「フィジー」ってどんな国? 泥温泉や砂丘、世界有数の幸せな国など、たっぷり魅力を紹介【HugKum世界紀行】

南太平洋の楽園と称される「フィジー」。ここには美しい海や温泉、砂丘などの見どころがたくさんあります。この記事ではフィジーの基本情報や観光地、特徴などを一挙紹介します。どんな国なのか、さっそく見ていきましょう。

フィジーってどんな国?

南太平洋の中央部に位置する「フィジー」はどんな国なのでしょうか? その特徴や観光スポット、有名なものなどをチェックしていきましょう。

フィジー基本情報

まずはフィジーの正式な国名や首都、場所などといった基本情報からご紹介します。

国名

正式な国名は、「フィジー共和国」といいます。

首都

首都は、スバです。

場所

フィジーの場所

フィジーは南太平洋の中央部に位置します。近くには、西側にオーストラリア、南側にニュージーランドがあります。

日本との時差

日本とフィジーとの時差は3時間で、フィジーのほうが3時間進んでいます。たとえば日本が午前0時だとすると、フィジーは午前3時となります。

面積

フィジーの面積は、1万8,270平方キロメートルです。これは、四国とほぼ同じ大きさとなります。

エリア

フィジーは中央、北部、東部、西部の4つの地域に分かれています。それぞれのエリアにある県は次のとおりです。

中央地域
・ナイタシリ州
・ナモシ州
・レワ州
・セルア州
・タイレヴ州

北部地域
・ブア州
・ザカウドロヴェ州
・マズアタ州

東部地域
・カダヴ州
・ラウ州
・ロマイヴィティ州

西部地域
・バ州
・ナドロンガ・ナヴォサ州
・ラ州

人口

フィジーの人口は、928,784人(2024年、世界銀行)です。これは和歌山県の人口と同じくらいの数となります。

言語・公用語

フィジーの公用語は英語です。そのほかフィジー語、ヒンディー語も使われています。

通貨

フィジーの通貨単位はフィジー・ドルです。日本円にすると、1フィジー・ドルは70.46円です(2026年2月3日現在)。

宗教

フィジーの国旗

フィジーの人々が信仰する宗教は、フィジー系の多くがキリスト教、インド系はヒンドゥー教、イスラム教などとなっています。

歴史

1643年 オランダの探検家・タスマンがフィジー諸島の北部を発見する。
1874年 イギリスの植民地となる。
1970年10月10日 イギリスより独立する。国名をフィジーとする。
1987年10月 イギリス連邦から離脱し、共和制へ移行する。国名をフィジー共和国とする。
1997年9月 イギリス連邦に再加盟。
1998年7月 民族融和を目指す新憲法を発効する。国名をフィジー諸島共和国とする。
2011年2月 国名を「フィジー共和国」に変更する。

天気・気候

フィジーは熱帯雨林気候に属し、1年中暖かいのが特徴です。雨季と乾季がありますが、雨季に雨が1日中降り続くことはありません。

フィジーのナンディと日本の東京をくらべると、フィジーのほうが平均気温が高く、11月〜4月の降水量が多い傾向にあります。

フィジーの治安・住みやすさ

ここからは、フィジーの治安や住みやすさを解説していきます。

治安は安定している

フィジーの治安は安定しています。ただし貴重品の盗難被害が多く発生しているため、訪れる際には注意が必要です。

住みやすさは良好

フィジーは比較的治安が安定しており、凶悪犯罪の発生率もかなり少ないため住みやすいといえます。ただし医療や教育レベルは低いので、移住する際には十分検討しましょう。

フィジーの見どころ・観光

フィジーの観光名所をご紹介しましょう。

レブカ歴史的港湾都市

2013年に世界遺産に登録された「レブカ歴史的港湾都市」

オバラウ島にある「レブカ歴史的港湾都市」は、イギリス領時代の首都だった場所です。ここには、南太平洋の交易の中心地だった1800年代のコロニアル建築物とフィジーの伝統的な文化が融和した、独特な町並みが残っています。見どころはビーチ・ストリートに並ぶ木造平屋の家々、旧町議会のレブカ・タウン・カウンシル、石造の時計塔が特徴的な「セイクリッド・ハート教会」などです。

