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赤ちゃんの髪の毛は千差万別!
「生まれたときからフサフサ」「うっすらとしか髪の毛がない」など、生まれたばかりでも、赤ちゃんの髪の毛には個人差があり、千差万別です。
赤ちゃんの髪の毛はいつ生える?
赤ちゃんの髪の毛が生えてくる時期について解説します。
産毛が生えるのは胎内にいるときから
赤ちゃんは、生まれたときから髪の毛が生えています。これは「胎毛」と呼ばれ、お母さんの胎内にいるときから生えている毛です。胎毛は、赤ちゃんの皮膚を刺激から守る役目があります。
生え変わりは生後2〜3週間ごろ
赤ちゃんの髪の毛は、生後2〜3週間ごろに一斉に生え変わるタイミングを迎えます。遅くても生後6ヶ月までには、生え変わるとされています。そして、1歳前後には、髪の毛が生えそろいます。
赤ちゃんの髪の毛の量の特徴とケアケア法
「薄い」「多い」「毛が生えない」など、赤ちゃんの髪の毛の量別に、特徴とケア法を紹介します。
薄い
赤ちゃんの髪の毛が薄いと気になってしまうかもしれませんが、心配する必要はありません。当初生えている胎毛は細くてやわらかいため、毛の量が少ないと、特に薄く感じてしまいます。ですが、髪の毛が生え変われば、薄い印象は徐々になくなるはずです。
髪の毛が薄い場合のケア方法は、頭を清潔に保つこと。沐浴やお風呂のときに汗や汚れをしっかり流してください。
多い
髪の色が黒く、毛の量が多いと、髪の毛が多い印象になります。髪の毛が多い赤ちゃんは、寝癖などがつきやすくなります。
ケア方法は、ベビー用のくしで優しくとかしてあげること。また、頭を清潔にしておくことも大切です。
毛が生えない
赤ちゃんの髪の毛が生え変わるのは生後6ヶ月ごろと考えられています。1歳前後には生えそろうことが多いので、「毛が生えない」と心配する必要はありません。様子を見守りましょう。
原因は栄養状態ではない?毛量は個人差が大きい
毛の量が少ないのは、栄養状態が悪いためという話を聞くことがあるかもしれませんが、それは間違いです。大人もそうであるように、赤ちゃんの髪の毛の量にも個人差があります。とくに生後3ヶ月までは個人差が大きい時期なので、毛の量を心配する必要はありません。
赤ちゃんの髪の毛の悩みと対策法
「立つ」「むしる」「抜ける」など、赤ちゃんの髪の毛の悩みとその対策法を説明します。
立つ
赤ちゃんの髪の毛が立つのは、多くの場合、静電気が原因です。赤ちゃんの髪の毛は軽いので、シーツや衣服にこすれると静電気が発生し、髪の毛が立ってしまうのです。
対策としては、部屋湿度を50~60%に保ち、静電気の発生を抑えてみてください。
むしる
赤ちゃんのなかには、髪の毛をむしる子もいます。原因のほとんどは、かゆみです。体温が上がり、血行が良くなると、地肌にかゆみが発生することがあります。
かゆみを抑えるには、部屋の温度や体温などを快適に過ごせるよう調整してあげてください。
抜ける
赤ちゃんの髪の毛が抜けるのは「新生児生理的脱毛」という生理現象です。生後2〜3週間ごろに休止期になり、髪の毛がたくさん抜けます。これは、髪の毛が新しく生え変わるだけなので、心配ありません。
食べる
赤ちゃんが髪の毛を食べることがあります。手が頭に触れたときに髪の毛がつき、「これってなに?」と興味を示して、口に持っていっているのでしょう。髪の毛を食べても、少量なので窒息の危険はありませんし、飲み込んでしまっても消化されず排せつされるので心配ありません。
ハゲる
後頭部が薄くなって、ハゲているような状態になることもあります。これはよくあることで、「乳児期後頭部脱毛」といいます。枕と後頭部がこすれて毛が薄くなってしまうのです。仰向けに寝かしすぎないようにすると、ある程度防止できます。また、しっかりした髪が生えてくるころには目立たなくなるので安心してください。
赤ちゃんの後頭部にできるハゲが気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。この記事では、赤ちゃんの後頭部ハゲの原因、対策法、ママの体験談を紹介しています。
赤ちゃんの髪の毛をカットするのはいつから?
