保育園や幼稚園、小学校でも使用する体操着。園や学校では、体操着を入れる袋が必要になってきます。初めてのパパママにとって、どんな袋を準備すればいいのか悩みますよね。
そこで今回は、裁縫に不慣れな方でも安心して作れる体操着袋の作り方を動画とともにご紹介します。また、体操着袋の作り方の基本がわかる本や、簡単に作れる手作りキットもチェックしてみました。裁縫がちょっぴり苦手という方でも簡単にできるので、ぜひ体操着袋づくりにチャレンジしてみてください。
体操着袋ってどんなもの?
入園、入学で必ず必要になる体操着袋。市販のものはクラスメイトと似たような形やデザインですが、手作りすれば世界にひとつだけのオリジナル体操着袋ができるので、誰かのものと間違えることもありません。作り方も簡単で、ミシンはもちろん、手縫いでもできるので、気軽にチャレンジすることができます。
ここからは手作り体操着袋の特徴を紹介していきましょう。
特徴①パーツが少ない
体操着袋は少ない材料で作ることができます。基本的には布と紐だけ。あとはアレンジでワッペンなどをつけてあげると、かわいく仕上げることができます。
特徴②工程がシンプル
次に、体操着袋の特徴としては、作る工程がとてもシンプルなことが挙げられます。いちばん簡単にできるきんちゃく型の工程は、
1. 採寸して布をカットする
2. ほつれ防止のジグザグ縫いをする
3. 2枚の布を縫い合わせる
4. 紐が通る部分を作る
5. 紐を通す
の5工程で完成させることができます。
特徴③仕上がりが丈夫で使いやすい
多少乱暴に扱ってもくたびれない、丈夫な体操着袋を作ってあげたいですよね。体操着袋に裏地を付けると2枚仕立てになるので、その分丈夫になります。また、2枚仕立てにすることにより縫い目部分も隠れるので、ほつれも防いでくれます。
特徴④アレンジが自在
手作りの最大のメリットは、子どものリクエストどおりに作れるというところではないでしょうか。低学年のころはかわいいナップザックタイプの体操着袋が人気ですが、高学年になってくると、おしゃれなデザインにしたくなるでしょう。
子どもの年齢が上がってくると、当然好みも変わってきますし、入れるもののサイズも大きくなってきますので、素材や色柄、サイズなど合わせて作ることができる手作りの体操着袋が選ばれてるようです。
簡単!裏地&持ち手付き体操着袋の作り方
持ち手つき巾着袋(内生地あり)の作り方を説明していきます。今回はhiro hiroさんの動画を参考にしました。内側に生地が付いているため丈夫な上に、持ち手が付いているので机のフックなどに引っ掛けられます。とても簡単なのでぜひ挑戦してみてください。
材料
・32cm×42cm 表生地2枚
・内生地2枚
・アクリルテープ(24㎝ 2本)
・巾着のひも
作り方
1. 表生地2枚の上部に両側から10㎝内側のところでUの字にアクリルテープを仮結
いする。
2. アクリルテープを付けた側を裏表で合わせて、上から4㎝のところに印をつける。
3. 内生地も同じように2枚裏表で合わせて、上から4㎝のところに印をつける。
4. 表生地、内生地ともに印を付けたところまで、外周を縫い合わせる。
5. 印より上の縫ってない部分を外側に織り込んで、縫い合わせていく。
6. 内生地をひっくり返して、表生地の中にいれていく。
7. 表生地と内生地を合わせて、上側を縫っていく。
8. 表生地をひっくり返して、内生地を中に入れていく。
9. 上側と2.5㎝下に2本ステッチをかけていく。
10. 9の間に2本紐を通して完成。
教えてくれたのは…
hiro hiroさん
作りたい物を気ままに制作。気軽にソーイングライフを楽しめるように、100均材料や身近な材料を使っている。
YouTube「hiro hiro」
twitter「hiro hiro」
基本からわかる!体操着袋の作り方の本のおすすめ
体操袋の作り方が載ったおすすめの本を紹介していきます。裁縫の基本はもちろん、体操着袋以外にも通園通学に必要なアイテムが豊富に掲載されていますので、1冊持っておくといいですよ。
「新版 通園・通学グッズの超きほん」
入園入学に必要な手作りアイテムの縫い方を丁寧に教えてくれます。紙に写す必要のない、実物大の型紙が付いている便利な1冊です。
「新装版 かんたんかわいい通園通学グッズ」
裁縫が初めての方でも安心して作れる、裁縫の基礎や写真で掲載された一冊。手さげバッグからシューズケース、ランチセットなど通園通学に必要なアイテムが87点と豊富に掲載されています。
「ママの手づくりうれしいな♪通園通学バッグ&グッズ」
「手さげバック」「上履きいれ」「体操着袋」通園通学の定番3点セットが詳しく掲載。裏生地なしの簡単な1枚仕上げから裏生地付き、ポケット付きなどバリエーションが豊富なので、使い方や好みに合わせて作ることができます。
初心者におすすめ!便利な手作りキット
「手作りはやっぱり不安」という方は、すべてが揃った手作りキットから始めていきましょう。作り方の説明書から材料までが入ったセットなので、これさえあれば安心です。いくつか紹介していきますので、参考にしてみてください。
「入園・入学グッズ 体操着袋・コップ袋が作れる 手作りキット」
33㎝×29㎝サイズの体操着ふくろが作れます。さらに体操着袋だけでなく、コップ袋も作れるレシピ、生地、材料すべて入ったセットです。
「体操服袋お弁当袋コップ袋集金袋が作れる手作りキット」
手作りの体操着袋が簡単にできるキットです。体操着袋以外にも、お弁当ふくろ、コップふくろ、募金ふくろもお揃いの柄でできる材料が入っています。体操着袋は、33㎝×30㎝サイズが作れます。
「入園入学6点セット手づくりキット」
入園入学に必要なアイテム6点が1セットで作れる手作りキットです。ハンドメイド初心者でもわかりやすいように、制作動画が見られるQRコードも付いたセットです。
手作りの体操着袋にチャレンジしてみましょう
体操着袋の作り方を紹介しました。体操着袋づくりは、材料も工程もシンプルで、裁縫初心者の方もチャレンジしやすいでしょう。入園入学を期に、裁縫にチャレンジしてみませんか。
文・構成/HugKum編集部