昔から日本人に馴染みの深い『おにぎり』。運動会や遠足など特別なときのお弁当や、ちょっと小腹が空いたときなど、活躍する場もたくさんありますね。
今回はHugKum読者に子どもが好きなおにぎりの具材についてアンケートで調査しました! 定番具材から、ちょっと変わったおすすめの具材、アレンジレシピまで、一気にご紹介します。
定番?変わり種?子どもに人気のおにぎりの具TOP10
HugKum編集部で行ったアンケートでは、まずお子さんが一番好きなおにぎりを聞いてみました。1位に選ばれたのは定番だけど欠かせないあの味! 10位から順にご紹介しましょう。
10位:明太子
大人も大好きな明太子が10位にランクイン。ちょっぴり辛いけれど、ご飯との相性もぴったりです♪
9位:チーズ
ご飯と「チーズ」の組み合わせも人気。プロセスチーズをカットしてご飯に混ぜたり、おかかと一緒に合わせたりとアレンジも豊富でお子さま受けも良いのだそう!
8位:ウインナー
ウインナーをおにぎりの中に入れているご家庭も多いよう。ご飯の中にゴロゴロと大好きなウインナーがたくさん詰まっていたら、子どもも大喜び!
7位:焼きたらこ
明太子に比べて辛味が少ないたらこも人気のようです。絶妙な塩辛さがご飯にもぴったり♪
「たらこが好きなので、お弁当にいれると喜びます」(40代・大阪府・子ども2人)
「おにぎりを作るときに、大体いつもたらこのおにぎりが食べたいと言って、美味しそうに食べています。」(30代・愛知県・子ども1人)
6位:エビマヨ
単体でも子どもに人気のエビマヨもおにぎりの具材として大活躍! マヨネーズのコクとエビのプリプリがたまらく美味しいですよね。
5位:おかか
昔から愛されている「おかか」が第5位にランクイン。鰹節のだしが効いていて、疲れているときでもパクパク食べられます。
「コンビニではないおかか昆布が好きなのでいつも手作りしてる」(40代・東京都・子ども3人)
「ばくばく食べてる」(20代・大阪府・子ども2人)
4位:梅
子どもたちから意外に人気だったのが『梅干し』でした。すっぱい梅は敬遠されがちかと思いきや、4位にランクイン! さっぱりとしていて食べやすいというのも人気の理由なのだそう。
「味がさっぱりしているので好んでいるようです。おにぎりの梅の部分を最後まで残しています。」(40代・千葉県・子ども1人)
「梅干しが大好きなので、梅干しのおにぎりが一番好きです。白いご飯よりおにぎりにした方が喜んで食べます」(40代・神奈川県・子ども1人)
3位:昆布
いよいよベスト3の発表! 第3位は、昆布がランクインしました。甘く味付けされた昆布や塩昆布…と使う昆布によっても味わいが変わるので、いろいろなアレンジが楽しめます。
「おいしそうに残さず食べる」(40代・神奈川県・子ども1人)
「食べやすい具材の一つで、程よい塩辛さがお気に入り」(30代・大阪府・子ども1人)
2位:ツナマヨ
第2位は、大人も子どもも大好きなツナマヨ。旨味が詰まったツナとコクのあるマヨネーズは相性ぴったり♪ 時間が経って冷めてしまったご飯でも美味しくいただけるので、さまざまなシーンで活躍します。
「マヨネーズの酸味とツナのコラボが美味しいらしい」(50代・大阪府・子ども2人)
「おにぎり作るとなるといつもツナマヨ作ってとリクエストがある」(30代・東京都・子ども3人)
1位:鮭
そして、第一位にランクインしたのは、鮭でした! 魚の中でも食べやすいと子どもたちから人気の鮭はおにぎりの具材としても優秀です。適度な塩気と魚の旨味が炊きたてのご飯にぴったり♪ マヨネーズやごまなどと和えると味わいも変わり、アレンジが効くのも魅力です。
「お魚の中で、鮭が1番好き。白米も好きなので美味しそうに食べる」(30代・千葉県・子ども1人)
「サカナ好きで塩さけか、鮭フレーク何大好きで、ご飯に混ぜておにぎりにすると、笑顔で食べてくれる」(50代・愛知県・子ども1人)
定番が根強い人気に…!アンケート結果まとめ
Q.お子様が一番好きなおにぎりの具はどれですか?