赤ちゃんの髪の毛が伸びたら、カットしてあげるといいですね。ここでは、カットするタイミングやカットする方法を解説します。
カットするのは1歳前後から
初めて赤ちゃんの髪の毛を切るタイミングは、1歳前後が多いようです。赤ちゃんの髪の毛の量や伸びるスピードには個人差があるので、いつがベストとはいえませんが、「前髪が目にかかりそう」「耳に髪の毛がかかってきた」などを目安にするとよいでしょう。
美容室でのカットは3〜4歳から
美容室デビューのタイミングで多いのは、落ち着いて座っていられる3〜4歳ころ。ほとんどの方が、保育園や幼稚園に通うようになってから美容室デビューするようです。美容室のなかには、1歳未満でも利用できるところもあります。
赤ちゃんの髪の毛の切り方・カットする方法
赤ちゃんの髪の毛を切るときのポイントは、少しずつ切ること。そうすることで失敗は少なくなります。また、赤ちゃんの機嫌がよいときに行いましょう。
準備するもの
・赤ちゃん用の髪ばさみ(赤ちゃん用のつめ切りばさみでも代用可)
・ケープ(ゴミ袋でも代用可)
・目の細かいくし
髪の毛の切り方の手順
【1】赤ちゃんにケープをつける。
【2】サイドの伸びている髪をくしでとかし、髪の毛を指で挟んで毛先を少しずつ切る。
【3】後ろ髪をサイドに合わせて切る。
【4】【2】と反対側のサイドを切る。後ろ髪にあわせて切ると切りやすい。
【5】前髪を中央に集めて指で挟み、毛先を切る。
赤ちゃんの髪の毛を切るのは不安…というパパママに、切り方やはさみの使い方のテクニックを以下の記事で紹介しています。
赤ちゃんの髪の毛のヘアアレンジ法
赤ちゃんの髪の毛が伸びたら、ヘアアレンジして、まとめてあげるのもよいでしょう。
ヘアアレンジに使うものは、ヘアクリップやヘアゴムがおすすめ。ヘアゴムは、シリコンやピイル素材だと、赤ちゃんの柔らかい髪でも絡まりにくくなります。
アレンジ方法は、
・ヘアクリップで前髪をとめる
・ちょんまげのようにちょこんと1つ結び
・つののように2か所をゴムで結ぶ
などいろいろあります。かわいらしくアレンジを楽しみましょう。
以下の記事では、幼児向けのヘアアレンジテクニックやヘアスタイルをご紹介しています。かっこいい、おしゃれなヘアスタイリングが満載です。
編集部おすすめ! 赤ちゃんの髪の毛で筆を作ろう
生まれて初めて切った赤ちゃんの髪の毛で筆を作る「赤ちゃん筆」。「健やかに成長するように」「賢い子に育つように」などの願いを込められて作られるメモリアルグッズです。
赤ちゃん筆を作るお店には、「赤ちゃん筆の専門店」と「製筆専門店」があります。また、美容院や理容院などと提携しているお店や、カタログ、インターネットで注文できるお店もあります。
費用は、安いもので6,000円~15,000円程度。高級なものだと数万円以上するものもあります。
赤ちゃんの髪の毛、筆以外の記念品のおすすめ
赤ちゃんの髪の毛を記念品として残しておくグッズには、赤ちゃん筆以外にもさまざまあります。編集部のおすすめをご紹介します。
印鑑「胎毛入れ クリスタル印鑑」
クリスタルな印鑑の中に赤ちゃんの髪の毛を入れて保管できるメモリアルグッズ。生まれた年の干支の動物のイラストが入っているのもポイントです。印鑑の名入れは、漢字・ローマ字・カタカナ・ひらがなから選べます。
誕生石付きフレーム「エンジェル ヘアー」
「エンジェル ヘアー」は、赤ちゃんの髪の毛を収納して飾れるスタンド。フレームとリボンの色が選べ、誕生石のスワロフスキー製ラインストーンがついているのが特徴です。
ケース「北欧柄の桐箱 胎毛ケース」
北欧風の柄がかわいい桐箱で、赤ちゃんの髪の毛を保管できます。純国産の桐箱は、職人による手作り。デザインは5種類から選べ、名入れもしてもらえます。
赤ちゃんの髪の毛の保存法アイデア
SNSには、赤ちゃんの髪の毛の保存法アイデアがありました。
足形アートと組み合わせて
ライオンのしっぽ部分に赤ちゃんの髪の毛をつけています。よく見ると、ライオンの体が赤ちゃんの足形になっています。
100均のボトルをケースに
100均の小さなボトルに赤ちゃんの髪の毛を入れています。誕生石付きのベビーリングをつけているのがポイント。
赤ちゃんの髪の毛には個人差がある!
赤ちゃんにはそれぞれ個性があるように、髪の毛も個人差があります。成長するにしたがって新しい髪の毛が生えてくるので、あまり心配する必要はありません。赤ちゃんのふわふわの胎毛はメモリアルグッズなどを活用して保管しておくと、よい思い出になります。
文・構成/HugKum編集部