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1年間の集大成が詰まっているという思いで取り組んだ映画版ゼッツ
ーー仮面ライダーゼッツの映画ができることについてはいかがですか?
曽野さん:一視聴者としてうれしいです。映画版として新たなキャラクターもいろいろ出ますし、見どころもたくさんありますし。”CODE”のエージェントメンバーも勢ぞろいするとか…。
今井さん:それ、さっき俺が言ったやつ(笑)。
曽野さん:ごめんなさい。パクっちゃった(笑)。それに映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』もあって2作品楽しめるという、こんな贅沢ないと思います。
今井さん:テレビシリーズを全話撮り終えてから映画の撮影だったんですけど、キャスト・スタッフ含め全員が1年間の集大成が詰まっているという同じ思いで取り組んだと思います。

これまでにないダークヒーロー役に挑戦した曽野さん
ーー曽野さんは今回「玖門宗馬/仮面ライダー夢現」役ですよね。
曽野さん:僕、変身するのが夢だったので、うれしかったです。それがダークライダー役でびっくりして、どんな役かと台本を読み込んでいくと、設定年齢も20代後半で自分より少し上だったので、その差を埋めつつみたいなことも監督と話して、喋り方も落ち着いた感じを心がけて役作りしていきました。
ーー曽野さんはこれまで悪役のようなイメージはあまり無いですけど、どうでしたか?
曽野さん:玖門は敵役ではあるんですけど玖門なりの正義があって、その正義がいきすぎてしまった結果、一般的に見たら悪になってしまったという感じです。でも違う視点で見たらヒーローだった人だと思うんです。だからそんなに(玖門を)悪くしようと思わなかったし、僕もこだわりが強かったりするので、その面は自分と共通するところだなって思います。
ーー玖門のビジュアルはかなり目元が印象的でした。
曽野さん:そこは監督からの要望でした。かなりアイラインを強調したメイクになっていて、目をキリッとさせたクールさを出してます。

ーー今井さんは莫と似てるなと思うところはありますか?
今井さん:優しくて紳士的なところですかね。
曽野さん:自分で言わないでください(笑)。
今井さん:もう1年間やってきて「万津 莫」になっちゃってるので、本当の自分がわからないんです(笑)。本気でセブン(エージェントとしての呼称)と莫をやってきたので、セブンと莫の考え方になるのが染みつきました。

子どもたちは難しく考えず、ゼッツになりきって楽しんでほしい
ーー映画撮影で大変だったシーンはどのあたりですか?
曽野さん:玖門が日本刀を扱う人物なので、短期間で殺陣や動作・所作を一から覚えたのは大変でした。初日に僕の撮るシーンがたくさんあったんですけど、出番のない合間で振りを入れていただいて。家ではおもちゃの剣を振り回して練習しました(笑)。自分的には全力を尽くせたと思うので、殺陣のシーンは注目してほしいです。

今井さん:ノクスをお姫様抱っこするところですね。古川(雄輝)さんは目を瞑って、ごめんねって言ってました(笑)。いえ、全然軽いですよって返しましたけど。実は古川さんも、莫のホルスターの金具が体にあたっていて痛かったので、2人ともしんどくてお互いにハアハアしてましたね。180センチ以上ある人をお姫様抱っこしたことは無いので、次の日筋肉痛で。拳銃を握るシーンでもプルプルプルってなっちゃって、でも古川さんには言えないし(笑)。

ーー複雑な部分もあるストーリーですが、お子さんにはどんな風に楽しんでもらいたいですか?
今井さん:僕も幼稚園くらいのときに「仮面ライダーW(ダブル)」を観ていたんですけど、ストーリーっていうよりもダブルが戦って悪に勝つっていうのが好きで、ダブルの決め台詞の「さぁ、おまえの罪を数えろ」ってよく言ってました。ゼッツも「ミッションを遂行する」だったり「I’m on it」と決め台詞があったりするので、それを言いながらゼッツになりきるっていうのが一番の楽しみ方なんじゃないかなって思います。
曽野さん:ビジュアルも、それぞれの変身するところや変身した後の姿、アクションなど、あんまり深く考えずとも観たままを楽しんでもらえたらいいかなと思います。
ーー今回の曽野さんの変身ポーズはどうですか?
曽野さん:とてもかっこいいです! びっくりします。こんなのあったんだ! みたいな。…ごめんなさい、あんまりハードルを上げて。
今井さん:僕の変身は結構シンプルめなんですけど、玖門は桜がひらひらして、目の前で刀で切ったイメージで、とか監督から注文されていましたよね。かっこよかったです。
曽野さん:ダンスがいきてます。M!LKやってて良かったあ! ベースは監督に考えてもらって、僕はこうちょっと斜に構えた方がいいんじゃないかとか細かい部分を話したりしてこだわりました。

