ホール&カットトマト缶で気軽にできる、栄養満点な豚肉、鶏肉、パスタ使用などのレシピを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から、6品厳選しました!いずれも簡単にできるレシピばかりです。
簡単にできる|トマト缶レシピ
【1】さつまいものミネストローネグラタン
寒い冬の日に食べたい、パンとおいもでスープ風にアレンジされたミネストローネグラタン。野菜と一緒にバゲットも入っているので食べ応え十分。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
バゲットの薄切り 5枚
ピザ用チーズ 50g
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/2個
さつまいも 小1本
ベーコン 3~4枚
にんにくのみじん切り 1かけ分
ホールトマト 1/2缶
塩、粉チーズ 各適宜
サラダ油 大さじ1
砂糖 小さじ1
◆作り方
【1】さつまいもは皮付きのまま7~8mmの輪切りにする。にんじん、玉ねぎは1cm角に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
【2】鍋にサラダ油を熱し、中火でベーコン、玉ねぎ、にんじんを炒める。しんなりしたら、にんにくを炒め、香りが立ったら水3カップ(分量外)、ホールトマト、砂糖を入れ、さつまいもを加えて煮立て、さらに5分ほど煮る。塩で調味して耐熱皿に盛り、バゲット、ピザ用チーズをのせてオーブントースターで7~8分、表面がこんがりするまで焼いてから、粉チーズを振る。
教えてくれたのは
コウ ケンテツさん
料理研究家。旬の素材を生かした簡単&ヘルシー&おいしいメニューが評判で、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。1男1女のパパとして、食育や食を通してのコミュニケーション活動にも力を入れている。
『めばえ』2017年2月号
豚肉使用|トマト缶レシピ
【1】トマトとかぼちゃのうどんミートソース
柔らかく煮込んだかぼちゃが甘くて食べやすい!トマト、チーズとの相性も良く食欲をそそります。うどんミートソースはもちもちと食べ応え十分。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
白菜(芯部分) 200g
かぼちゃ 100g
にんにく(みじん切り) 1片
オリーブオイル 大さじ1
合びき肉 250g
塩 小さじ1/2
ホールトマト(カット) 1缶(400g)(または完熟トマト 大2個を2cmの角切りに)
水 350ml
コンソメ(顆粒) 大さじ1/2~1
トマトケチャップ 大さじ3~4
ゆでうどん(細めん) 人数分
◆作り方
【1】白菜の芯は粗みじん切り、かぼちゃは1cmの角切りにする。
【2】フライパンでにんにく、オリーブオイルを中火で炒め、白菜を加えてさらに炒める。白菜がしんなりしたら肉を加えてよく炒め、ポロポロになったら塩をふる。ホールトマトと水、コンソメを加えて味を調える。
【3】【2】が半量に煮詰まったらかぼちゃとケチャップを加え、煮汁が少なくなるまでさらに煮込む。
【4】湯通ししたうどんを【2】に絡めて器に盛り、好みで粉チーズ(分量外)をふる。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
【2】ラタトゥイユ風ソースハンバーグ
ハンバーグのアレンジレシピ!ソースを野菜たくさんのラタトゥイユにすれば栄養バランスもばっちり。
◆材料
(小6個分・大人2人分+子ども2人分)
合いびき肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
溶き卵 1/2個分
【A】
パン粉 大さじ3
牛乳 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 適量
サラダ油 小さじ1
ズッキーニ 小1本
オリーブ油 大さじ3
カットトマト缶 1缶
◆作り方
■ハンバーグの作り方
【1】ボウルに卵、【A】を入れて混ぜ、パン粉をふやかす。ひき肉を加えてヘラでつぶさないように均一に混ぜ、さらに生の玉ねぎを加えて混ぜる。6等分し、厚さ2cmくらいの小判形にまとめる。
【2】フライパンにサラダ油を広げ、【1】を並べる。フタをして中火にかけ、温度が上がってパチパチ音がし始めたら弱めの中火にし、3分焼く。
【3】フタを取って上下を返し、フタをせずに3分焼く。
【4】焼き色が足りなければ火を少し強め、両面を好みの焼き色に焼く。
■ラタトゥイユ風ソースの作り方
【1】ズッキーニは、薄めのいちょう切りにする。
【2】鍋にオリーブ油、カットトマト、【1】を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にし、ときどき混ぜながら8~10分煮る。塩・こしょうで味を調え、器に盛ったハンバーグ6個にかける。
教えてくれたのは
上田淳子さん
料理研究家。双子の男の子を育てながら、家族のご飯を作り続けてきた大先輩。余計な手間をかけなくても、シンプルでおいしいお母さんの味を教えてくれる。近著に『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。
『ベビーブック』2018年6月号
鶏肉使用|トマト缶レシピ
【1】ナゲットトマトスパゲッティ
おかずで作るナゲットをパスタにも!ナゲットのうまみで煮込む手間なし。
◆材料
(大人2人分)
チキンナゲット 100g
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1かけ
カットトマト(缶詰) 1缶
スパゲッティ 160g
塩 小さじ1
オリーブ油 大さじ1
※分量の大人1人分は、子ども2人分くらいになります。
◆作り方
【1】ナゲットは半分にちぎり、玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
【2】耐熱容器に玉ねぎ、にんにく、トマト、塩を入れて混ぜ、ふんわりラップをかけ、電子レンジ(600Wの場合)で4分加熱する。ナゲットを加えて混ぜ、さらに4分加熱。オリーブ油を混ぜる。
【3】スパゲッティをゆで、【2】に加えてからめる。
◆ポイント
おかずで作るナゲットを、いつもの2倍量ぐらい作ってストック!その日に食べる分以外は、保存容器などに入れて冷蔵保存。保存したものにひと手間かけて違う料理にアレンジするのが便利!
