「お腹まわりが戻らない…」506人に聞いた産後体型のリアル! 実際に効果のあったボディメイク方法は? 【HugKum総研】

年齢を重ねたり、出産や育児を経験したりする中で、「体重」や「体型」が気になるという方も多いのではないでしょうか。「太ってきた」「産前の服が入らない」など、共感できるお悩みもたくさん。健康のためにも気をつけていきたい「体のこと」について、HugKum読者506人にアンケートを実施しました。回答者の約9割は女性で、「出産を経験したからこそ」のお悩みも寄せられています。

【調査概要】調査期間:2025年8月9日~8月26日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者 506人

自分の体重や体型に満足していますか?

「自分の体重について気になっていますか?」(回答者数:506人)
「自分の体重について気になっていますか?」(回答者数:506人)

まずは「自分の体重について気になっていますか?」という問いでは、全体の8割以上にあたる422人が「気になっている」と答えました。

「自分の体型について気になっていますか?」(回答者数:506人)
「自分の体型について気になっていますか?」(回答者数:506人)

同様に体型について尋ねたところ、こちらはなんと465人が「気になっている」と回答。こちらは全体の9割以上に相当します。体重は気にならなくても、体型の変化が気になるという人も少なくないようです。

「体重や体型が気になる理由を教えてください」(複数選択可、回答者数:506人)
「体重や体型が気になる理由を教えてください」(複数選択可、全回答者数506人のうち体型か体重が気になる回答者)

2つの質問で「とても気になっている」「少し気になっている」と選択した人に、体重や体型が気になる理由を尋ねたところ、「鏡や写真に映る自分に満足できない」(332人)、「着たい服が着られない」(216人)、「健康面が心配」(211人)と続きました。

また、「筋肉がなくなり疲れやすくなった」「肩こりや腰痛がひどくなった」など、実際に健康面に支障が出ているという声も寄せられました。

年々気になる体重や体型。「いつぐらいから気になるようになりましたか?」と尋ねたところ、「思春期の頃から」や「子どもの頃から」という昔からのお悩みも挙がりましたが、最も多く挙げられたのは「出産してから」(172人)。実に全体の3分の1の方が「出産を機に体重や体型が気になるようになった」と挙げています。

「30代に入ってから」「40代を過ぎてから」など、具体的な年齢を挙げる声も見られました。思わず“あるある”と頷いてしまう人も多そうです。

お腹、太もも…気になる体の部位はどこですか?

「特に気になる体の部位はどこですか」(複数選択可、回答者数:506人)
「特に気になる体の部位はどこですか」(複数選択可、回答者数:506人)

では、実際みなさんはどの体の部位を気にしているのでしょうか。実際に気になる部位を尋ねたところ、「お腹まわり」(340人)、「太もも」(205人)「ヒップ」(186人)、「二の腕」(174人)、「顔(フェイスライン、むくみなど)」(164人)という結果になりました。中でも「お腹まわり」はダントツで多く、産後の体型変化を実感している人が目立ちました。

産後7年ほど経つ方からは「出産時に腰回りやお腹まわりについた脂肪がいまだに取れず、どんな運動を心がけても、マッサージしても取れないことが気になっています。パンツのサイズは2サイズアップしてしまいました」(女性/兵庫)という切実な声が寄せられています。

マッサージ、ストレッチ、スキンケアなど! HugKum読者のボディケア術

「1日あたりボディケアにかけている時間はどのくらいですか?」(回答者数:506人)
「1日あたりボディケアにかけている時間はどのくらいですか?」(回答者数:506人)

そんなHugKum読者に「1日あたりどれくらいボディケアに時間をかけているか」を尋ねたところ、約4割の人が「ほとんどしていない」(209人)と回答。118人が「5分未満」、122人が「5~15分」と、約9割の人が「長くても15分以内」(計449人)という結果になっています。

子育てや仕事に忙しい世代だけに、「何かしなければ」と思いつつも、なかなか時間が取れないという声が多く聞かれました。

実際に「体重管理のために現在行っていること」を聞きました。

1.ウォーキングや散歩

「近場に用事があれば、できるだけ徒歩で動くように心がけています」(女性/福岡)
「毎日早朝の30分ウォーキングをしています」(女性/茨城)
「エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使います」(女性/福岡)
「乳児とのお出かけのときには、ベビーカーではなく抱っこ紐で歩くようにしています」(女性/東京)

もっとも多かったのは「ウォーキング」や「散歩」など、意識的に歩くことを心がけているという声でした。

駅までは歩くようにする、歩数アプリを入れてできるだけ歩くようにしているなど、毎日の生活の中で取り入れやすいことから実践している人が多い印象です。毎日8,000歩以上歩く!と具体的な数値を目標にしている人も。

2.筋トレや軽い運動

「YouTubeでダイエット動画を見ながら、ストレッチをしています」(女性/宮城)
「就寝前にストレッチをして寝るようにしています」(女性/福岡)
「スポーツジムで筋トレ、有酸素運動をしています」(女性/東京)

