「当番と係」昔はごちゃ混ぜ!今は明確な違いがあります【こんなに変わった!小学校】

パパママ世代とこんなに違う⁉ いまの小学校の潮流・トレンドのプチ情報を現役小学校教諭にききました。今回のテーマは「当番と係」。

クラスで担う当番と係、じつはこの2つには明確な違いがあります。

仕事を分担して行うのが「当番」です。そうじも当番で、低学年のうちは教室と教室前の廊下を担います。そうじを通して、ほうきの掃き方やぞうきんの絞り方、拭き方などを子どもたちに教えます。そうじのほかに、黒板ふき、生き物のお世話、掲示物を貼るなども当番です。

いっぽう「係」は学校生活を豊かにするために子どもたちが考えたものです。例えば、お笑い係、クイズ係、ダンス係などです。朝の時間などに活動しています。

昔は当番と係の区別が明確ではありませんでした。今ははっきり上記のように区別して活動しています。

こちらの記事もおすすめ

給食は残してもいい? 学校指導の今とむかし【こんなに変わった!小学校】
昔は「残さず食べる」 今は… 「うちの子、好き嫌いがあって給食が心配」とか「少食なんです」といったお悩みは保護者会でもよく聞かれます。 ...
昔は「犯人捜し」今は「子どもに考えさせる」【こんなに変わった!小学校】学級指導編
昔は目をとじて「やった人は手を挙げて」今は・・・ 「教室の鉛筆削りが壊されていました」といったことが起きたとしたら、昔ならば「誰がやったん...

お話を伺ったのは…

佐々木陽子先生 | 公立小学校教諭
低学年の担任経験が豊富で、現在は主幹教諭として教鞭をとる傍ら、先生が読む教育情報サイト『みんなの教育技術』に執筆も行う。
『小学一年生』2023年12月号別冊『HugKum』
イラスト/かまたいくよ
構成/天辰陽子

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

編集部おすすめ

関連記事