3歳を過ぎても「抱っこ~」はおかしい?抱っこをせがむ理由と卒業までの考え方

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3歳にもなれば体重は10㎏以上。「ママ、抱っこ~!」と外出先でせがまれても長時間抱っこして歩くのはママパパにとっては辛くなってくる時期でもあります。3歳を過ぎても抱っこばかりで歩いてくれない、もう重くて抱っこの限界が近づいてきている、いつまで抱っこの時期が続くの…?などど悩んでいるママパパも少なくないようです。

今回は、子供が抱っこをせがむ理由と対応で気を付けるポイントについてまとめてみました。3歳を過ぎても抱っこをせがむのはおかしいことなのでしょうか。

3歳を過ぎても抱っこをせがむ子はどれくらい?

まずは、3歳を過ぎても抱っこをせがむ子供はどれくらいいるのかみていきましょう。2~5歳のお子さんをもつママパパにお子さんが3歳を過ぎても抱っこをせがんでいたかどうか伺ってみました。

Q.3歳を過ぎても抱っこをせがむことはありますか?

今回のアンケート結果によると、3歳を過ぎても「抱っこをせがんでいた」との回答は半数以上を占めました。さらに、「時々抱っこをせがんでいた」ケースは31%となり、「ない」との回答は、わずか14%という結果に。ほとんどの子供が3歳を過ぎてもママパパに抱っこをお願いしていることがわかりました。

ママパパの本音・体験談

3歳児の抱っこについて、先輩ママパパに体験談を伺いました。甘えたい時には甘えさせてあげられるよう、重くてもなるべく抱っこしてあげていたとの回答が目立ちました。下の兄弟姉妹がいる場合や手が離せない時、忙しくて抱っこがしてあげられなかった時は葛藤を感じていたというママパパも多いようです。

「抱っこをせがむのは甘えたい、寂しい時だと思うので、抱っこ出来る期間も後少しですし、出来る限りしてあげようと思います。」(40代・兵庫県・子ども1人)
「重くてすぐ疲れておろしてしまうけれど、うまく甘えられているのでいいのではないかと思う。 まだ3歳、小さいのに抱っこしてほしいのに我慢させる必要も理由もない。抱っこしてほしい時は抱っこしてあげればいいと思う。」(30代・北海道・子ども2人)
「せがまれて断っていると、大声で泣きだし一度泣き出すとなかなか泣き止まないので困ったことが多かった。」(40代・東京都・子ども2人)
「下の子がいるので、我慢させることが多く、泣いて訴えてくるのに対応の仕方がわからない」(40代・北海道・子ども2人)
「私(母)というより旦那さんにせがんでいます。 抱っこしてもらえる相手を選んでいるなー、という感じです。 遊んでほしい、かまってほしい時に抱っこしてと言っていることが多い気がします。」(30代・愛知県・子ども1人)
「妊娠中や時間がない時はどうしてもまた今度ねと反らしてしまうので、可哀想なことをしてしまってるなと毎回後悔している。 (20代・長崎県・子ども2人)
「いつまで抱っこできるか分からないので自分は嬉しかった。」(30代・千葉県・子ども3人)
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子どもが抱っこをせがむ理由

では、なぜ子供はママパパに抱っこをしてほしいのでしょうか。子供の心理を探っていきましょう。

安心感を求めている

寂しかったり不安な時、愛情を感じたい時に子供はママパパに抱っこを求める傾向があるといわれています。子供が甘えたい時にはたっぷり甘えさせてあげることで、親子の絆が深まるともいわれており、抱っこは乳幼児期に必要不可欠な親子のスキンシップの一部。無理して抱っこを卒業させる必要はなく、むしろ自然に子供は抱っこと言わなくなることが多いようです。ママパパがそれぞれのお子さんにあった時期を見極められるよう、どんな時に抱っこを求めてくるのか子供の行動を日々観察してみるのもいいでしょう。

体もまだ発達段階

しっかり歩けるようになり、毎日走り回って遊ぶことも多くなる3歳ですが、まだ体は発達段階で子供によって体力の差もさまざま。2歳の頃に比べるとお昼寝時間は短くなり、活発的に行動する時間が徐々に増える時期でもあります。しかし、遊んでいるときは疲れていることを忘れるほど夢中になっている子供も多く、お家に帰る時間になると一気に疲れを感じ、抱っこをせがむこともよくあることのようです。疲れる前にお家に帰るようにするなど、それぞれのお子さんの体力に合ったスケジュール管理をしておくとママパパも安心ですね。

赤ちゃん返りの可能性も

下の子が産まれてからやたら上の子が甘えてきたり、抱っこをせがむようになる「赤ちゃん返り」の行動は、特に兄弟姉妹がいる家庭ではよくみられることです。ママパパも下の子により手がかかるようになり、今までママパパの愛情を独り占めしていた上の子がやきもちを焼くのは当たり前。子供が発するヒントを見逃さず、下の子が寝ている時は、上のお子さんとめいいっぱいスキンシップをとってあげるなどして、上の子としっかり向き合う時間を作ってみるのもいいでしょう。

