たまごボーロの食感は、小麦粉ではなく片栗粉を使っていることから生まれるものです。口の中でホロホロと崩れ、やさしい甘みが口に広がりますよね。
手作りのたまごボーロは、材料も少なくて、気軽に作り始めても簡単に完成します。また、大人向けのたまごボーロも人気なんですよ。詳しい情報をお届けします。
たまごボーロの作り方
次のレシピは、牛乳も、バターも、小麦粉さえ使いません。砂糖が味の方向性を決めますから、吟味して選ぶと、ご家庭のお好みに合わせられます。口の中でほろりとほどける食感は、市販のものと変わりません。
牛乳なしのたまごボーロ
材料
卵黄 1個
きび砂糖 20g
片栗粉 80g
作り方
【1】オーブンを180℃に予熱します。
【2】卵黄と、きび砂糖を、泡だて器を使って混ぜ合わせます。白い色に変わり、ペースト状になるまでよく混ぜてください。
【3】片栗粉を加えます。
ヘラを使い、練るように混ぜていると、ひと固まりになります。
黄身が小さい場合は、なかなかひと固まりにならず、ダマが均一な細かさになってきます。最後に押し付けてもまとまらなければ、少量の水か牛乳を加えて調節します。
逆に、成型できないくらい柔らかい場合は、片栗粉を足します。
生地に力を加えると固くても、手を離すと柔らかくなる、片栗粉特有の質感がありますから、固めの生地を意識してください。
卵黄の大きさによって水分の割合に違いがでるため、生地の固さは一定ではありません。成型できるかどうかで、調節してください。
【4】1cmほどの大きさになるように、成形します。ひとつひとつ手のひらで丸めてください。
数が多いので大変な時は、ラップを巻いたスプーンですくっていくと楽に成形できます。その場合の仕上がりは半円形になります。
【5】クッキングシートの上に並べ、180℃に温めたオーブンで10分焼いてください。
トースター
トースターで焼く場合は、600wで6〜8分を目安に焼いてください。焦げそうな場合は、アルミホイルをかぶせます。
フライパン
フライパンで焼く場合は、間隔を空けて並べ、フタをして焼いてください。ごく弱火で、15分程度です。
フライパンシートをひくと、扱いやすいです。
赤ちゃんへのたまごボーロはいつから?
小さな赤ちゃんが、たまごボーロを食べられるのは、いつ頃からでしょうか?
離乳食期のおやつ
口溶けが良いたまごボーロは、生後7か月頃から食べさせられるおやつです。月齢は目安なので、様子をみながら段階的にすすめてくださいね。卵や固いものが食べられるようになってきた頃が該当します。
うまく飲み込めないことがあるので、上手にかみくだき、飲み込めるまで、そばにいて見守ってください。また、食べている最中や、食べ終わった時には、白湯などを飲ませてあげてください。
アレルギー
市販のたまごボーロに含まれるアレルギー物質は、たまご、乳、大豆です。かぼちゃボーロや、小豆ボーロなどの製品には小麦粉が含まれる場合もありますから随時チェックしてください。
また、卵黄を使用したたまごボーロでも、製造過程で卵白が付着することがあり、アレルギーをお持ちの場合は反応がでる場合があります。その場合は医療機関と相談しながら与えてあげてください。
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高級たまごボーロ
やさしい味のたまごボーロは、懐かしさが感じられ、大人も時々食べたくなる味ですよね。ちょっとしたプレゼントに、こんな高級たまごボーロは、いかがでしょうか?
西村衛生ボーロ本舗 まるボーロ 80g ×10袋
大人が食べるボーロとして、粒の大きいものが発売されています。京都の老舗メーカーが作る、人気のおやつがオンラインで購入できます。
西村衛生ボーロ本舗 ほうじ茶ぼうろ 40g×10袋
同じメーカーから、ほうじ茶味や、抹茶味のボーロも発売されています。まさに大人がおいしく食べられる味で、印象に残ります。
黒猫ボーロ
子どもから大人まで、嫌いな人が少ないのがたまごボーロです。プレゼントにピッタリの、かわいいデザインの商品もありますよ。
アレンジレシピ
シンプルなたまごボーロをアレンジするなら、どんな方法があるでしょうか?
スティック状
上記のレシピはそのままで、手で握りやすいスティック状の形に成型するアイデアもあります。
お好みのディップをつけながら食べてもいいですね。
成型はラップで巻くときれいにできますよ。
粉ミルク入り
スキムミルクを加えると、より市販のたまごボーロによく似た味、食感になります。色の発色もきれいに仕上がります。
材料
卵黄 1個
砂糖 15g
スキムミルク 10g
片栗粉 50g
作り方
【1】オーブンを180℃に予熱します。
【2】卵黄と、砂糖を、泡だて器を使って混ぜ合わせます。白っぽい色に変わり、ペースト状になるまでよく混ぜてください。
【3】片栗粉とスキムミルクを加えます。ヘラを使い、練るように混ぜてください。
【4】1cmほどの大きさになるように、成形します。
【5】クッキングシートの上に並べ、180℃のオーブンで10分焼いてください。
潰して大量消費
たくさん残ってしまった時や、粉々になってしまった時は、チーズケーキの下にひくビスケットの代用として使うことができます。または、そのままヨーグルトやアイスに混ぜ込む使い方も試してみてください。トッピングすると、サクサクした食感がアクセントになっておいしく食べられます。
ホッとする手作り時間
ほろりと口の中で溶けるたまごボーロは、大人が食べても懐かしい味がしますよね。お子さんにとっては、安心を感じるおやつかもしれません。ごく簡単に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。材料や道具も、特別なものは必要ありません。思いついた時に作りながら、ホッとくつろぐような気持ちにもなれますよ。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)