皆さんの回答を見てみると、やはり、圧倒的に昔から愛されている定番の具材が根強く人気だということがわかりました。鮭はさけフレーク、ツナはツナ缶などを使えば手軽に作れるので、ママたちも作る頻度が高いことも影響しているのかもしれませんね。
バリエ広がる!おすすめの変わり種具材
運動会や遠足など、お弁当で作る機会の多いおにぎりですが、いつも同じ味では飽きてしまうことも。ここからは、ママたちから聞いたおすすめの変わり種具材をご紹介しましょう!
唐揚げ
おにぎりと一緒におかずとして登場しそうな唐揚げですが、おにぎりの中に入れてしまうという声も! これなら習いごと前や朝ごはんなど、パパッと食事を済ませなくてはならないときにも腹持ちがよく、使えそうです。
塩昆布×クリームチーズ
塩昆布の塩気とクリームチーズはおつまみとしても相性抜群ですが、おにぎりに和えても美味しいんです! 塩昆布の旨味にクリームチーズのコクが合わさって、やみつきになるという声も。
コンビーフ
同じくお酒のおつまみとしても、ちょっとした料理のアクセントとしても使えるコンビーフもおにぎりに合うのだとか。こちらもツナやチーズなどと掛け合わせるとさらに美味しいのだそうです。
たくあん
ご飯のお供としても美味しいたくあんも刻んでおにぎりに和えると子どももパクパク食べられます。さっぱりとした味わいなので、揚げ物のおかずとも相性ぴったり。
たれ味の焼き鳥
なんと焼き鳥をおにぎりに入れるという声も! こちらもご飯とおかずをいっぺんに食べられて、急いでいるときにも使えますね。甘いタレが子ども受けも良さそうです。
ミートボール
子どもが大好きなミートボールもおにぎりの具材になっちゃいます! こちらも甘いタレがマッチしてご飯が進みそうですね。
味噌
おにぎりに味噌を塗った味噌おにぎりがとっても美味しい!という声も。簡単にできるうえ、海苔と合わせたり、オーブントースターでこんがり焼いて食べたりと、お好みで色々楽しめるのもポイントなのだとか。
鶏そぼろ・そぼろ卵
鶏ひき肉をそぼろにしてご飯と和えたおにぎりも子どもから好評です。さらに卵焼きを和えたらよりマイルドで優しい味わいになります。
枝豆
ちょっと塩気のある枝豆を混ぜたおにぎりも子ども受けが良いのだそう! おにぎりの見た目も華やかになるので、お弁当に色を入れたいときなどにも使えそうです。
味噌納豆
納豆好きの子どもなら味噌納豆おにぎりもおすすめ! ベタベタしてしまうので、しっかりご飯の中に包んであげると安心ですね。
揚げ玉麺つゆおにぎり
一時期やみつきになってしまうことから「悪魔のおにぎり」と話題になった揚げ玉を入れたおにぎりも人気でした。天かすの程よいこってり感がめんつゆとご飯にぴったり! 青のりを一緒に入れるという声も多かったです。
HugKumおすすめ おにぎりレシピ
おすすめの具材をたくさん知れたところで、HugKum編集部おすすめのおにぎりレシピをいくつかご紹介します。
パンダおにぎり
子供が喜ぶおにぎりは、海苔とチーズとウィンナーを用意するだけ。おにぎりアレンジはお弁当モチーフの定番。お絵かき感覚でかわいくパーツを飾って!
