【子ども同士のトラブル】大切なことは「自分の思いを言葉で伝えること」と「相手の気持ちを知ること」【現役保育士マンガ】

現役保育士で3児の母でもある、月野あさひです。今回は、保育園でよく起こる子ども同士のトラブルの対応についてお話します。ぜひ、ご家庭でも参考にしてみてくださいね。

「言葉で伝える」「相手の気持ちを知る」の誘導を!

 Sくんは、甘えん坊な年長クラスの男の子。

お絵描き、粘土が大好きです。

ある日、保育室の隅でSくんがしょんぼりしていました。


「Sくんどうしたの?」と聞くと、

「Aくんがぼくの紙に落書きした…」

実際に紙を見せてもらうと、紙の端に何本も線が書いてありました。

「そうか、これは嫌だったね」

Sくんの気持ちを受け止めてから、Sくんにこう言いました。

 「Aくんには、嫌だった気持ちを伝えたの?」

 「ううん、言ってない」


「だって、Aくんもう違うことしてるし…」
 「この落書きは修正ペンで良ければ先生が消してあげる」
 「だけどSくんが嫌だった気持ちは、自分で伝えた方がいいんだよ」
 「だってまだモヤモヤしてるんでしょ?」
 「うん…」


Sくんは勇気を出してAくんに気持ちを話し、

 Aくんも悪かったと思っていたようで、すぐに謝ってくれました。

 保育園ではお友だち同士のトラブルは沢山起こります。

 まだ言葉で伝えられない年齢の場合は

 保育者が間に入ってやり取りします。


幼児クラスになると、自分の気持ちを言葉で言えるようになるので

子どもが自分で伝えられるように援助します。

年長児になると、子どもたちがなるべく自分たちで考えて行動できるように、

保育士は見守り、必要な時だけ援助します。

 人との関わりで大切なことは

 「自分の思いを言葉で伝えること」

そして相手の話も聞いて

「相手の気持ちを知ること」です。

これからも子どもたちの様子を見て、援助していきたいと思います。

前回のお話はこちら▼

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このマンガをかいたのは…

月野あさひ|
保育士・イラストレーター
保育士は8年目。長女、長男、次女、夫の5人暮らし。

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