■ナゲットの作り方
■材料
(大人4~5人分)
鶏ひき肉 200g
絹ごし豆腐 100g
プロセスチーズ 60g
玉ねぎ 1/4個
【A】
卵 2個
小麦粉 40g
しょうゆ 大さじ2
揚げ油 適量
※分量の大人1人分は、子ども2人分くらいになります。
■作り方
【1】豆腐はキッチンペーパーに包んで耐熱容器にのせ、電子レンジ(600Wの場合)で2分加熱し、粗熱をとる。チーズは5mm角に、玉ねぎはみじん切りにする。
【2】ボウルに【1】とひき肉を入れてよく混ぜ、ひと口大に丸める。
【3】別のボウルに【A】を合わせ、【2】を入れてからめ、170℃に熱した油で揚げる。
教えてくれたのは
YOMEちゃんさん
女の子のママ。愛情たっぷりの育児日記と日常のアイデアあふれる献立を綴ったブログ「よめ膳@YOMEカフェ」が毎月200万アクセスを誇る。
『ベビーブック』2013年10月号
パスタ|トマト缶レシピ
【1】ミックスパスタのオーブン焼き
フジッリ、ペンネ、マカロニなど、パスタを数種類混ぜることで、おもしろい食感に。ラザニア風のこんがりパスタは、ボリューム満点です。
◆材料
(4人分)
フジッリ、ペンネ、マカロニ(好みのパスタ2~3種類) 合わせて300g
合びき肉 150g
にんじん 1本
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1本
白ワイン(辛口) 1/2カップ
カットトマトの缶づめ 1個
ペコリーノチーズ 大さじ6
モッツァレッラチーズ 1~2個(約100g)
エキストラバージンオリーブオイル、粉チーズ、パン粉、塩、黒こしょう 各適量
◆作り方
【1】パスタを表示時間通りにゆでる。
【2】フライパンにオリーブオイルをひいて、みじん切りにしたにんじん、玉ねぎ、セロリを炒める。
【3】【2】がキツネ色になったら肉を入れて炒め、白ワインを加えてアルコ ールを飛ばす。
【4】カットトマトを入れて煮つめ、塩・こしょうで味を調整する。
【5】【4】に【1】と刻んだモッツ ァレッラチーズを入れて混ぜる。
【6】【5】を耐熱皿に移し、パン粉、粉チーズ、オリーブオイルをかけて、200℃に予熱したオーブンで約30分焼く。
教えてくれたのは
ベリッシモ・フランチェスコさん
イタリア料理研究家、料理コンサルタント。イタリア・ローマ出身。料理指導のほか、各メディアを通し、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割を果たす。オリーブオイル・ソムリエ(AISO認定)としても活躍。
『めばえ』2016年12月号
【2】フライパンで作るトマトクリームの煮パスタ
ソースと一緒に煮込んだパスタは、コクのある味わい。ゆで加減を気にしなくていいのもうれしい。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
ベーコン 3枚
しめじ 1パック
オリーブオイル 大さじ1/2
【A】
カットトマト缶 1缶(400g)
水 1と2/3カップ
コンソメ顆粒 小さじ1
スパゲッティ 200g(ゆで時間6分のタイプ)
牛乳 2/3カップ
【B】
砂糖 少々
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
◆作り方
【1】ベーコンは1cm幅に切る。しめじは石づきを取って、ほぐしておく。
【2】フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、【1】を入れてさっと炒め合わせたら、【A】を加える。
【3】軽く煮立ったら、スパゲッティを半分に折って入れて、麺をさばくようにときどき混ぜながら煮る。表示通り(6分)煮たら牛乳を加え、混ぜながらさらに1~2分煮て、【B】で味を調える。
【4】器に盛り、好みでパセリのみじん切り(分量外)をかける。
◆ポイント
道具で時短!いつもの調理道具を身近なモノにスイッチして、スピード調理!
炒めるから煮込むまでひとつでできる万能ツール。
【フライパン】
大きめ(25cm以上)、深め(5cm以上)が◎。
具材とパスタを同じフライパンでそのまま調理!
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。
『めばえ』2017年4月号