英会話の習い事が続かない? 子どものモチベーションを上げて上達する4つのコツをオンライン英会話「グローバルクラウン」代表の道村さんが解説!

子どもの習い事で人気の英会話。英語が話せると人生の選択肢が広がりますよね。今回は、オンライン英会話教室を運営する株式会社ハグカム 代表取締役の道村弥生さんに英会話の上達のコツや親のサポートなどを教えてもらいましたので、ご紹介します。

英会話上達に大切なことは?

お子さんに英会話を学ばせたいという親御さんは多いと思いますが、始めてみたもののイヤイヤ学習していたり、上達しなかったり、と悩んでいる方も多いのでは。そこで、英会話学習で大切な4つのポイントを道村さんに教えてもらいました。

1.「読み・書き」ではなく、「聞く・話す」から学ぶ

道村さん:小さな子どもが日本語を習得するときは、ママやパパが話すのを聞き、真似しながら身につけています。英語も同じで、まずは「聞く・話す」を練習し、その後に「読み書き」という順で学んでみてください。親御さんから「読み書きを早く始めたいです」との声を聞きますが、それは認知能力が発達する小学生以上で大丈夫。小学3年生以上でも十分間に合います。まずはたくさん聞いて、たくさん話すことからはじめていただきたいです。

2.1回の学習時間よりも、頻度を増やす

道村さん:1日の学習時間は短くても、学習の頻度を増やす方が上達への近道です。間があくと英語の感覚を忘れやすいため、当社では週3回以上のレッスンを推奨しています。これまでのデータを見ても、週あたりのレッスン回数が多いお子さんは、上達する速度が速いという結果がでています。

株式会社ハグカム代表取締役の道村弥生さん

3.早く始めればよいのではなく、継続できるかが上達の分かれ目

道村さん:よく、「低年齢で始めた方が良いですか?」と聞かれることがあります。確かに身につきやすいのは事実ですが、ここには注意が必要です。英会話は長い期間をかけて習得するものなので、重要なのは継続すること。小さな頃に初めても、お子さんが飽きてしまい途中でやめてしまったら、せっかく積み上げたものががリセットされてしまいます。ですから英会話を習いはじめるタイミングは、お子さんの状態やモチベーション、家庭の時間的・金銭的余裕を考慮し、「今なら英会話を続けられる」と判断できるときがよいですね。

4.子ども自身が英会話学習への目的を持つ

道村さん:お子さんが「英語を話せたら、こんなに面白い世界が待っている」というゴールイメージを持つと、学習へのモチベーションがぐっと上がり、上達が加速します。英会話を長年続け、上達している小学校高学年のお子さんは、「色々な国に住む先生の話がおもしろい!」「海外の人にあいさつができて嬉しい!」と話してくれます。始めるきかっけは親の意向だったとしても、いつかはお子さんなりの楽しさを見いだせるよう、周囲の方々がサポートしていただけたら良いですね。

英会話を習得するためには、楽しく場数を踏むことが重要。目的を持って夢中で取り組めれば、上達に近づける!

英会話上達のために親ができるサポートは?

次に親御さんができるサポートをお聞きしました。

間違いを恐れずチャレンジできる環境づくり

道村さん:間違えても英語をどんどん話すといったチャレンジができるお子さんは、英会話の上達が速いです。間違えを正すよりも、間違えから何を学ぶかが大事。「間違ってもいいから思ったことを言ってみよう」と声をかけてあげましょう。いっぱいチャレンジできたらお子さんをほめてあげてください。

海外の人に声をかけてみる

道村さん:流暢でなくてもよいので、親御さんが外国人観光客に話しかけてみるのもおすすめです。親御さんがチャレンジする姿や、楽しそうに外国人と話す姿を見ることで、お子さんは「英語が話せると楽しい」と知るきかっけになります。ちょっと勇気が必要ですが、旅先で話しかけられて、嫌な気持ちになる方は少ないと思いますよ!

親が英語で話しかける姿は子どもの記憶に残るハズ

 

 

オンライン英会話GLOBAL CROWNとは?

