ししとうは冷凍で長持ち! 上手に冷凍保存するコツ、新鮮なししとう、辛いししとうの見分け方も

クセになる苦味と、ほんのり甘さがあるししとう。色鮮やかでお弁当の彩りやお酒のおつまみとしても最適ですよね。「安売りの時に買っておいたのは良いけれど、気付いたら冷蔵庫でシナシナになっていた…」なんて経験はありませんか? ししとうは、意外とあしが早いんです。そこで、今回は、ししとうを上手に冷凍する方法や新鮮なししとうの見分け方、ししとうのおすすめレシピなどをご紹介していきます。

ししとうの基本知識

まずは、ししとうの旬の時期や、新鮮なししとうの見分け方など、基本的な知識からチェックしていきましょう。

旬の時期

「ししとう」の日本における正式名は、「獅子唐辛子(ししとうがらし)」。ピーマンや唐辛子と同じ、ナス科トウガラシ属の果実です。スーパーでは年中手にすることができますが、ししとうは夏野菜。太陽の光をたっぷりと浴びた、6月から夏の間に取れるししとうが一番美味しいんですよ。

「ししとう」は、ビタミンC、カロチンなどが豊富。ビタミンCには、疲労回復、免疫力の向上、メラニン色素の分解を促す効果があります。夏バテで体力が落ちた時や、日焼けした後には積極的に取り入れると良い食材ですよ。

新鮮なししとうの見分け方

新鮮なししとうを選ぶポイントは、色ツヤや形です。まずは、ししとうの表面がツヤツヤしているもの、実に張りがあるものを選びましょう。その次に、ヘタがしっかりしていて、実の先端部分がくぼんでいるものが新鮮なししとうの特徴になります。

一方で、時間が経ち鮮度が落ちているししとうは、ヘタが黒く変色していたり、実がシワシワになっています。そのようなししとうは避けるようにしましょう。

辛いししとうを見分ける方法

ししとうは、10本に1本は辛いものが当たるといいます。かなりの高確率。いつものししとうだと思い、食べて激辛だったらビックリしちゃいますよね。辛いししとうを見分けるポイントは諸説ありますが、形や香りから見分けることができます。

・形

極端に小さいものや細長いもの、頭が丸くなったものなど、歪な形をしたものは辛いししとうの可能性が高いですよ。ししとうが辛くなる原因はストレス。ししとうが成長する過程で、日照不足や栄養不足などの環境によるストレスが加わると、辛くなる成分を発生させるからなのです。

・香り

ししとうの辛味成分は「カプサイシン」。唐辛子と同じ成分です。「カプサイシン」は火を入れると、唐辛子のような鼻を刺激する香りがします。もし、唐辛子と同じような香りがする場合は辛いししとうの可能性が高いと言えるでしょう。

ししとうは冷凍保存できるの?

本来、ししとうはあしが早い食品。ですが、ししとうは冷凍保存が可能です。

乾燥に弱く、冷蔵保存すると4日ほどで傷み始めます。しかし、冷凍保存することで、約1カ月ほどの保存が可能。大幅に保存期間を延ばすことができるんです!

冷凍すると栄養価はどうなっちゃうの?

豊富な栄養価を持つししとう。気になるのは、「冷凍したら栄養価がどうなるのか?」ということですよね。安心してください。脂溶性のビタミン類や食物繊維は、冷凍しても損なわれることはありません。

ししとうを冷凍保存する方法

使い切れなかったししとうや、すぐに使う予定のないししとうは冷凍保存がおすすめ。冷凍後の調理も簡単で忙しい主婦にはもってこいですね! では、ししとうを上手に冷凍保存する方法をみていきましょう。

上手に冷凍保存するコツ

・下処理をする

ししとうは中が空洞になっているため、加熱調理する際に破裂することがあります。破裂を予防するために、前もって竹串などでししとうに穴を開けておきましょう。凍ったししとうに穴を開けるのは苦労します。冷凍する前にこの処理をしておくと、調理する際にとても便利ですよ。

・冷凍焼け防ぐ

「冷凍焼け」とは、乾燥や酸化することによって風味や食感が損なわれることを言います。冷凍焼けしても、食べることはできますが、なるべく避けたいですよね。

冷凍焼けを防ぐポイントは、酸化を防ぐために保存容器を密閉すること、金属性のトレーなどを使って急速冷凍する、そして、なるべく早く食べことです。

冷凍保存の手順

1、ししとうを綺麗に洗い、水気を拭き取りましょう。

2、ヘタを取っておきます。ヘタはポキッと手で取ることができますよ。

3、竹串で数箇所、穴を開けます。

4、重ならないようにフリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜いて封をしましょう。

5、金属性のトレーに乗せ冷凍すると、急速に冷凍することができ、鮮度が保たれやすいですよ。

保存期間

冷凍保存した場合の保存期間は約1カ月です。しかし、時間が経つとともに冷凍焼けし、風味が落ちてくるので早めに食べるようにしてください。

解凍方法

冷凍したししとうは、完全解凍せずにそのまま調理に使いましょう。完全に解凍してしまうと、水分が出てしまいベチャッとした食感になってしまいます。冷凍したししとうをカットして使いたい場合は、半解凍にしてからカットしてください。また、ししとうの食べ方は、油で炒めるのがおすすめ。ししとうに含まれるβ-カロテンは、油と一緒に摂取すると吸収されやすくなりますよ。

冷凍ししとうが大活躍! ししとうのおすすめレシピ

お弁当のおかずにもおすすめ、「ししとうの豚肉巻き」のレシピをご紹介します。

ししとうの豚肉巻き

【材料(作りやすい量)】

  • ししとう …8本
  • 豚バラ肉 …8切れ程度(長い物はカットして使用)
  • 塩、胡椒 …少々
  • サラダ油 …適量
  • 醤油 …大さじ2
  • 砂糖 …大さじ1
  • ハチミツ …大さじ1
  • 酒 …大さじ1

【下ごしらえ】

調味料(醤油、砂糖、ハチミツ、酒)は混ぜておく。豚バラ肉には塩胡椒をふり、下味をつけておきましょう。

【作り方】

1、ししとうに豚肉を巻き付ける。

2、豚肉を巻いたものに薄く小麦粉をふりかけておきましょう。

3、フライパンにサラダ油をひき、温まったら、2を入れ、焼き色がつくまで中火で炒めます。

4、ある程度、火が通ったら、醤油、砂糖、酒、ハチミツを入れ、絡めながら炒めましょう。

5、全体的に火が通り、味が馴染んだら出来上がりです!

余ったししとうは、冷凍して長持ちさせましょう

ししとうは、冷凍保存できることがわかりました。余ってしまったししとうは冷凍しておくと調理も簡単で、お弁当に彩りがほしい時などの「あともう一品」という際にとても便利ですよ。ぜひ、冷凍ししとうを活用してみてくださいね。

構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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