とび箱(開脚とび)の姿勢やとび方のコツをイラストで解説!
「とび箱が苦手…」とお悩みのお子さんに、すぐに効果が出る方法があるんです。プロのスポーツ指導者の監修による書籍『小学生のミカタ マンガで克服!体育の苦手種目』より、とび箱(開脚とび)の動作やとび方のコツをレクチャー! 後半では子供と一緒に読めるマンガも掲載します。
助走と踏み台が大事!上手なとび箱のとび方とは
とび箱を上手にとびこえるには、助走の勢いを利用して両足でしっかりジャンプ。とび箱の遠くの方に手をついて体全体をグーンと前に持っていくように押すのがコツだよ。うまくできない人は、ポイント別に練習してからチャレンジしてみよう!
1助走する
ふみ切るタイミングをイメージしながら、ふみ切り台に向かって助走しよう。腕をしっかりふって、勢いよく走ってね。
2ふみ切り台でバウンドする
走ってきた勢いを利用して、ふみ切り台の中央より少し前の位置に両足を同時につけ、軽くひざを曲げて沈みこむ。
3とび箱に手をつく
沈みこんだひざを勢いよくのばしながらジャンプし、両手をのばしてとび箱の遠くの方に同時につこう。目線はとび箱の先の方に向けてね。
4両足を広げてとぶ
ついた両手でとび箱をしっかり押して、足を大きく左右に広げてとぼう。腕を支えにして体重をぐっと前に移動させながら、とび箱を押しはなす感覚だよ。
5両足を閉じてマットにつく
体を起き上がらせて両足を閉じ、足の裏全体をマットにつけよう。「ドシン」とではなく、ひざを軽く曲げて「トン」とやわらかく着地 してね。
上手に跳ぶコツは「両足ふみ切り」「手は遠くに」「体重移動」
1両足でふみ切る
片足でふみ切るとうまくとべないよ
片足でふみ切るとジャンプをしづらく、両足を左右にバランスよく開くことが難しくなるよ。ふみ切りは必ず両足でね。
ふみ切り力アップ練習
地面に直径30㎝くらいの円をえがいて準備。少しはなれた場所から走っていき、円の中で両足ふみ切りジャンプする。とんだ後は、円の外に着地ちしよう。
2手を遠くにつく
両手をとび箱の前の方に
両手をつく位置がふみ切り台に近いと、長いとび箱をとびこえられず、とび箱の上に座ってしまうよ。
手を遠くにつく力アップ練習
うさぎのように両手をつくジャンプで前に進む練習だよ。しゃがんだ状態から勢いをつけてジャンプし、できるだけ遠くに両手をつこう。両手で地面を押しはなして足を引きよせたら、手をはなして起き上がろう。
3体重を前に移動させる
頭と肩をついた手より前に出してね
手より頭と肩が前に出ることで、体重移動がスムーズにでき、とび箱をラクにとびこえられるよ。
体重移動力アップ練習
大人に四つんばいになってもらい、背中に両手 をついてとびこえよう。横から上手にとべたら、縦にもトライしてね。
マンガで解説!とび箱Lesson
著/多田ゆかり マンガ/井上和郎
本体900円+税
「とび箱がとべない」「逆上がりができない」「走るのが遅い」「泳げない」・・・など、小学校の体育で苦手な種目があって困っている子どもたちも多いと思います。本書では、小学校で習う15以上の体育種目の克服法、上達のコツを、楽しいマンガと図解入り解説で紹介しています。
著者は元女子ラグビー日本代表で、幅広い年代に運動を通じた健康作りを教えてきた、プロのスポーツ指導者。本書には実際の指導現場のノウハウがつまっています。