【文具便利グッズレポ】「かどまる」「かどそろ」??お勉強カードが自分で作れる!便利なパンチ2種類を試してみました!

プリントや資料をファイリングをするために一気に2つの穴が開けられる2穴パンチ。あなたも使ったことはありますよね?それ以外にもパンチにはいろんな種類のものが存在します。今回はお勉強カードを作る工程を例に、子育てはもちろんアイディア次第で様々に使える2種類のパンチをご紹介します。

ひらがなを覚えるカードを作ってみよう

お子さんに最初に覚えてもらいたいものと言えば?筆者の家庭ではひらがなでした。当時はマグネットで作ったのですが、サイズが小さくて、50音あるので枚数も多く…いつの間にか1つ消え、2つ消え、そのうちに使われなくなってしまいました。

丈夫でなくさない、安全なカードを作ろう

そこで、今回はラミネート加工をして水・折れや汚れに強く、角に開けた穴がきれいに揃ってリングが通せるような持ち運びも簡単、管理もしやすいひらがなカードを作ってみます。

まずはカードの素材を探そう

ひらがなを覚えるためのカードはネットを使って検索すると無料で配布しているサイトがたくさん出てきます。気に入ったカードをプリンターで印刷して、1枚ずつカットしましょう。

イラストを入れるとお子さんもわかりやすいですよね

今回筆者はフリー画像素材のサイトを利用して、カードを作ってみました。

ラミネート加工はどうする?

学校や園にはラミネーターがあることが多いですが、ご家庭でお持ちの方は少ないのではないでしょうか? そんな時に私が利用するのは、100円ショップや文房具店などにある、シール式のラミネートセットです。

周りにマチを作って、そこを貼り付けることで密封します
端を少し残せばカットも可能です

片面はプラスチックの板、もう片面は全面のりがつけられたシートになっていて、その2枚の間に紙を挟み、マチを少し残して切るとラミネートのようになるというものです。

こちらも様々なサイズがありますので、印刷したカードのサイズによって選んでみてください。もちろん、ラミネーターをお持ちの方は、ラミネート加工してくださいね。

まずは角を落とします

ここからが2種類のパンチの出番です!

まずはカードで怪我をしないように、角を落とします。

角を丸くするのは「かどまる」にお任せ!

ピンクの角はシートを半分に切ったためにできた尖った部分。紫のように丸くしたいですよね?

ハガキサイズのラミネートシートで、ハガキサイズの半分をさらに細くした(マチを確保するために切りました)カードを作りました。

半分にカットしたラミネートシートは鋭く尖っています。なので、これをそのままお子さんに渡すのは避けたいところです。

そこでご紹介したいのが、サンスター文具が販売している「かどまる PRO-NEO」です。「かどまる」シリーズは写真やカード、ラミネート加工されたものでも角を丸くカットすることができるパンチシリーズです。

かどまるPRO-NEO

今回筆者が使用した「かどまるPRO-NEO」は現在、かどまる最上位機種。紙の角を差し込む穴が3ヶ所にあり、S(3mm)、M(5mm)、L(8mm)にそれぞれカットしてくれます。

無理せずカットするのが基本

たくさんカットするものがあると一回に何枚も差し込みたくなりますが、想定されている厚さよりも多く入れてカットすると故障の原因になります。対応している厚さが書いてある場合はそれ以上は入れないようにしましょう。

今回は3mmにしてみました

かどまるPRO-NEOにはロックがついています。ロックを解除すると本体に収納されていたカット用のボタンが上がります。使用前のラミネートシートの角の丸みをはかり、今回は3mmに丸めることにしました。

本体上部に角のカットする大きさが書かれています

S・3mmと書かれたのところに角を取りたいカードをの角を差し込みます。この時、角がしっかりと奥まで入っていることがポイントです。

そして、ボタンを下まで押し切って手を離し、カードを取り出すと角が丸く仕上がっています。

左から3mm、5mm、8mmです

なお、3mm、5mm、8mmを比較すると上の写真のようになります。メーカーでは3mmは名刺の角をカットするときに、5mmはポストカードの角をカットするときに。そして8mmはポスターの角をカットする時にちょうどいい大きさと説明をしています。

ありそうでなかった!角の同じ場所に穴を開けてくれるパンチ

角に穴を開けるのはたいへんだった!?

幼稚園・学校のお当番表やカフェ・レストランなどのメニューで左上に穴が空いていて、リングで束ねられているものをよく見かけますよね?
筆者はそのようなものを作る機会がなかったのですが、経験者の声を聞くと同じ位置に揃えて開けるのがとても難しかったのだそうです。

同じ位置に合わせて穴を開けているつもりが…

なので、試しにやってみました!1穴パンチの端に紙の端っこを合わせて4枚に穴を開けてみたところ…

重ねてみると、あららら…

こんなにズレてしまいました。これは難しい!

必ず同じ場所に穴を開けるパンチ!

かどそろ。お豆のような形がかわいいです。

サンスター文具から2024年7月に発売になった、「かどそろ」こそが2つ目のパンチです。
穴を開けたいカードの角を「かどそろ」の正面に開けられたスリッドに差し込み、奥までセットして上から押すと、きれいに1つ穴が開きます。

4枚重ねてます

しかも、穴を開けたいものを入れると2つの辺をしっかりと捉えて決まった場所に導いてくれるので、同じ位置に穴が開けられます。実際にやってみたものが上の写真です。とても気持ちがいいですね!

少し手間はかかりますが、この繰り返しで丈夫なひらがなカードを作ることができます。

使い方色々無限大!

今回はひらがなカードの作り方を例にしましたが、他にも使い方は無限大!

例えば「かどまる」は小さいお子さんのお絵描き用画用紙の角を丸めるのはいかがでしょうか?
メッセージカードに使うと印象が柔らかく雰囲気を変えることもできますよ。

「かどそろ」は、少し厚い紙で手作りの漢字単語帳を作るなど学年が上がっても使えますし、保育や学校現場でもたくさん生かすことができそうです。

一つのことをバリバリとこなす、職人のようなパンチ2種類をぜひ覚えておいてください。

かどまるシリーズ 詳しくはこちらから>>
かどそろ 詳しくはこちらから>>

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文・構成/ふじいなおみ

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