実際にジムに通ったり、動画を見ながら宅トレを頑張ったりと、筋トレや軽い運動を取り入れている人も多いようでした。「寝ながらできるストレッチ」や「フィットネスゲーム」など、気軽に始められる運動を取り入れている人もいるようです。

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3.食事に気をつける

「バランスよく食べること。食べすぎた日はその後の食事で調整しています」(女性/神奈川)
「ベジファーストを心がけています」(女性/新潟)
「ご飯を食べる前にバナナやドライフルーツ、ミックスナッツなどであらかじめお腹に満足感を与えて、食事量を抑えています」(女性/兵庫)
「20時以降は飲食を控えています」(女性/大阪)

また食事面で気をつけているという声も挙がりました。「間食せず規則正しい食生活をする」「糖質制限をする」「たんぱく質をとる」「栄養が偏らないようにする」「甘い飲み物を控える」など、さまざまな声が挙がっています。

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実際に効果を感じた方法は?

「実際に試して効果を感じたボディメイク方法があれば教えてください」(複数選択可、回答者数:506人)
「実際に試して効果を感じたボディメイク方法があれば教えてください」(複数選択可、回答者数:506人)

実際に試して効果を感じた方法としては、「自宅でのストレッチ・筋トレ」(188人)、「ウォーキング・ランニング」(120人)、「食事管理・プロテイン摂取」(105人)と、前段のアンケート結果と比較しても妥当な結果となりました。

時間が取れない中でも続けやすく、効果が出やすいボディメイク方法が、子育て世代に賢く取り入れられているようです。

今後試してみたい! ピラティスや骨盤矯正など

最後に「今後、試してみたいボディメイク方法や、気になるアイテム」を聞きました。自由回答に寄せられた声をご紹介します。

1.ピラティス・ヨガ

「ピラティスに興味があります。自宅で簡単に取り組めたらうれしいです」(女性/茨城)
「ヨガやピラティスなど。姿勢を整えたり、体をきれいにしたりしたいです。冷えが気になるので、体を温める方法も試してみたいです」(女性/静岡)
「ヨガやピラティスが気になっています。今は、お金がかかることは難しいのですが、いつかやってみたいです」(女性/大阪)

多くの人が気になる、と回答したのが「ピラティス」や「ヨガ」。体幹を整えながら姿勢改善にもつながるため、美しいボディラインを作れるのでは? と期待を寄せている声が挙がりました。

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2.EMS機器、リカバリウェア、骨盤矯正など

「EMS機器は、貼るだけ、つけるだけで筋肉を刺激できるので、ながらケアに便利そうです」(女性/神奈川)
「血流を改善して新陳代謝を高められるようなリカバリーウェアなど。寝ている間に効果が出るものが気になります」(女性/京都)
「家庭用キャビテーションが気になります」(女性/栃木)
「おしりから太ももにかけてが特に気になるので、骨盤矯正ベルトやガードルを試してみたいです」(女性/岡山)

着るだけ、つけるだけのボディメイクアイテムや、ながらケアができると人気のEMS機器などが票を集めました。エステに通わずとも自宅でケアができる家庭用キャビテーションやデンキバリブラシなどの美容家電も注目されています。

一方で「実際に導入している」という声が少数派だったことからも、手軽に取り入れられる反面、初期投資がかかるゆえに、「本当に効果があるの?」「私でも続けられるかな?」と、導入を迷っている人も少なくはないようです。

3.本格的なトレーニングの導入

「ボクササイズ、ホットヨガ、スイミングなどを試してみたいです」(女性/兵庫)
「パーソナルジムに通ってみたいです」(女性/東京)
「トランポリンやズンバなど、楽しみながら体を鍛えたい!」(女性/北海道)
「自宅にルームランナーを取り入れたいです」(女性/東京)

気軽に始められるストレッチや筋トレだけでなく、本格的なトレーニングの導入など、もう少ししっかり体を動かして引き締めていきたい、という声が聞かれました。また、今運動を取り入れられていない人からは「気軽にトレーニングを始めてみたい」という声もありました。

子どもと一緒に楽しむトレーニング

アンケートではこんな声も挙がっています。

「親子ヨガや親子体操で子どもと遊びながら、痩せられたらうれしいです」(女性/愛知)
「自宅で動画を見ながらストレッチをしています。子どもと一緒にやることでより効果を感じています」(女性/福岡)

なかなか時間が取れない子育て世代だからこそ、楽しみながら続けられる方法があればいいですよね。特に子どもと一緒に楽しむトレーニングなら、モチベーションもより上がりそうです。

スキマ時間を見つけて運動するもよし、毎日の食事に気をつけてみるもよし、もちろん効率重視で、より効果が感じられる機器や美容アイテムを取り入れてみるのもいいかと思います。

見た目の美しさはもちろん、健康のためにも気をつけていきたい「体重」と「体型」。無理なく続けられる自分に合った方法を、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてください。

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文・構成/伊東ししゃも

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