◆材料
(1個分)
ご飯 100g
塩 少々
焼きのり 適量
【A】
焼きのり、ケチャップ、スライスチーズ 各適量
極細パスタ、ゆでウインナー 各適量
◆作り方
【A】ご飯で円盤型のおにぎり1個、小さいボール型のおにぎり2個を作り、塩をふる。小さいおにぎりはそれぞれのりを全体に貼り付け、ラップで包んでなじませておく。
【2】【A】で顔を作り、飾り切りしたウインナーを頭にパスタでとめる。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家。味はもちろん、見た目の美しさも重要視したオリジナル料理が人気。持ち前の美的センスと器用さを活かしたモチーフ料理に定評があり、書籍も多数。一男一女の母で、長女・陽ららちゃんは本特集のモデル。
『めばえ』2016年6月号
ひよこおにぎり
愛らしいキャラクターがずらりと並んで、子どもたちも大興奮♪
◆材料
(3個分)
ご飯 1/2合分
トマトケチャップ 大さじ1
卵 1個
砂糖 小さじ1
サラダ油、のり 各適量
赤ウインナーの端 5㎜×3個
◆作り方
【1】ご飯に大さじ1のケチャップを混ぜ3等分にして丸くにぎる。
【2】卵に砂糖を加えてよく溶き、フライパンにサラダ油を熱して薄焼き卵を3枚作る。
【3】ラップに【2】を敷き、【1】をのせて包む。のりで目を作り、ウインナーをくちばしにして、頬にケチャップ(分量外)をのせる。
教えてくれたのは
尾田衣子さんさん
料理家。ル・コルドンブルー東京校で料理ディプログラムを取得。オリーブオイルソムリエ、健康管理士一般指導員、食育インストラクターPrimary などの資格を持つ。料理教室「Assiette de Kinu」主宰。
『めばえ』2019年11月号
焼き肉おにぎり
これ一つでボリューム満点!甘辛く照り焼きにしたテッパンのおいしさは、日常の食卓や、お弁当など、いつでも喜ばれる一品です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
豚薄切り肉 12枚
ご飯茶碗 3杯
【A】
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ3
水 大さじ4
砂糖 小さじ3
にんじん 1/3本
きゅうり 1/2本
大根 3cm
【B】
すし酢 大さじ3
砂糖 大さじ1
サラダ油 大さじ1
◆作り方
【1】にんじん、きゅうり、大根は1cmの角切りにし、混ぜ合わせた【B】に20~30分浸ける。
【2】ご飯を12等分して俵型に握り、それぞれ豚薄切り肉で巻く。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【2】を焼き、【A】を加え、煮詰めながら汁をからめる。
【4】器に【3】と汁けをきった【1】を盛る。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
「ル・コルドン・ブルー」 やイタリアにて料理を学び、料理研究家に。現在、「料理教 室Assiette de KI NU」を主宰。男の子のママ。
『ベビーブック』2015年2月号
にんじん&しらす|炊いたご飯に混ぜるだけ!混ぜご飯のおにぎり
カルシウムとβ-カロチンがギュッ!ニンジンのオレンジがとっても鮮やか。甘みもあり、しらすの塩気と引き立て合いおいしいおにぎり。
◆材料
(3個分)
にんじん 25g
しらす 30g
ご飯 90~100g
◆作り方
【1】にんじんはすりおろし、耐熱容器に入れてラップをふんわりかけ、電子レンジ(600Wの場合)で40秒加熱する。
【2】ご飯に【1】としらすを混ぜ、3等分して握る。
教えてくれたのは
関岡弘美さん
料理研究家。出版社で料理雑誌の編集に携わった後、渡仏。ル・コルドン・ブルーパリ本校にてグラン・ディプロムを取得。2008年に帰国後は、雑誌やテレビ、広告、イベントなどで活躍。おもてなし料理とワインの教室も主宰。
『めばえ』2017年11月号
バリエーションは無限大!色々なおにぎりを作って子どもと一緒に楽しもう!
大人も子どもも大好きなおにぎりにも本当にバリエーションがたくさんあることがわかりましたね! 新しい具材を入れてみることで、子どもの大好きなおにぎりの具材が変わるということも…⁉️
また、おにぎりなら簡単に作れるので、お手伝いの第一歩として親子で一緒に作ってみるのもおすすめです。
ぜひ親子で試してみてくださいね!
文・構成/HugKum編集部