上履き入れは、保育園や幼稚園、学校に通う学生にとって必要なアイテムのひとつです。今回は、上履き入れの特徴やおすすめの素材、簡単に作れる巾着型上履き入れの作り方を動画でご紹介します。
また、上履き入れの作り方の基本がわかるおすすめの本や、初心者でも簡単に作れる上履き入れの手作りキットをセレクトしてみました。
目次
上履き入れってどんなもの?
上履き入れは、保育園や幼稚園、学校で使う上靴を入れるための袋のこと。上履き入れと同時に、体育館シューズ入れも必要になる場合が多いでしょう。
上履き入れは、子どもの入園や入学前に準備をしておく必要があります。ミシンはもちろん、手縫いでも簡単に作れるので、園や学校の規則内で子どもの好きなデザインにしてあげると、喜ばれること間違いなし。
また、幼稚園、小学校低学年、高学年、中学生で靴のサイズが変わるので、子どもの成長に合わせて上履き入れを作ってあげましょう。ここからは、上履き入れの特徴を紹介していきます。
特徴①パーツが少ない
上履き入れは少ないパーツで作ることができます。一般的な市販の上履き入れには、袋の閉じ口と持ち手の間にD型のパーツ(Dカン)が使われていますが、D型のパーツは100均でも販売されています。また、使えなくなった上履き入れのパーツを捨てずに再利用することもできるので、費用を押さえて作ることも可能です。
特徴②工程がシンプル
上履きを入れるにはマチが必要ですが、難しい技術は必要なく工程がシンプル。表地を2枚縫い合わせ、裏地に持ち手とループを縫い付けたら表地と裏地を縫い合わせて完成。ミシンはもちろん、手縫いでも作れるので、裁縫が初めての方でも簡単に手作りすることが可能です。
特徴③仕上がりが丈夫で使いやすい
上履き入れは、丈夫で使いやすいことがポイントです。厚めのキルティング生地を使えば、コロッとした見た目がかわいく、長持ちする上履き入れに仕上がります。
特徴④アレンジが自在
上履き入れは常に使うものなので、子どもが気に入ってくれることが重要です。上履き入れを手作りすると、素材、色柄、切り替えなどがお好みで選べるので、アレンジが自在です。また、裏地やラミネート、マチのありなしなども選べます。
上履き入れにおすすめの素材
上履き入れを手作りする場合、素材はどんなものがおすすめでしょうか。
ナイロン・ポリエステル
上履き入れは持ち運んで使うので、汚れにくく濡れにくいことが重要です。汚れに強い素材としては、ナイロン・ポリエステルがおすすめです。さらに、撥水加工された素材なら、雨の登園・通学で濡れてしまっても安心して持ち運ぶことができます。
キルティング
キルティング生地の特徴は、厚手で丈夫という点です。また、子ども向けのかわいいプリントが施されたものもたくさん販売されているので、上履き入れに使いやすい素材と言えるでしょう。
デニム
丈夫な上履き入れには、手持ちのデニムをリメイクすることもおすすめです。丈夫で汚れが目立たないうえ、デニムのステッチを活かしたデザインにするなど、履かなくなったデニムをおしゃれな上履き入れに変身させることができます。
簡単!巾着型上履き入れの作り方
靴が落ちにくく、簡単に作れる巾着型上履き入れの作り方を紹介します。今回は、Alohasweetさんの動画を参考にしました。
材料
・キルティング生地
・底布(帆布など)
・ミシン糸
・テープ紐(25mm)34cm×1本
・袋に通す紐 70cm×2本
・ループエンド×2個
作り方
1. キルティング生地を裁断する。(柄の向きを確認し、生地のタイプに合わせて裁断します)
2. 底布を裁断する。
3. キルティング生地、底布の端にジグザグミシンをかける。
4. 柄が対称になるように、表地を中表で縫いつなげる。
5. アイロンを使い、底布の縫い代を折っておく。
6. 底布の中心を、本体の中心に合わせ、待ち針で止め縫い付けていく。
7. 34cmにカットしたテープ紐を用意し、持ち手の部分をつける。
8. あきどまりの線を付け、両サイドの端から1cmのところをあきどまりの線まで縫う。
9. アイロンを使い、マチをとる。
10. あきどまりまでをアイロンで押さえながら2cm折ったあと、さらにもう2cmアイロンで押さえる。反対側も同様に行う。
11. 袋口を縫い付ける。
12. 生地を裏返した本体に70cmにカットした紐2本を通して完成。
教えてくれたのは…
Alohasweetさん
ハンドメイドが趣味で、色んなアイテムを作っている。入園・入学や新学期の準備などで、巾着やバッグなどを手作りする方の参考にも。丁寧にできるだけシンプルに説明できるように心がけ、きれいに仕上げるためのちょっとしたコツなども盛り込んでいる。
YouTube「Alohasweetチャンネル」
基本からわかる!上履き入れの作り方が載っている本のおすすめ
上履き入れの作り方が基本からわかるおすすめの本を紹介します。上履き入れのほかにも、レッスンバッグなどの作り方も載っていますので、1冊持っておくと便利です。
「手作りの通園&通学グッズ」
上履き入れ、手さげバッグ、お着替え袋の通園・通学に必要な3点セットが作れる手芸本です。ミシンや手縫いをしないボンドで作れるお弁当セットなども写真付きで詳しく解説。初めてのパパとママでもきちんと作れます。
「通園通学グッズ大集合! 」
上履き入れを始め、通園・通学に使えるアイテムがバリエーション豊富に計145点載った手芸本です。作る手順に合わせてプロセスが写真で解説されているので、初めて裁縫に挑戦する人でも安心。一冊あれば卒園・卒業まで使えます。
「はじめての手づくり 新幹線 通園・通学グッズ」
電車大好きな子どもが喜ぶ新幹線 通園・通学グッズの手芸本です。E5系はやぶさデザインのお弁当袋・巾着袋・マスコットが作れるキット付き。レッスンバッグやナップザックも作り方も掲載されています。
初心者におすすめ!便利な上履き入れ手作りキット
便利な上履き入れ手作りキットを紹介します。初心者でも、必要なものが全部そろっているので、すぐに・簡単に作れます。
「リボン&ちょうちょ 赤 【シューズバッグ】手作りキット」
生地やパーツが全てカットされた、上履き入れの手作りキットです。女の子に人気のリボン&ちょうちょ柄のキルティング生地と、赤いテープ紐がセットになっています。見やすいカラーのマニュアル付きで、手芸用語がわからない人でも簡単に作ることができます。
「レインボーぞうさん【シューズバッグ】」
レインボー色のぞうさんが書かれた生地と、持ち手用アクリルテープ、Dカン、マニュアルがセットになった手作りキットです。パーツと裏地は8色から選べます。本体部分は丈夫な中厚手なので、長く使えます。
「初心者ママのためのシューズケースキット」
男の子に人気の4種類の電車柄・路線図柄から選べる上履き入れ手作りキットです。付属のレシピ通りに縫えば、初めて裁縫をする人でも簡単に作ることができます。底布は柄に合わせた切り替えで頑丈なだけでなく、見た目にもこだわったセットです。
初心者でもぜひトライしてみて
上履き入れの特徴や上履き入れにおすすめの素材、巾着型上履き入れの作り方を解説しました。初心者でも簡単に作ることができる、便利な手作りキットや本もあるので、手軽に手作りにチャレンジしてみませんか。
文・構成/HugKum編集部