3歳児に抱っこを要求されたときの対応方法

3歳児に抱っこをせがまれたときどのように対応していいかわからいないというママパパの声もちらほら。もうそろそろ抱っこを卒業する時期かなと感じた時にママパパはどのように対応すべきなのでしょうか。

突然の抱っこ禁止とならないように

一方的に、抱っこができないと子供を突き放してしまうことは避けたいもの。突然抱っこをしてくれなくなると、子供は動揺してしまうことも。それは、子供にとってママパパの抱っこは、1番心地よく安心できる場所だからです。不安になったり寂しかったりするとママパパが守ってくれるという親子の信頼形成においても抱っこは重要な役割を果たします。抱っこ卒業する時期になっても、いつでも子供が安心できる場所があるということを伝えることも大切ですね。

家での抱っこを増やしてみて

意外と子供は親の言ったことを想像以上に理解してると感じる瞬間が増えてくる3歳の時期。そろそろ卒業の時期かなとママパパが感じ始めたら、まずは外での抱っこを減らしてみるのもいいでしょう。「お家に帰ったら抱っこしてあげるね。」などと言って、子供と向き合って話してみるのもおすすめです。

子供の気をそらしてみるのも効果的

外出時に抱っこをせがまれても荷物で手はいっぱい!抱っこなんて不可能な状況でも、子供は駄々をこねて道路にうずくまってしまうこともよくありますよね。そんな時は、お気に入りの歌を一緒に歌ってみたり、歩きながらできるちょっとしたゲームを一緒にすることで子供は抱っこをしてほしかったことを忘れて、元気を取り戻すことも。子供がご機嫌だとお出かけもスムーズになりますね。

子どもの抱っこ卒業のために

子供が抱っこ卒業をできるためにはどのような工夫をしいたらいいのでしょうか。卒業に向けた心構えと注意点をみていきましょう。

自然に卒業できると考えて

子供の抱っこ卒業にママパパの焦りは禁物。多くの先輩ママパパが子供の抱っこは時期が来たら自然になくなっていったと答えています。子供が「抱っこ~」と言ってくれる時期は今だけでもあり、子供が大きくなるにつれてママパパは寂しく感じることも。今の貴重な幼少期の時期を親子でたっぷり楽しみましょう。

違う方法のスキンシップを増やしてみて

膝に子供をのせて絵本を読んであげる、手を握って一緒にお絵描きをする、ふだんからギュッとしてあげるなど、抱っこ以外のちょっとしたスキンシップを増やしてみるのもひとつの方法です。抱っこ卒業後も抱っこではない方法で親子のスキンシップを育むことを忘れないように心がけたいですね。

先輩ママパパのアドバイス

子供の抱っこ卒業を経験した先輩ママパパにアドバイスをもらいました。抱っこ卒業も子供の成長ステップのひとつであり、周りと比べることなく焦る必要はないようですね。

「体重増加で自然と抱っこが出来なくなり、それを子供が理解してくれます」(40代・千葉県・子ども2人)
「抱っこしてほしい時に抱っこしていれば、自然に抱っこと言わなくなります。」(30代・北海道・子ども2人)
「スーパーなどでしつこく抱っこをせがむ時は物でつることも多々あります。」(40代・鳥取県・子ども2人)
「周りのみんなが歩いている様子を見て、自然と歩けるようになった。家ではたくさんハグをして、心の安定をはかっている。」(30代・埼玉県・子ども2人)
「歌を歌ったり地面の模様で遊んだり(白い線を践んだら負けとか)して歩くのを楽しめるようにした」(30代・大阪府・子ども2人)

3歳の抱っこのお助けアイテム

外出先で抱っこをせがまれた時や寝てしまった時は抱っこ紐が大活躍。3歳でも使える抱っこお助けアイテムを集めてみました。

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ADAPT クールエア ブラック – エルゴベビー

新生児期から長く使える「エルゴ」の抱っこ紐。クッション性のある分厚い腰ベルトと肩ベルトで重くなった3歳児の体重を分散し、安定して抱っこをするのをサポート。長時間の抱っこでも疲れにくいよう設計された機能性抜群の抱っこ紐です。

対象年齢は0〜4歳、制限体重は20kgまで。

ダッコリーノ

子供の体重が20㎏になるまで使える「ちょい抱っこ用カバン」。歩いたり抱っこしたりを繰り返すことが多くなる歩き始めの時期のお子さんのために作られた製品で、さっと子供を抱っこして降ろす事ができる設計に。カバンと抱っこ紐の機能を兼ねているので、お出かけもこのかばんひとつで準備OK!

子供を抱っこできるのは今だけ!

ママパパの抱っこは、子供の心や発達に偉大な効果を与えてくれます。3歳になっても抱っこをせがむことは一般的であり、自然と抱っこをせがまなくなる時期がくるといわれています。安心感を与えてあげるママパパの抱っこは子供にとって大切なスキンシップの時間です。たっぷり抱っこしてあげて、今だけの貴重な幼児期を親子で楽しみましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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