サンベド泥温泉

フィジーには温泉があることをご存じですか。サンベト地区にある「サンベド泥温泉」は、天然の泥パックと温泉が楽しめる人気スポットです。天然の泥は、真っ黒できめ細やかなのが特徴。泥の効果でお肌がすべすべになり、心も体も整います。

シンガトカ大砂丘

美しい砂丘が広がる

フィジーには砂丘もあります。ビチレブ島南西部の都市、シンガトカの海岸沿いに広がる砂丘が「シンガトカ大砂丘」です。砂丘周辺は「シンガトカ大砂丘国立公園」として整備されており、丘の高さが約60メートルにも達する場所や、銀色に輝く砂と青い海のコントラストが美しい場所を見ることができます。ここでしかできない体験を味わえる絶景スポットです。

スリーピング・ジャイアント植物園

スリーピング・ジャイアント植物園は、ナウソリ高原のふもとにあります。この植物園の特徴は、フィジーの自然環境の一部を切り取ったようなつくりになっていること。フィジーでしか咲かない花や、南国ならではのカラフルな植物を見ることができます。

また、ランのコレクションは世界最大級の規模を誇ります。約20万平米の敷地に2,000種類以上のランが展示されているのが特徴で、その美しさに圧倒されることでしょう。

ママヌザ諸島

自然に守られたサンゴ礁を楽しめる

ママヌザ諸島は、およそ20のリゾートアイランドが集まっている諸島です。ここは白い砂浜やサンゴ礁に囲まれており、シュノーケリングやスキューバダイビングなどのマリンスポーツが楽しめます。

フィジーの特徴・有名なもの

観光スポット以外の、フィジーで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。

国名の由来

フィジーは、首都のあるビチレブ島の「ビチ」が英語化したものといわれています。ちなみに「ビチ」には「太陽が昇る、東方」という意味があるそうです。

国旗の意味

フィジーの国旗には、ユニオンジャックと楯の紋章がデザインされています。ユニオンジャックは、イギリス連邦の一員であることを示しています。楯の紋章には、旧宗主国イギリス王室を象徴する黄色いライオン、イングランドを表す聖ジョージの赤い十字、特産のサトウキビ、椰子の木、バナナ、平和のシンボルであるオリーブの枝をくわえたハトが描かれています。また、地色の水色は太平洋を表しているのだそうです。

日付変更線をまたぐことができる

フィジーのタヴェニ島のほぼ中央部分には「180°0´00´´の碑」が建てられています。ここは、経度180度線、国際日付変更線が通っている場所です。日付変更線の間に立つと、昨日と今日をまたぐという不思議な体験ができます。

世界幸福度調査で1位になったことがある

フィジーは、カナダの調査会社やアメリカの会社が行っている「世界幸福度調査」で何度も1位になっています。この調査では「あなたは幸せですか?」と聞かれるもので、フィジーの人たちの多くは「幸せ」と答えているのです。

フィジーの人たちが幸せと感じている理由には、温暖な気候やフレンドリーで社交的な国民性、人種や宗教に関係なく人々が共存していることなどが考えられます。

フィジーの伝統料理「ロボ」

結婚式や特別なときに食べられている伝統料理が「ロボ」です。地面に穴(ロボ)を掘り、その穴に焼けた石を置いてバナナの葉を敷き詰め、その上に豚肉や鶏肉、魚、タロやキャッサバなどのイモ類を置き、バナナの葉でふたをして土をかぶせて数時間蒸し焼きにします。かなり手間がかかる豪快な調理法で、香ばしく滋味深い味わいを堪能できます。

世界遺産や温泉、世界一幸せな国「フィジー」

フィジーには、世界遺産のレブカ歴史的港湾都市や自然豊かな観光スポット、温泉などの見どころが数多くあります。またフレンドリーで社交的な国民性や、多様な文化が共存する環境もフィジーの魅力です。さらに伝統料理「ロボ」も、訪れる人々に新たな味覚体験をもたらします。フィジーのことをさらに知るために、次の旅行先として検討してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事もおすすめ

607の島からなる「ミクロネシア」はどんな国? 大自然の魅力と観光スポットを紹介【HugKum世界紀行】
ミクロネシアってどんな国? 太平洋の西側にあり、赤道のすぐ北あたりに位置するのがミクロネシアです。たくさんの島から構成されているこの...

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事