ーーお互いのことで話してみて印象に残っていることはありますか?
曽野さん:休みの日は何してるの? って聞いたら、台本を読み込んでるって聞いて、休日まで仮面ライダーのこと考えてて真面目に打ち込んでいてかっこいいな、そりゃヒーローになれるわって思いました。
ーーそういう曽野さんも時間ができると、気象予報士(になるため)の勉強をされているんですよね。
曽野さん:あ~、確かにそこは似てるかもしれません。向上心が高いんだね、お互いに(笑)。
今井さん:僕はとにかく優しいって印象ですね。一緒に撮った最終日にカットがかかったとき「かっこよかったよー!」って言ってくれて、すごくうれしかったですね。お互いに変身のときにかっこよかったよーって言い合えるのが、1号2号(ライダー)みたいで新鮮な気持ちでした。

「水泳」「サッカー」と、それぞれスポーツに打ち込む小学生だった2人
ーー小学校の頃はどんなお子さんでしたか?
曽野さん:僕は毎日サッカーをやってました。プロサッカー選手になりたかったですね。当時東海大会に出たり、日本代表の友達がいたりと結構高いレベルでサッカーはやってたんですけど、中1で芸能の仕事を始めたんです。現実的に考えて「勉強」と「芸能」と「サッカー」とでどれを選ぼうかなって考えたときに、俳優ならサッカー選手でもお医者さんでもなれるけど、サッカー選手は芸能人にはなれないかなって思って、より可能性が広い方を選びました。
今井さん:僕もずっと水泳をやっていて…
曽野さん:水泳! だからそんなに肩が大きいんだ!
今井さん:実は僕も、サッカーをやっていた時期があったんです。でも、母が水泳のコーチをしていたこともあって、水泳の道に進みました。
高校時代は毎日本当にハードな練習をしていましたが、コロナ禍になってしまって、思うように練習ができなくなったんです。その時間でドラマや映画をたくさん観るようになって、「自分も俳優として、いろいろな役に挑戦してみたい」と、この世界を目指すことを決めました。

ーースポーツ以外に子どもの頃、夢中になっていたことってありますか?
今井さん:幼稚園が森のそばにあって、その頃土を掘ってモグラを探すのに夢中になってました。結局見つからなかったんですけど。
小学生の頃はサッカーをやっていて、チームを組むとき「とーりっぴ」っていうメンバーの取り合いをやってたら、先生に怒られたっていう記憶がすごく残っています。
曽野さん:人を選ぶのが良くない、ってこと? ちゃんとした先生やなあ。
僕は勝負事が好きだったので、4歳の頃からカードゲームをよくしていました。年上の友達と遊ぶことが多くて、漢字とか読めないんですけど、よくわからないまま一緒に遊んでました。

ーー最後に映画の見どころをお願いします!
今井さん:本編に負けないくらい熱いストーリーになっているのと、奇跡の共闘っていう、今まで完全に味方ではなかったノクスとの共闘があるのか? みたいなところが注目ポイントなので、楽しみに観てほしいです。
曽野さん:テレビを観ていた方はもちろん、観ていなかった方でもこの映画だけでゼッツの世界を大満喫できるっていう、観ないと夏休みが始まんないなって感じです。自分もですけど新しいキャラクターも出ますし、進化した『仮面ライダーゼッツ』が観られると思います!

映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』では、CODEのエージェントが集結!
警察庁が爆破され、その実行犯が万津 莫=仮面ライダーゼッツであるとの情報が。でも小鷹や富士見、なすかは、莫がそんなテロを起こすとは信じられなかった。莫の無実を確信する小鷹はテロを仕組んだ真犯人を探し、ついに仮面ライダー夢現にたどり着き、莫と立ち向かう。これは現実なのか、悪夢なのかーー?
さらに映画主題歌『Dreams Never Sleep』と、テレビシリーズ第2章主題歌『PLAY BACK』を歌うYUTA(中本悠太)がなんと謎のバイカーで登場! どんなシーンで登場するのか…は、観てからのお楽しみに!


2026年7月24日(金)より全国ロードショー!
映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』
同時上映:映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』
<キャスト>
今井竜太郎 古川雄輝
堀口真帆 三嶋健太 小貫莉奈 八木美樹
玉城裕規 小柳 心 平川結月
曽野舜太
川平慈英 天野浩成 / 美村里江
原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也
音楽:高木 洋 坂部 剛
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋
監督:上堀内佳寿也
主題歌:『Dreams Never Sleep』YUTA (avex trax)
映画「ゼッツ・ギャバン インフィニティ」製作委員会
ⓒ石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
撮影/黒石あみ(小学館)
この記事を書いたのは
レコード会社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌、書籍、WEBで、幼児向けキャラクターページから大人向けインタビュー記事まで幅広く、気になるものを取材・執筆しています。仕事がきっかけの「特撮」や「いきもの」ジャンルは、気づけば趣味の域に。