挨拶には日本語でもさまざまな表現があるように、英語にもいろいろな表現があります。この記事では、英語でのさまざまな挨拶と、英語で挨拶するときに気をつけることを取り上げます。
またビジネスでのプレゼンやメール、チャットなどでの挨拶、さらにプライベートでの挨拶、子どもや若者のスラングなどからさまざまなシーンでの英語の挨拶をご紹介。さらに英語の挨拶に返事する場合の表現もご紹介します。
目次
挨拶を英語でするときに気をつけること
日本語には「こんにちは」「はじめまして」など、さまざまな挨拶の言葉があります。英語の挨拶というと「Hi」や「Hello」を思いつく人が多いでしょう。ですが、英語の挨拶表現はそれだけではありません。ビジネスシーンやプライベートシーンなど、それぞれに相応しい英語の挨拶を見ていきましょう。
挨拶の英語一覧
まず、英語でのさまざまな挨拶の表現を紹介します。
- こんにちは Hello
- おはようございます Good morning
- こんにちは Good afternoon
- こんばんは Good evening
- おやすみなさい Good night
- はじめまして Nice to meet you
- さようなら Good bye/See you
- 気をつけて Take care
- よい1日を Have a nice day
- ありがとう Thank you
- どういたしまして You are welcome/My pleasure
挨拶を英語で【ビジネス編】
正しく丁寧な挨拶は、ビジネスマナーの基本。ビジネスシーンで使う英語の挨拶を紹介します。
対面の挨拶は「Nice to meet you」
初めて会う人に使う挨拶の言葉は「Nice to meet you(はじめまして)」。最もスタンダードな英語の挨拶です。同じ意味で「I’m glad to meet you」も使えます。
また朝なら「Good morning」、日中なら「Good afternoon」、夜なら「Good evening」でもOKです。
例文
Hello, Nice to meet you. I’m Taro.
はじめまして。私は太郎です。
Hello,I’m glad to meet you.
こんにちは、はじめまして。
メールの挨拶は「I hope you’re well」
日本語では、ビジネスメールの冒頭には「お世話になっております」という挨拶文をつけることが一般的です。同じように、英語でも冒頭に挨拶の言葉を書きます。
よく使われるのが「I hope you’re well(お元気のことと思います)」「I hope this email finds you well(お元気でお過ごしのことと思います)」です。
例文
I hope this email finds you well.
お元気でお過ごしのことと思います。
It was nice to meet you last week.
先週お会いできてよかったです。
チャットの挨拶は「Regarding~」
ビジネスシーンでチャットを使うときは、挨拶文などは簡略化し、メールに比べてカジュアルに会話することが多くなります。
「〇〇の件で」と伝えたいときには、「Regarding~」と使うとよいでしょう。
例文
Regarding the meeting last week, I’d like to send files.
先週のミーティングについて、ファイルをお送りします
プレゼンの最初の挨拶は「Thank you for coming today」
プレゼンを行う場合は、冒頭に挨拶や自己紹介を行うのが一般的です。そんなシーンでは「Thank you for coming today(本日はご足労いただき、ありがとうございます)」と述べるとよいでしょう。
例文
Thank you for coming today.
本日はご足労いただき、ありがとうございます
年末年始の挨拶は「Happy New Year」
年末と新年のどちらにも使えるのが「Happy New Year」です。クリスマスなど、年末年始前後の休暇には「Happy Holidays」も使えます。
例文
Happy New Year.
良いお年をお迎えください
See you next year. Happy holidays!
来年またお会いしましょう。よいホリデーシーズンをお過ごしください
挨拶を英語で【プライベート編】
家族や友だちに使える、カジュアルな挨拶の表現を見てみましょう。
対面の挨拶は「Hi」
「Hello」よりもカジュアルな挨拶は「Hi」や「Hey」です。友だち同士なら「How are you doing?」「How’s it going?(調子はどう?)」などを使います。
例文
Hey Bob, how are you doing?
ボブ、元気だった?
メールの挨拶は「How are you doing?」
友だちなどの親しい人に送るメールにも「How are you doing?(元気だった?)」などを使います。日本語では「お変わりありませんか?」などと言いますが、同じように英語には「Is everything OK?」という表現があります。
例文
How are you doing?
元気だった?
Is everything OK?
変わりない?
チャットの挨拶は「How is everything?」
チャットの場合は、メールよりもさらにカジュアルな表現として「How is everything?(調子はどう?)」を使ったり、「Good news!(聞いて!)」などの表現を使います。
例文
How is everything?
調子はどう?
Good news! I finally bought TV!
聞いて! ついにテレビを買ったよ!
年末年始の挨拶は「Happy New Year」
年末年始の挨拶で一般的なのは、ビジネスと同じ「Happy New Year」です。「Happy holidays」も使えます。また「Wish you ~」という表現を使うこともできます。
例文
Happy New Year!
新年おめでとう!
Wish you and your family the best for 20XX!
20XX年があなたと家族にとって良い年となりますように!
挨拶を英語で【子ども用スラング編】
子どもや若者の間でよく使われる挨拶のスラングを紹介します。
若者同士の挨拶は「What’s up?」
若者がよく使う挨拶が「What’s up?」です。日本語で「やぁ」「よぉ!」というような、簡単な挨拶の表現になります。
例文
Hey, what’s up?
よぉ、元気?
友だちへの挨拶は「What’s good?」
仲のよい友だちへの挨拶には「What’s good?(いいことあった?)」や「What’s happening?(変わったことない?)」などが使われます。
例文
What’s good?
いいことあった?
気の合う仲間には「give me five」
気の合う仲間同士で使うのが「give me five」や「high five」。これはハイタッチの意味で、この挨拶を交わしながらハイタッチします。
例文
You did great job! High five!
よくやったね!ハイタッチだ!
英語の挨拶への返事
最後に、英語で挨拶されたときにどう返事するとよいかをチェックしましょう。
ビジネス編
「Nice to meet you」と挨拶された場合は「Nice to meet you, too」と答えるとよいでしょう。「It’s good to see you」も使えます。
例文
(人物A)Mr.〇〇, nice to meet you.
(人物B)Nice to meet you, too.
(人物A)〇〇さん、はじめまして。
(人物B)こちらこそ、はじめまして。
プライベート編
「How are you doing?」と聞かれたら、「I’m good(元気だよ)」「I’m doing just normal(変わりないよ)」などと答えます。
例文
(人物A)How are you doing?
(人物B)Its’ good!
(人物A)元気だった?
(人物B)元気だよ
子ども編
「What’s up?」と挨拶されたときは「いつもどおり」を意味する「Notihing」「Nothing much」「Nothing special」「Same as usual」などを使います。
例文
(人物A)What’s up?
(人物B) Same as usual.
(人物A)調子はどう?
(人物B)いつもどおり
挨拶のフレーズは、英会話のはじめの一歩
日本語でも英語でも、はじめの挨拶がスムーズにできれば、その後のコミュニケーションはスムーズになります。
英語の挨拶は、いくつかのお決まりのフレーズを覚えておけば、さまざまなシーンに応用して使えます。ぜひシーン別の使い方を覚え、英語で挨拶してみてください。
文・構成/HugKum編集部