージに合わせて使い分けてみてくださいね。
てんとう虫のふしぎを調べてみよう!
生き物は、天敵から身を守るために周囲に溶け込む模様をしていることが多いのですが、てんとう虫は真逆。赤や黄色、水玉のカラダは、自然の中でとても目立ってしまいます。どうしてこんなに派手なのか…、その理由は、敵に「危険だよ!」と知らせるため。
てんとう虫は、天敵におそわれるなど身の危険を感じると、カラダから「苦〜い液」を出します。この液は本当においしくなくて、てんとう虫をくわえた鳥が吐き出してしまうほどなのだとか。てんとう虫は、目立つ色と模様で、天敵の動物たちに「危険な虫がここにいるよ!食べてもおいしくないよ!」と伝えているのです。
身近なてんとう虫も、調べてみるとふしぎがたくさん。キッテオッテのサイト内にあるミッションシートには、「てんとう虫の“てんとう”ってなに?」などの豆知識も紹介しています。てんとう虫ってふしぎだな、おもしろいな、と思ったら、世界にどんな模様のてんとう虫がいるのかなど、いろいろ調べてみてくださいね。
「10分でつくる、創造力」をコンセプトに、つくることが大好きなクリエイターではじめた子ども向けの工作×学びのサイト。「つくること」を「考えること」の入口として、科学や生き物、宇宙など、いろんなことに興味を持ち、考えたり、工夫したり、失敗したりなど、すべての根っこになる「創造する力」を磨くことをめざしています。
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