保護者面談、何を話す? 時間配分ミス、話すことがない、子どもから聞いていた話と違う…保護者が語る「困った&忘れられない」エピソードを大公開!

担任の先生と保護者が対面する「保護者面談」。お子さんの小学校での様子を知ることができる重要な機会ゆえに、これから面談を控えている親御さんたちの中には、緊張・不安を感じている方もいるかもしれません。今回は、そんな保護者の方々向けに、先輩ママパパたちの保護者面談でのエピソードをリサーチしてみました。みなさんからの回答を読めば、保護者面談での様子もイメージしやすくなるはず。

そもそも保護者面談はある? 90%が「ある」との結果に

まずは、「お子さんの小学校は保護者面談がありますか」という質問。

お子さんの小学校での保護者面談の有無を聞いてみると、90%の方が「はい」、10%の方が「いいえ」と回答しました。大半の学校で保護者面談を行うようなので、保護者面談をしない学校もあることがむしろ意外ですね。その場合は、保護者面談の代わりに、お子さんも同席する「三者面談」のみを行うのかもしれません。

父親・母親どっちがメインで対応している?

平日の日中から放課後の時間帯に行われることが多い保護者面談。保護者面談には、父親と母親のどちらがメインで対応するのかも聞いてみました。

アンケートの結果、全体の94%もの方が「母親」と回答し、「父親」との回答は4%に留まりました。大半のご家庭が、主に母親が出席。父親の出席はまだ多くないようです。

服装、日程調整…保護者面談で「困ったこと」は?

保護者面談に際して、困ってしまった経験がある保護者も少なくありません。先輩ママパパから寄せられた「困ったできごと」のなかでも、特に目立ったものをご紹介していきます。

なにを着ていけばよいか

当日は何を着ていけばよいものかと「服装に困ってしまった」といった声が多数見受けられました。先生にお会いする機会なので、服装はある程度の“きちんと感”を保っておくと安心です。スーツを着るほど堅くなる必要はありませんが、カジュアルすぎず、華美ではないスタイルがおすすめ。ただし、学校によって雰囲気や方針は異なるため、心配な場合は先輩のご家庭にあらかじめリサーチしておきましょう。

面談のスケジュール調整

夫婦共働きの場合は、面談のスケジュール調整に手間取ってしまう場合が多いようです。早めに日程がわかっていれば調整しやすいものの、よりにもよって寸前まで日程が出ない…なんて困ったエピソードも寄せられました。

時間配分がうまくできなかった

また、面談当日の時間配分がうまくできず、「時間が足りなくなってしまった!」なんて経験をした保護者の声もありました。保護者面談は、担任の先生から話を聞いたり、悩みを相談したりできる貴重な機会。ご家庭によっては話したいことが山積みになっている場合もありますよね。そもそも設けられている面談時間が長くないことも相まって、「満足に話ができなかった…」と感じている保護者も少なくありません。

先生と話すことがない

反対に、「先生と話すことがなく、時間を持て余してしまった」という声も。お子さんの学校生活に問題がなく、保護者側からも聞きたいこと・相談したいことがないと、先生からの報告のみで会話が終了してしまう場合もあるようです。何を話せば良いかわからず気まずい思いをした…なんて方もいました。

面談の内容は? 先輩ママパパの「印象的だったエピソード」もご紹介

面談では、具体的にはどのようなことを先生と話しているのでしょうか。みなさんから実際に寄せられた、面談でのやりとりに関するコメントや、印象的だったエピソードを引用しつつお伝えしていきます。

成績や進路、学習状況について

面談では、当然ながら、成績や学習状況、進路について話をします。学習状況を細かく分析されていて驚いた、といった声もありました。中には、授業態度について褒められたり、指摘を受けたりすることもあるようです。

子供の学力など。絵が上手だと先生にほめられました。 [ 男性 ]

学力や、今後どんな所を伸ばしていきたいなどを話してます。 [ 女性 ]

子どもの学校での様子、課題など。低学年のうちから、国語と算数についての細かな分析がされていてびっくりした。 [ 女性 ]

子どもの学習、生活態度について先生からお話がある。こちらからの質問にも丁寧に答えてくださる。[ 女性 ]

友人関係について

学校での友人関係も、保護者面談における主な話題のひとつではないでしょうか。お子さんの休み時間の過ごし方や、お友だちとの関わり方についても聞くことができそうです。

学校での子供の様子を聞く。今困っていることを子供から事前に聞いて、先生に伝える。学習よりも友達関係が一番聞きたいので、そのことを先生に聞く。 [ 女性 ]

