子どもが大好きなカレーのレシピを、幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から、22品厳選しました。甘口カレーや野菜たっぷりのカレーをはじめ、人気のカレーうどんやカレーピラフ、家にあるレトルトカレーやルーを活用できるアレンジレシピなども、合わせてご紹介。最後に子どもにおすすめのカレー皿もピックアップしました。
子どもが喜ぶカレールーを使ったカレーライスレシピ
【1】いわしカレー
育脳夕ごはん
育脳には睡眠が重要で、夕食は睡眠の質に深く関わります。成長ホルモンの分泌を促す、たんぱく質やビタミン類はたっぷりと、脂質や糖質は控えめに!
子どもが大好きなカレーの具材も、脳のためには魚をセレクト!
◆材料
(3~4人分)
いわし缶(水煮) 1~2缶(お好みで調整)
もやし 1/2袋(100g)
えのき茸 1/2袋(100g)
市販のカレールー 2かけ
トマトケチャップ 大さじ2
粉チーズ 大さじ3
塩 小さじ1/2
◆作り方
【1】もやしとえのき茸はざく切りにする。カレールーは粗みじん切りにする。
【2】大きめの耐熱ボウル(どんぶりでOK)にすべての材料を入れる。ラップをふんわりかけて電子レンジで7分(600Wの場合)加熱する。
【3】スプーンでよくかき混ぜて、ごはん(分量外)と一緒に器に盛る。
教えてくれたのは
りんひろこさん
料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。
『めばえ』2018年10月号
【2】チキンヨーグルトカレー
カレーの鶏肉を特製ヨーグルトだれに漬けて下ごしらえ。あとはいつものカレーと同じように作るだけなのに、マイルドで味わい深い一皿に。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏もも肉 1枚
ヨーグルトだれ 1/4量
玉ねぎ 小2個
ブロッコリー 小1株(100g)
じゃがいも 2個
サラダ油 大さじ1
【A】
チキンスープの素 1個
水 2カップ
カレールー(好みのもの) 2皿分
ご飯 適量
◆作り方
【1】鶏肉はたれに1時間以上漬け、たれをつけたまま一口大に切る。
【2】玉ねぎは薄切りにし、ブロッコリーは小房に分ける。じゃがいもは一口大に切り、水に2分さらす。
【3】鍋にサラダ油と玉ねぎを入れて中火で炒め、しんなりしたら【1】をたれとともに加えて2~3分炒める。【A】を加え、煮立ったら火を弱め、ふたをして5分煮る。
【4】【3】にじゃがいもを加えて10分煮、ルーとブロッコリーを加えて混ぜながら5分煮る。ご飯とともに盛る。
◆ポイント
玉ねぎを加えるとうま味が増す、ヨーグルトだれの作り方。
(作りやすい分量)
プレーンヨーグルト 1カップ
塩 小さじ1/2
玉ねぎ 1/4個
ローリエ 1枚
【1】玉ねぎはすりおろす。
【2】すべての材料を混ぜ合わせる。
*冷蔵庫で10日ほど保存可能。
教えてくれたのは
夏梅美智子さん
身近な食材を使った、作りやすくておいしい家庭料理が人気。基本の料理からエスニックまで幅広いレパートリーがある。男の子のママでもある。
『めばえ』2015年2月号
子どもが喜ぶカレー粉を使ったカレーライスレシピ
【1】豚しゃぶトッピングカレー
手作りルーはカレー粉、トマトケチャップや中濃ソースやはちみつなど家庭の調味料を加えて味わい深く。対照的に具材の肉と野菜はサッとゆでて散らしただけ。絶妙なバランスに子供も大人も満足な一品に。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
豚しゃぶしゃぶ用肉 200g
玉ねぎ 1個
じゃがいも 2個
トマト 1個
黄パプリカ 1/2個
オクラ 4本
【A】
カレー粉 大さじ1/2
小麦粉 大さじ3
顆粒スープの素 小さじ1
トマトケチャップ 大さじ2
中濃ソース 大さじ2
はちみつ 小さじ1~2
【B】
バター 30g
にんにくのすりおろし 小さじ1
塩 小さじ1/2
ご飯 茶碗3杯
※カレー粉は商品によって辛さが違うので、お好みの分量に調整してください。
