目次
赤ちゃん筆(胎毛筆・誕生記念筆)とは?
赤ちゃんの髪の毛で作る「赤ちゃん筆(胎毛筆・誕生記念筆)」とは、どんなものなのでしょうか。
赤ちゃん筆とは、赤ちゃんの髪の毛で作る筆のことをいいます。生まれて初めて切った髪の毛を使い、「健やかに成長するように」「賢い子に育つように」などの願いを込めた記念品として作ります。
なぜ髪の毛を?赤ちゃん筆の由来や意味
なぜ髪の毛で筆を作るのでしょうか。赤ちゃん筆の由来と意味について紹介します。
生まれて一度もカットしていない毛(産毛)は、一生に一度しかなく、とても貴重です。産毛を使って作られる筆には、「頭脳明晰でありますように」、「健やかでありますように」との願いが込められています。“へその緒”と同じように、子どもの誕生を喜ぶ記念品として、または、大切なお守りとして保管する習慣があります。
赤ちゃん筆を作ったママパパの体験談
筆以外にもある?赤ちゃんの髪の毛を使った記念品
フォトフレーム、オブジェ、アクセサリーにも
赤ちゃんの髪の毛を使った筆以外の記念品としては、産毛を入れたフォトフレーム、オブジェ、アクセサリーや印鑑などがあります。赤ちゃんの写真付きの記念ケースに入れて残すご家庭も多いようです。
筆以外の記念品にしたママパパの体験談
赤ちゃん筆はどこで作れる?注文方法は?
赤ちゃん筆を注文するには、どうすればよいのでしょうか。赤ちゃん筆の注文方法について紹介します。
どこで作れるの?
赤ちゃん筆を作るお店には、「赤ちゃん筆の専門店」と「製筆専門店」があります。お店の中には、美容院や理容院などと提携しているお店もあります。
髪の毛の長さはどれくらい必要?
赤ちゃん筆を作る場合、希望する筆の大きさ・種類によって必要な髪の長さが違います。一般的には、長さは5~6cm以上、小さな筆を作る場合は3~4cm程度の長さが目安とされています。
また、筆の芯部分に髪の毛を使用するお店もあるので、どのくらいの長さ・量が必要かは、注文するお店で確認しましょう。
費用はいくらくらい?
赤ちゃん筆は、安いもので6,000円~15,000円程度の費用がかかるようです。高級品になると数万円以上になる場合も。
筆以外に、保管する箱に名前や生年月日、体重など、出生時の記録が刻まれるものも多く見られます。
カタログでもネットでもOK! 注文から完成までの手順
赤ちゃん筆は、カタログやネットでも注文できます。カタログやネット注文サイト指定の提携理美容院で赤ちゃんの髪をカット、または、自宅や他の理美容院にてカットした髪の毛を申込書と一緒に郵送します。注文が入ってから一つひとつ手作りするため、出来上がるまでには2~3ヶ月程度の期間がかかります。
一生に一度しかできない! 伝統ある赤ちゃん筆のおすすめ
一生に一度しかできない、伝統のあるあかちゃん筆のおすすめを紹介します。
「胎毛筆(たいもうふで) 梅・桜木軸 (熊野筆)」(文宏堂)
明治四十年創業の熊野筆の技で作る胎毛筆です。おめでたいとされる桜の木を筆軸に使用。筆軸には生まれた時の身長や体重、時間などを刻むことができます。また、髪の毛が生まれつきカールしているお子さんの場合でも、筆づくりの技術で「くせ毛を残したままでの赤ちゃん筆の制作」も「くせ毛を直毛にしてから赤ちゃん筆にする制作」のどちらも可能。
「誕生記念筆 小さな赤ちゃん筆」(筆庵)
伝統工芸である豊橋筆の技法を元に製作されている赤ちゃん筆です。かわいいサイズの小さな筆なので、少しの量で作れ、赤ちゃんの髪の毛を多くカットする必要がありません。長期保存が可能な天然素材を使用しています。
おしゃれに飾る!今風で人気の赤ちゃん筆
おしゃれに飾ることができる、今風で人気の赤ちゃん筆のおすすめを紹介します。
「熊野筆の技術で制作する赤ちゃん筆 萌コース パステルカラー軸」(北斗園)
おしゃれなチークブラシ風の赤ちゃん筆です。透明な軸の部分には名前、誕生日を入れることができます。筆先は自然な風合いの「のり固めなし」と、定番の「のり固めあり」から選択可能。
「赤ちゃん筆 ミニカプセル(ピンク・ブルー)」(ケイビーエクセル)
3cm程度の長さで作れる小さいサイズの赤ちゃん筆です。軸は縁起の良いとされる桜の木を使い、クリスタルビーズがトップについています。保管用のカプセルには、顔写真を入れることができ、お部屋に飾ってもかわいいです。
赤ちゃん筆を記念に
赤ちゃん筆は、一生に一度しかない貴重な産毛を使う記念品です。お気に入りの商品を見つけて、思い出に残る赤ちゃん筆を作りましょう。
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文・構成/HugKum編集部