学校での様子を先生から聞いて、家での様子を伝えています。学校ではお調子者でクラスのムードメーカーになっていると聞き、友だちに囲まれて過ごせているのかなと安心しました。 [ 女性 ]

抱えている悩みやトラブルについての相談

「抱えている悩みやトラブルについて、先生に相談した」といった回答も散見されました。お友だちとのトラブルや、ご家庭での心配事など、内容はさまざま。面談をきっかけとした先生のサポートによって解決した場合もあれば、非協力的で何も解決しなかった場合もあったりと、先生の対応はそれぞれによって大きく異なるようです。

息子の持ち物を隠されたり取られたり何もしてないのに追いかけられたりが続いていたので、相手の子にどのような指導をしているのか(相手の親御さんへの対応等も)聞いたことがあります。 [ 女性 ]

友だち関係や子の性格において心配していることを相談させてもらった。緊張しやすいので、行事などに消極的で不安を感じ易いと話したら、先生から見通しが持てるようにサポートすると具体的な援助の方法を示してくれて安心した。 [ 女性 ]

子どもの家&学校での様子のギャップの擦り合わせ

お子さんの「家での様子」と「学校での様子」をお互いに報告しあって、ギャップを擦り合わせた、といった回答もありました。中には、お家では甘えたがりなのに学校ではしっかりしていたり、家では少食なのに学校ではおかわりをしていたり…と、家と学校でのお子さんのギャップに驚いたママパパも!

好き嫌いの多い子なのに学校では給食を完食、更におかわりをしてると聞いてビックリ! [ 女性 ]

家での様子。学校ではいい子だが家ではかんしゃくありで毎回先生に驚かれる。 [ 女性 ]

学校での子供の行いやクラスでの立ち位置みたいな部分は印象的でした。家では甘えている娘ですが、学校では周りの子に教えたり困っている子を助けたりしているという話を聞きとても驚いたことを覚えています。 [ 女性 ]

「当たり障りのない話しかしてくれない」「ネガティブな話しかしてくれない」といった回答も

先生が「当たり障りのないことしか話してくれない」といった回答があった一方で、「ネガティブな話しかしてくれない」といった回答もありました。どちらも大切なことですが、どちらか一方しか伝えられないと不安になりますよね。どちらにおいても、先生に不信感を抱く声が寄せられています。

子どものネガティブな話ばかりをする先生がいた。面談終わりの保護者がみんな項垂れて出ていくのが印象的だった。 [ 女性 ]

普段の子供の生活を先生がたくさん話してくださいます。しかし、良いことばかりで、困ったことは出てきません。こちらから、何かあるか聞かないとマイナスな話が出てこないことが分かりました。 [ 女性 ]

印象に残るような面談はありません。先生たちは、あたりさわりのないように話をするようになっているんだろうなと思います。通知表も、定型文しかないので、もうコメント欄はなくていいなと思います。 [ 女性 ]

子どもの学校での様子、学力、宿題などを面談で話した。平行線で、意見が合うことなく、面談は終了した。去年の面談で学担から、「学力も学校生活も、全く問題ない」と言われた。子どもからは、学校や学級での不満がほぼ毎日のように聞いている。成績も、良くもなく、勉強を頑張らせなくてはいけない結果だったのに、上記のようなこと学担から言われて、憤りを感じた。学担は、子どもたちの事を全然みていないと感じた。とても不満と不信感を持った面談だった。今年も、学担が変わることなく、同じなので、子どもの事を非常に心配している [ 女性 ]

先生と直接話せる大切な機会。聞き漏らし・話し漏らしがないように準備を。

今回は、491人の保護者のみなさんから寄せられたアンケートへの回答をもとに、保護者面談に関するエピソードを中心にご紹介してきました。
丁寧に対応してもらえる場合もあれば、不信感を抱くような場合もあったりと、保護者面談に対して抱く印象は、学校や先生によってもまったく異なるようです。
保護者面談は、限られた時間の中ではありますが、子どもの学校生活の中核を担う先生と直接話せる大切な機会です。聞きたいことや話したいことは、事前にしっかり準備をして、聞き漏らし&話し漏らしがないようにしておきましょう。

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文/羽吹理美 構成/HugKum編集部

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