◆作り方
【1】玉ねぎはみじん切り、じゃがいもは2cm角程度に切る。トマトは2cm角に切り、黄パプリカは好みの型で抜く。オクラは小口切りにする。
【2】鍋に【B】を入れて中火で熱し、玉ねぎとじゃがいもを加えて炒め、しんなりしたら【A】を順に加えてそのつど炒める。水3カップを加えて全体を混ぜ、ふたをずらしてのせて10分ほど煮る。塩で味を調える。
【3】鍋に湯を沸かし、オクラとパプリカをサッとゆでて水にとり、オクラは小口切りにする。同じ湯で豚肉をサッとゆでる。
【4】器にご飯と【2】を盛り、【3】とトマトを散らす。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママ。
『めばえ』2015年7月号
【2】ドライカレー
具は鶏そぼろを利用。電子レンジで2分温め味をつけるだけ。そのほかの野菜は後のせにすれば彩りもキレイ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏そぼろ 200g
片栗粉 小さじ1
【A】
カレー粉 小さじ1/2
中濃ソース 大さじ1/2
水 大さじ5
グリンピース 大さじ4
ご飯 適量
◆作り方
【1】鶏そぼろに片栗粉を混ぜてから【A】とグリンピースを混ぜ、ラップをかけて、電子レンジ(600W) で1分30秒~2分加熱する。
【2】ご飯にかける。
◆ポイント
鶏そぼろを常備菜として用意しておくのがおすすめ。
■材料
鶏ひき肉 600g
しょうがのすりおろし 1/2かけ分
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ3
■作り方
【1】鍋にすべての材料を入れて混ぜ合わせる。
【2】鍋を中火にかけて、かき混ぜながら肉に火が通るまで炒る。
保存するときに、薄く平らにするのがポイント。折って使えるように薄くし、 バットにのせて平らに冷凍する。冷蔵で1週間、冷凍で2~3か月が保存期間の目安。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネー ター、飾り巻き寿司インスト ラクター1級。男の子のママ。育児経験を生 かした簡単で栄養バランスの とれた料理やかわいいレシピ が人気。
『ベビーブック』2016年3月号
【3】炒り豆腐のドライカレー
子供が大好きなカレーに一手間加えてみたい!炒り豆腐とひき肉の相性がとてもいいドライカレー。豆腐の水分で適度にゆるくて食べやすいところも特徴です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
絹ごし豆腐 1と1/2丁(450g)
豚ひき肉 150g
玉ねぎ 1/4個
にんじん・グリーンピース 各30g
ミニトマト 6個
にんにく(みじん切り) 少々
サラダ油 小さじ1
【A】
顆粒スープの素 小さじ1/2
カレー粉 小さじ1~1と1/2
トマトケチャップ 大さじ1/2
ソース 大さじ1/2
塩 少々
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】豆腐は耐熱皿にのせ、電子レンジで1分30秒加熱する。ペーパーで巻き、重しをのせて15分ほど水きりをする。
【2】ミニトマトは4等分に切る。玉ねぎとにんじんはみじん切りにする(にんじんは少し好みの型で抜いても)。
【3】フライパンにサラダ油とにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎとにんじんを入れて炒める。しんなりしたら、ひき肉を加えて炒め、肉の色が変わったら【1】を崩しながら加えてよく炒める。
【4】【A】を加えてさらに炒め、汁けをとばし、ミニトマトとグリーンピースを加えて混ぜ、火を止める。器にご飯とともに盛る。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍。女児の母。
『ベビーブック』2015年3月号
野菜を食べられる!子供が喜ぶカレーのレシピ
【1】オクラとコーンのドライカレー
10分かからずできる!