株式会社ハグカムが運営するオンライン英会話教室 GLOBAL CROWNについてもお聞きしました。

忙しいご家庭に、オンライン英会話は好相性

道村さん:オンラインのレッスンは送り迎えをする時間が必要ないので、保護者の負担が少なく、他の習い事と調整をとりやすいのがメリット。親御さんが夕飯をつくっている間に、お子さんにレッスンを受けさせる方も多いです。英会話は頻繁に学習することが大切ですので、オンライン学習との相性がいいですよ。

対面の方が良いのではといったご意見もありますが、遠方のおじいちゃんやおばあちゃんと画面越しに会話することに慣れている子どもたちにとって、対面かそうでないかはあまり関係ありません。むしろ、タブレットを使った学習は子どものモチベーションが高い点で大きなメリットがあります。

講師の条件は、バイリンガル&子どもにモテる人

グローバルクラウンでは、何と言っても講師の質に自信があります。採用基準のひとつに「日本語も英語もネイティブレベル」という点があります。レッスン中、生徒さんが英語に詰まったときも、講師が日本語でフォローすることで、英語を引き出すことができますし、日本独自のニュアンスを汲み取れることが生徒さんの安心にもつながります。英会話のレッスンは、楽しいことが最重要ですから!

はじめてのお子さんにとって、日本語でもサポートしてくれるのは安心ですよね

もう1つ重視しているのが、「子どもにモテる」こと。子どを集中させるためには、講師の表情を含めたコミュニケーション力がとても大切です。面接のときには、本当に子どもが好きか、子どもへの愛情が感じられるかを重視しています。

ちなみに、生徒さんには色々な講師とコミュニケーションをとっていただくため、講師を固定していません。もちろん、相性が合わないなどの場合は対応をしていますのでご安心ください。

レッスン時間は20分

道村さん:子どもたちが集中を切らさず楽しいままレッスンを終え、また次もやりたいという気持ちが大事なので、レッスン時間を20分にしています。

また、講師のスケジュールは生徒ひとりにつき30分単位で組まれており、その日のレッスンレポートを書くのに十分な時間を確保することができます。きめ細やかなレポートは、親御さんからも好評をいただいています。

ゲーム感覚で学べるアプリで、子どものやる気がアップ

実際にアプリを見せてもらったところ、とても凝っていて驚き。子どもが夢中になるのもうなずけます。

道村さん:グローバルクラウンは教科書やノートを使わず、アプリで教材をご提供しています。アプリでは、レッスン回数や出会った先生の人数が増えると、花吹雪が舞ったり海の生き物が増えたりと、子どものやる気を引き出すしかけがたくさん詰まっています。

アプリ上で単語やフレーズを学習できるほか、AIが自分の発音を評価してくれる機能もあります。娘もレッスンを受けているのですが、私よりもずっと発音が上手で負けてしまうんですよ。

親子で英会話にチャレンジ!

子どもの好奇心育成に携わりたいという思いから、ハグカムを設立した道村さん。ご自身は、受験英語を学んできたことで、英語が嫌いになっていたご経験があるそうで、子どもたちには英会話を楽しく学んでほしいという熱い思いが伝わってきました。

取材後、筆者も娘の前で外国の方に話しかけてみました。ドキドキしましたが、話した後は充実感が。娘は不思議そうな顔をして筆者を見ていました。父のいつもと違った一面に驚いたのかもしれません。
英語はどんどんチャレンジすることが大切。まずは、親が間違えても発音が悪くても、英語を話す姿を子どもに見せたいですね。

GLOBAL CROWNのサイトはこちら≫

お話を聞いたのは

道村弥生さん|株式会社ハグカム 代表取締役
株式会社サイバーエージェントへ新卒入社し、子会社経営・人事・新規事業開発などに従事。多くの学生や新社会人と会う中で、幼少期の原体験がその後の人生に大きな影響を与えていると実感し、2015年に株式会社ハグカムを設立。 両親と祖父母の全員が教師という教師家庭で育った経験から、 <子どもの「できた!」を育む。>をビジョンに掲げ、いつでもどこでも子供にとって恩師のような先生に出会えるオンラインスクール事業を展開。現在は、英会話レッスンを中心とした「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」を運営。現在、仕事と子育ての両立に奮闘中。

取材・文/峯あきら

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