離乳食のもずくはいつから?生でもOK?冷凍保存やおすすめレシピも!

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。「もずく」と言えば、私は沖縄を思い出すのですが皆さんはいかがですか?主に暖かい地域の海に分布する、細長い糸状の海藻です。わかめやひじきなど、定番の海藻に加えてもずくも離乳食に取り入れていきたいものですね。今回は、もずくの離乳食への取 り入れ方やレシピを紹介します。

離乳食のもずくはいつから? 生でも大丈夫?

離乳食にもずくを取り入れ始めるのは、離乳食後期(9~11カ月)頃からが目安です。大人はパックから出して、そのまま食べられるもずくですが、離乳食に使う時は必ず加熱します。また、もずくは、ぬめりがあり細長く、コリコリしているので、赤ちゃんには噛み切りにくい食材です。まずは細かく切ってから使うようにしましょう。

もずくの栄養素は?鉄分はある?髪の毛にもいいの?

もずくには、豊富なミネラルがふくまれています。鉄分も含まれていますが、わかめやめかぶよりも含有量は少なめです。また、髪や肌を美しく保つと言われていますので、ママにとっても嬉しい食材ですね。

市販のもずく酢は使える?

市販のもずく酢は、大人用に味付けされたものなので赤ちゃんはNGです。赤ちゃんにもずくを使う時は、味付けされていない、生もずくを選びましょう

生もずくの下ごしらえ方法

では、離乳食に使うときの生もずくの下ごしらえ方法をご紹介します。

サッと洗う

使う分量のもずくをザルに入れ、水をかけサッと洗います

切る

赤ちゃんの月齢、発達に合わせて、もずくを細かく切ります

湯がく(煮る)

お湯やだし、他の食材と一緒に湯がき(煮)ます。塩のついているもずくは、だしに入れる前に湯がいて塩抜きしましょう。

与えるときの量・注意点

離乳食の時期別の量や気をつけるべき点をお伝えします。

初期(生後5~6ヶ月頃)

離乳食初期は、まだ食べることができません

 中期(生後7〜8ヶ月頃)

離乳食中期は、まだ食べることができません

後期(生後9〜11ヶ月頃)

量は、5~10g程度を目安に与えます。離乳食後期の食材の大きさは5㎜程度が基本ですが、最初はみじん切りにして、赤ちゃんの食べ具合を見ながら大きさを変えていきましょう。

完了期(1~1歳6ヶ月)

量は、10~15g程度を目安に与えます。離乳食完了期の食材の大きさは1㎝程度が基本ですが、最初は5㎜程度に細かく切って、赤ちゃんの食べ具合を見ながら大きさを変えていきましょう。

もずくの保存方法

生のもずくの1袋の量は、なかなか多くて、パパやママが食べたとしても1食ではなくならないくらいですね。そんな時は冷蔵・冷凍保存が便利です。

冷蔵保存のしかた

その日、使用するもずくは、清潔な箸やスプーンなどでパックから取り出します。残ったパック入りのもずくは、冷蔵庫に入れ保存しましょう。賞味期限に関わらず、パックを開封してから、2日で使い切るようにしましょう。

冷凍保存のしかた

清潔な密封容器の中に、もずくを1食分入れて保存します。解凍するときは、冷蔵庫に移して解凍するか、熱湯の中に入れて加熱しましょう。冷凍したもずくは、1週間以内に使い切りましょう。

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時期別の離乳食のおすすめレシピ

もずくを使った、離乳食の時期別おすすめレシピをご紹介します!

離乳食後期以降 鶏ひき肉となすのもずくスープ

*写真は離乳食完了期の大きさです

材料

鶏ひき肉 15g

なす 20g

もずく 5g

しいたけ 3g

かつお昆布だし 150ml

しょう油 少し

作り方

1.なすは皮をむいて細かく切り(5㎜〜1㎝)、もずくはサッと洗ってみじん切り(5㎜)、しいたけはみじん切り(5㎜)。

2.かつお昆布だしに材料をすべて入れて煮る

3.しょう油を加えて風味を付ける

離乳食後期以降 納豆のもずく和え

*写真は離乳食後期の大きさです

材料

納豆 15~20g

もずく 5~10g

しょう油 少し

作り方

1.納豆は5㎜に切る。もずくはサッと洗ってみじん切り(5㎜)。

2.小鍋に湯を沸かし、1を入れて湯がく。

3.ザルにあげて、器に入れ、しょう油で風味を付ける

*このメニューをそのままおかゆ(ご飯)に乗せると、納豆もずく丼になります

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離乳食後期以降 だし豆腐のもずくあんかけ

*写真は離乳食完了期の大きさです

材料

木綿豆腐 20~30g

もずく 10~15g

三度豆 3g

かつお昆布だし 100ml

しょう油 少し

作り方

1.もずくはサッと洗ってみじん切り(5㎜)、三度豆は薄い輪切り。

2.かつお昆布だしで、木綿豆腐を煮て取り出す。

3.2にもずくと三度豆を入れて煮る。

4.しょう油を加えて風味を付ける。

5.2に4をかける。

大人がもずくを食べる時、一緒に離乳食メニューに取り入れてみてくださいね!

 

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

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