子どもの習い事「剣道」のメリットは? 向いている子の特徴や注意点をご紹介

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小学生の子どもが習い事として剣道を選ぶ場合、効果やメリットはどんなことがあるのでしょうか? また剣道に向いている子どもや、剣道を習わせる際の注意点をまとめてご紹介します。さらに剣道を習う上で必要な道具や道着などの選び方、必要なアイテムも確認していきましょう。

子どもの習い事に「剣道」を選ぶ効果やメリットは?

剣道を習うと主に次のようなメリットがあると考えられます。

礼儀作法が身につく

竹刀で激しく相手を打つ競技ですが、「礼に始まり礼に終わる」と言われるように、特に礼儀作法を重んじるスポーツです。相手を尊重し、正しい礼の仕方から正座の仕方、挨拶の方法などが重視される世界です。

そのため、小さな子どもであっても剣道を習うことで、礼儀作法が自然と身につき、正しく礼や挨拶をできるようになる可能性が高いと言えるでしょう。家庭での教育だけでなく、道場でそのような礼儀作法を指導してもらうことは、子どもにとっても親にとっても大きな意味があるかもしれません。

集中力がつき頭が良くなる

剣道は一瞬の隙をみて、勝負が決まる競技。だから試合が始まったら、その間集中し続ける必要があります。小さな子どもにとって、ひとつのことに集中することは簡単なことではありませんが、剣道を通して集中力が鍛えられていくでしょう。

また集中力がつくことによって、学校での授業への集中力も高まり、勉強にすぐ飽きたりせず学ぶことができるようになるかもしれません。相手の先の動きを読むという剣道のスキルから、子どもの頭も良くなっていくと期待できます。

精神力も鍛えられる

重い防具を身につけて行う剣道の稽古は決して楽なものではありません。夏は暑くなり、打たれれば防具をつけていても痛いものです。しかし、そんな稽古を乗り越えていくことで子どもは強くなっていくもの。武道には「心技体」が揃っていると言いますが、剣道を通して子どもの忍耐力や精神力も鍛えていくことができるでしょう。

剣道を習わせたいと思う理由は?

HugKumでは、5~12歳のお子さんがいるママやパパに、お子さんに「剣道」の習い事をさせているか、習わせたいと思う理由は何か、アンケート調査してみました。

「団体スポーツをやってみたが合わなかった」(30代・神奈川県・子ども3人)
「身内に剣道を続けている人がいて身近だったから」(40代・埼玉県・子ども2人)
「私(母親)や祖父が剣道をしていたので」 (30代・兵庫県・子ども2人)
「精神面で鍛えられる気がするので」(30代・埼玉県・子ども2人)
「礼儀が身につきそうだから」(30代・山口県・子ども2人)

アンケートでは、集中力などの精神面の理由から、団体スポーツが合わなかった、身近に剣道をしている人がいるなどの理由が聞こえてきました。

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剣道に向いている子はどんな子ども?

剣道は男の子が向いていて、女の子は向いていないなどの、向き不向きはほとんどありません。背の高さや体格の良さは関係なく、だれもが平等に戦える競技が剣道です。そのため、男の子も女の子も、体格の大小、運動神経のよさなども問わず、だれでも始めることができます。

活発な子だけでなく、控えめで引っ込み思案の子でも剣道を始めることで積極的になれるというケースもあるかもしれません。

剣道を習わせる際の注意点

では子どもに剣道を習わせるときや、子どもが「剣道を習いたい」と言ったときに、どんなことに注意しておけばよいでしょうか。

道具にかかる費用

ひとつは道場に通う費用について覚えておきましょう。剣道道場の月謝は、場所により異なりますが、1万円以内が相場と、他の習い事と比べても格段高いわけではありません。しかし、最初は道具などを一式そろえる必要があり、5万円ほどかかると見ておいたほうがいいでしょう。ただ、初めは竹刀だけの購入でOKという道場もありますし、一度購入した道具は頻繁に買い換える必要があるわけでないため、長い目で見れば大きな費用ではないのかもしれません。

また、剣道は防具などがどうしても臭くなりやすいという点もデメリットのひとつになるでしょう。

小学生でも低学年の場合は防具の購入時に注意

小学校低学年から剣道を始める場合、考えておきたいのが防具を購入するタイミングです。成長期にある子どもにとって、小学校低学年の防具はすぐに体にあわなくなる可能性が高いです。防具は安いものではありませんから、小学校高学年くらいの体が丈夫になった頃、中学生くらいまで使えるサイズにあわせて購入するのが良いでしょう。

道場の選び方

では剣道道場はどのように選んだらいいでしょうか。

動機や目的を確認しよう

剣道の道場には、級や段といった段位をとることを目標とする道場と、試合に出場していくことを目標とした道場にわけることができます。前者の道場の場合は、基本動作を中心に稽古していき、後者の場合は実践練習が中心となります。子どもがどんな目的で剣道を始めようと思っているのか、その目的にあった道場を選ぶようにしましょう。

何歳から始められるの?