◆材料
(2~3人分)
合いびき肉 100g
玉ねぎ 1/4個
オクラ 5本
コーン(缶詰) 大さじ2
ご飯 茶碗2杯分
温泉卵 2、3個
【A】
ケチャップ 大さじ2
カレー粉 小さじ2/3
中濃ソース、しょう油 各小さじ1/2
顆粒コンソメ 小さじ1/3
◆作り方
【1】玉ねぎはみじん切りにする。オクラは板ずりをして斜め半分に切る。
【2】ボウルに玉ねぎと合いびき肉、【A】を入れてよく混ぜ合わせ、中央に穴を作り、オクラとコーンを入れる。
【3】ふんわりとラップをして電子レンジで4分加熱する。
【4】【3】をひと混ぜし、器に盛ったご飯の上にかけて、温泉卵をのせる。
◆ポイント
教えてくれたのは
島本美由紀さんさん
料理研究家。旅先で得たさまざまな感覚を活かした、手軽に作れるおいしいレシピが人気。家事全般のラクを追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動し、テレビや雑誌、講演会など幅広く活躍中。
『めばえ』2019年6月号
【2】トマトとコーンのドライカレー
フレッシュなトマトとチーズのトッピングでおいしさ倍増!
◆材料
(2~3人分)
合挽き肉 250g
トマト 1個(200g)
玉ねぎ 1/4個
コーン缶 1缶
しょうが、にんにく 各1/2かけ
サラダ油 大さじ1/2
カレー粉 小さじ1
【A】
酒、中濃ソース 各大さじ1
ケチャップ 大さじ3
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
カッテージチーズ、ご飯 各適量
◆作り方
【1】トマトは1㎝角に切り、玉ねぎ、しょうが、にんにくはみじん切りにする。コーン缶は汁気を切っておく。【A】は合わせておく。
【2】フライパンにサラダ油、にんにく、しょうがを入れて弱火にかける。香りが出たら中火にし、玉ねぎを炒める。しんなりしたら合いびき肉を加えて炒め、色が変わってポロポロになったらトマトの2/3量を加える。トマトの残りはトッピング用にとっておく。
【3】トマトがくずれるくらいまでしっかり炒めたら、カレー粉を加えて炒める。香りが出たら【A】とコーンを加え、汁気が少なくなるまで炒める。
【4】器にご飯を盛りつけて【3】をのせ、取り分けておいたトマト、カッテージチーズをのせる。
教えてくれたのは
新谷友里江さんさん
料理家・フードコーディネーター・管理栄養士。祐成陽子クッキングアートセミナー卒業後、同校講師、料理家アシスタントを経て独立。野菜たっぷりの家庭料理やかわいいおやつなど、楽しいアイディアが詰まった料理が人気。2児のママ。
【3】甘さほんのりベジカレー
野菜が苦手…。そんな子どもはたっぷり野菜を細かく刻んで苦手意識を克服! ごはんはプラスひと手間、型を抜いて盛りつければ、見た目もかわいいキッズカレーの完成です?
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
豚薄切り肉 150g
玉ねぎ 1個
にんじん 1/2本
かぼちゃ 100g(正味)
トマト 1個
カレールウ(市販) 70g
水 2カップ
サラダ油 大さじ1/2
ご飯 茶碗約3杯
◆作り方
【1】玉ねぎ、にんじんは粗みじん切りにする。かぼちゃ、トマトは1.5cm角に切る。豚肉は2cm長さに切る。
【2】鍋に油を熱して玉ねぎ、にんじん、豚肉を炒め、水とトマトを加えて沸騰させ、弱火で煮、かぼちゃを加えて野菜がやわらかくなるまで煮る。火を消してカレールウを加えて溶かし、弱火でとろみがつくまで煮る。
【3】器にご飯と【2】を盛る。
教えてくれたのは
阪下 千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年4月号
【4】豆とミニトマトのキャベツのせカレー
豆とミニトマトのカレーはサラッと煮込んで後のせシャキシャキのキャベツとよく混ぜて食べるのが絶品!野菜をおいしく食べられるカレーです!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉 150g
ミックスビーンズ 50g
ミニトマト 8個
キャベツ 1枚
玉ねぎ 小1個
オリーブ油 小さじ2
【A】
カレー粉 小さじ1
小麦粉 大さじ2
水 2カップ
【B】
