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空気で遊ぼう!ビッグボール~キャッチボールや大玉おくりをお手軽に!
ポリ袋とビニールテープだけでできる、超かんたんなボールです。ポケットにポリ袋とセロハンテープ、ビニールテープを忍ばせて、公園や広場に行ったら、その場で作ってすぐに遊べます。空気が縮んで戻ろうとする力(=弾力)を遊びながら、感じてみましょう。
<用意するもの>
大きなポリ袋、セロハンテープ、ビニールテープ
<作り方>
1 ポリ袋に空気を入れてふくらませ、口を結んでしっかり閉じる。
2 ポリ袋の底の両角にセロハンテープを貼り、それぞれ内側に引っぱって貼りつける。
3 ビニールテープを2の周囲にぐるりと貼っていく。軽く引っ張りながら貼ると、空気がぱんぱんに入ったボールになる。
遊び方
キャッチボールをしたり、大玉送りをしたり、いろいろなボール遊びを楽しもう! 輪ゴムを2〜3個繋げ、ボールの結び目にテープでしっかりつけると、ヨーヨーとしても遊べる。
音で遊ぼう!風船タコぶー~タコのおなら、だれが一番大きい音だせるかな?
風船の口に、ストローを切って作ったリード笛をつけました。空気が抜けるときに、ブーっと音がなっておもしろい! まるで、タコのオナラみたいで、子どもたちは大笑い!
< 用意するもの>
赤のゴム風船、 小さな紙コップ(100mℓくらい)、輪ゴム2本、ストロー、キラキラテープ、色画用紙、千枚通し、両面テープ
<作り方>
1 ストローを12cmくらいの長さに切り、片側を押しつぶす。押しつぶした先の両サイドをはさみで斜めに切り落とす。これがリード笛になる。
2 1のリード部分をゴム風船の口に差し込み、ストローがつぶれない程度に輪ゴムでとめる。
3 紙コップの底に千枚通しで穴をあけ、ストローを差し込んだら、飛び出た部分に輪ゴムを軽く巻き、抜けないようにする。
4 紙コップの側面に、色画用紙で作った目やキラキラテープの足を両面テープで貼って仕上げる。
<遊び方>
ストローから空気を入れて風船を膨らませて、紙コップを持ち、音を聞いて遊ぶ。
音を出すポイント!
リード笛は、ストローのつぶれ具合が足りないと、音が出にくくなるので、指ではさんで、しごくようにしっかりとつぶす。
ボールを転がして遊ぼう!コロコロゲーム~ビー玉たくさん入れた人が勝ち!時間を決めて対決しよう
発泡トレイとビー玉で作る、ハンディタイプのボードゲームです。発泡トレイに穴をあけ、そこにビー玉を入れていくシンプルなゲーム。ですが、なかなか思うようにビー玉が転がらないから、おもしろい!
<用意するもの>
発泡トレイ、ストロー、ビー玉、ビニールテープ、つまようじ、セロハンテープ、ポリ袋、丸シール
<作り方>
Aタイプ
発泡トレイに、ビー玉より少し小さめの穴をあける。穴をあけたいところをつまようじで刺していく。さした穴をつなげ、丸く抜く。丸シールを貼って、中央をくぼませる。
Bタイプ
短く切ったストローをセロハンテープでAタイプに貼りつけて、ビー玉が転がる道を作る。
A、B共通
ビー玉を入れてから、切り開いたポリ袋を発泡トレイにかぶせ、ピンと張って裏側でビニールテープでとめる。ビニールテープで縁を飾る。
<かがく遊び ちょこっとコラム>
転がる速さは、重さで決まる!?
同じ坂を転がしたとき、同じ大きさの玉でも、ビー玉の方が木の玉よりも早く遠くへ転がります。これは、重いもののほうが軽いものよりも、運動する力が大きいことを示しています。いろいろな玉を転がして実験してみるのも、楽しいですね!
教えてくれたのは
造形作家(佐々木伸、立花愛子、とりごえこうじ)とフリー編集者(青木智子、神﨑典子、木村里恵子)による制作ユニットとして2005年に結成。造形と遊びをテーマに、保育雑誌、子育て雑誌、書籍、講習会など媒体を問わず活動を展開。2017年にリーダーの立花愛子が逝去。現在もそのマインドを受け継ぎ、造形かがく遊びを多くの子どもたちに届けている。
築地製作所の新刊が発売中!
空気で遊ぼう、水で遊ぼう、音で遊ぼう、色で遊ぼう、光と影で遊ぼうなどをテーマに、身近にある素材で作れるおもちゃ&かがく遊び126を紹介。
自分の手を動かしておもちゃを作り、夢中になって遊ぶ過程で出会う、たくさんの「わくわく」や「ドキドキ」。それは、子どもたちを「大好きなこと」「もっと知りたいこと」へと導いてくれます。保育雑誌『新幼児と保育』での人気連載を再編集したものですが、小学生の自由研究にも最適なテーマが詰まっています。幼児から小学生まで、親子で一緒に長く楽しめる一冊です!
構成・文/神﨑典子 撮影/茶山浩 イラスト/とりごえこうじ 佐々木伸