剣道を習い始められる年齢は道場により異なりますが、小学校入学前の子どもでも参加できる道場もあります。ただ剣道は重い防具を身につけ、長い竹刀を持つことが必要なため、小学校に入学した頃から始めたほうがベストといえるかもしれません。

費用はどれくらい?

剣道の道場でかかる月謝は6,000円~1万円ほどで、それ以外に入会金がかかります。さらに剣道着や防具をそろえることが必要な場合は、一式5万円ほど必要となります。

剣道に必要なアイテム

では剣道に必要なアイテムを順番に見ていきましょう。

竹刀

剣道に不可欠なのが竹刀です。竹刀の長さは、床に竹刀を立てて脇くらいの高さになるとちょうど良いと言われています。子どもの身長にあった竹刀を選ぶようにしましょう。また竹刀袋や、竹刀の柄と刀身の間につける鍔・鍔止め(つば・つば止め)も用意しましょう。

竹刀「吟風仕組竹刀 剣皇 小学生用」

小学生用の竹刀です。サイズは28~39まで揃っています。全日本剣道連盟の試合規格にもとづいた、安全な竹刀に採用される「SSPシール」がついています。

竹刀袋「軽量ナイロン竹刀袋(34以下用)2本入」

水にぬれても安全なナイロン製の竹刀袋。2本まで入れることができ、肩かけ紐もついています。

鍔・鍔止め「剣道 竹刀用 鍔&鍔止め」

着脱簡単な鍔&鍔止めです。赤、青、緑、シルバーなどがあります。

道着

剣道着を選ぶ際は、道着の素材や厚み、生地の染め方、仕立て方に注目してみましょう。綿素材の道着は汗を吸収しやすいですが、色落ちや洗い縮みがあります。一方ポリエステルの道着は乾きが早いといった特徴があります。また厚みに関しては、オールシーズンで使える安価なものが多い一重生地から、耐久性があり試合などでしっかり見せる二重生地などがあります。さらに見た目のデザインや動きやすさなども考慮して選ぶと良いでしょう。

剣道着「六三四 剣道着 子供用」

綿100%で肌触りがよく通気性にも優れた道着。オールシーズン使えて、多くの子どもが愛用している剣道着です。

剣道袴「特製ポリエステル剣道袴(紺色)」

ポリエステル65%レーヨン35%の化繊混紡素材のため、色落ちや縮みもなくお手入れが簡単。子どもでも簡単にたためる、内ひだプリーツ加工が施されています。

防具

剣道の防具の値段はピンキリで、とても高価なものもありますが、一般的に子ども用の防具は大人用よりも安めになります。また国産と外国産があり、外国産は比較的安価なものが多く、国産は高めになりますが品質が良いという評判もあるようです。

防具一式「【剣道防具セット】瞬(しゅん)」

防具のミシン縫いの刺し幅が7ミリと大きめのため、クッション性が高く、幼年~小学生向けの防具。面、甲手、胴、唾とセットになっています。商品到着後10日以内ならサイズ調整も可能です。

てぬぐい「剣犬(けんけん)面タオル 『-市松柄- 』」

剣道犬として知られる癒し系キャラクターの「剣犬(けんけん)」をデザインした面タオル。市松柄がキュートです。

垂ネーム「口コミ垂ネーム(名札・ゼッケン)」

道具を身につけたときにあると格好よくなるのが、垂ネーム。光沢のある白色のハリロンで仕上げます。

防具袋「JC少年用軽量リュックバッグ」

子ども向けの防具用軽量リュックバッグ。ベーシックな黒から迷彩、ピンク色など、6つのデザイン&カラーから選べます。

剣道を習って文武両道に!

剣道は、スポーツとして子どもの体づくりに役立つだけでなく、集中力や精神力を鍛えていくことができる数少ない競技かもしれません。剣道の習い事を通して、文武両道を目指していってはいかがでしょうか。

 

文・構成/HugKum編集部

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