トマトケチャップ 大さじ2
塩 小さじ2/3
ご飯 適量
◆作り方
【1】玉ねぎは粗みじんに切り、ミニトマトはヘタを除いて4等分に切る。
【2】キャベツは2~3cm長さの細切りにしてラップに包み、電子レンジで20~30秒加熱する。
【3】フライパンにオリーブ油を入れて中火で熱し、鶏ひき肉と玉ねぎを3分炒める。玉ねぎが透き通ってきたら【A】をふり入れて弱火にし、1~2分炒める。
【4】中火に戻し、水を混ぜながら加えて煮立て、【B】、ミニトマト、ミックスビーンズを加えて10分煮る。とろみが出てきたら火を止める。
【5】器にご飯と【4】を盛り、【2】をのせ、混ぜて食べる。
教えてくれたのは
青木恭子さん
小田真規子主宰のスタジオナッツ所属。2つの保育園に7年間、栄養士として勤務。0歳児の離乳食~5歳児の給食とおやつ作りを担当。現在は、雑誌やWEBなどで活躍。
『ベビーブック』2014年3月号
【5】鶏ひき肉のカレーとナン
冷めてもおいしいカレーは温める手間いらずで、持ち寄りパーティにぴったり! 不足しがちな野菜の補給にも◎。
◆材料
●カレーの材料(4人分)
鶏胸ひき肉 200g
じゃがいも(中) 2個
にんじん 1本
野菜ジュース 200ml
玉ねぎ(みじん切り) 1個分
カレー粉 大さじ2
しょう油 大さじ4
オリーブオイル 大さじ3
●ナンの材料(小サイズ4枚分)
【A】
強力粉 200g
オリーブオイル 50ml
水 80ml
ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
塩 ひとつまみ
バター 少々
◆作り方
●カレー
【1】じゃがいもは皮をむいて1cm角、にんじんは皮付きで5mm角に切る。
【2】フライパンにオリーブオイル、玉ねぎ、鶏胸ひき肉を入れて強火で加熱する。玉ねぎが透明になったら、【1】を入れてさっと炒め、しょう油、カレー粉を入れ混ぜる。野菜ジュースを入れて中火で野菜に火が通るまで煮込む。
●ナン
【1】【A】をボウルに入れて手でこね、ひと塊になったらポリ袋に入れて20分ほど寝かせておく。
【2】【1】を4等分して、麺棒で長さ15cm程度に平らに伸ばす。(手に生地がつきやすい時は、打ち粉をする)
【3】熱したフライパンに【2】を入れ、中火で両面をこんがり焼いて取り出し、表面にバターを塗る。粗熱が取れたら、温かいうちにポリ袋に入れ、冷めたら口を結んで持ち運ぶ。
教えてくれたのは
minokamo 長尾明子さん
料理家・写真家。出身地の岐阜県美濃加茂市から名前を取った「minokamo」は、料理提案・提供時の活動名。季節や土地の食材、素材を活かしたおいしい料理、写真家としてのセンスが光るおしゃれな料理が人気で、出張料理やメディアの撮影など幅広く活躍。
『めばえ』2018年4月号
【6】小松菜とにんじんのドライカレー丼
緑黄色野菜とお肉はすべてみじん切りにして大きさを統一すると、子どもでも食べやすくなります。カレー風味が食欲をそそる一品!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
豚こま切れ肉 350g
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/2本
小松菜 1/2束
にんにく(みじん切り) 小さじ1
しょうが(みじん切り) 小さじ1
大豆(ドライパック) 1缶(110g)
バター 大さじ1(20g)
【B】
カレー粉 大さじ1と1/2~2
トマトケチャップ 大さじ1と1/2
中濃ソース 大さじ1と1/2
顆粒スープの素 小さじ1
塩・こしょう 各少々
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】【A】は細かく刻む。
【2】フライパンにバター、にんにく、しょうがを入れて中火で熱し、香りが立ったら玉ねぎ、にんじんを入れて炒める。
【3】【2】に豚肉を加えて炒め、色が変わったら大豆、【B】を加えて炒め、水1/2カップを加えて汁けがなくなるまで煮詰める。最後に小松菜を加えてしんなりするまで煮、ご飯にかける。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママでもある。
『ベビーブック』2014年2月号