映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』撮影現場レポート&インタビュー&メイキングカット

映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』の撮影がいよいよ終わりに近づいていた、2026年4月。HugKumが撮影現場へおじゃまさせていただきました! 貴重なメイキング写真も合わせてお楽しみください。
この日は今井竜太郎さん(万津 莫/仮面ライダーゼッツ)以外の、古川雄輝さん(小鷹賢政/ノクス/仮面ライダーノクス)、堀口真帆さん(ねむ)、天野浩成さん(ジーク/仮面ライダードォーン)の3人がクランクアップとなりました。終了後には写真にあるように、スタッフからそれぞれのイメージに合った花束が贈られました。色味もそれぞれにぴったりな感じで素敵です♪
映画を見た際には、何回も撮影したのはこのシーンか!と照らし合わせてぜひ楽しんでくださいね。

数カットに2時間以上かかる濃密な撮影

小鷹役の古川雄輝さん(右)に説明する、上堀内佳寿也監督(左)。

この日の撮影場所は、都内にある地下駐車場です。仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズなどを見ている方なら「なんか見たことあるかも」と思う場所ではないでしょうか!

駐車場にキャストの皆さんが入ると、まずは監督、スタッフ、キャストによるこれから撮るシーンの段取りの打ち合わせが始まります。キャストの皆さんはすでに衣装に着替えています。
その間、50人以上はいるであろう現場のスタッフさんたちは、黙々と入念に撮影準備を行っていました。

疾走する車の勢いに、思わず顔を伏せるねむのシーン。


打ち合わせが終わると、駐車場でねむと莫が小鷹と対峙するシーンの撮影が行われました。テストではうまくいったものの、本番になってからねむと莫が駆け込んでくる際のスピード感が、テスト時よりも足りないと監督からの指摘が。小鷹との絡み方やタイミングも、テストがいちばん良かったとの説明があり、5回ほどやり直す場面が見られました。

莫と対峙する小鷹のシーンのメイキングカット。

ねむと莫をバイクで追ってきた仮面ライダーノクス。その仮面ライダーノクスが変身解除した後の小鷹のシーンを撮影。
ねむは「莫が白昼夢の世界を…?」とつぶやき、そのセリフと歩き始めるタイミングを数回試してみます。

莫の前を横切るように車が疾走するシーン。

莫の「これは全て俺の犯行だ」というセリフの後に、車が数台莫の前を走り去るシーンでは、実際に何度も車が走るスピードを変えながら試してみます。車が過ぎ去った後に「莫が消えている」というシーンのため、今井さんは移動しながら素早くしゃがみ、消えたように見せかけていました。

この後「おもしろいことヤッてんな、莫ちゃん」というセリフとともにジークが現れます。出番までずいぶんと時間のあった天野さんですが、ずっと腰に武器をつけたまま現場を歩き回り、ジークとしてそこに存在していました。
そしてこれはこの映画でジークが初登場するシーンなのですが、実は撮影したのはクランクアップの日だったんです。たった一言でしたが、天野さんの存在感はすごかったです!

現場にはキャストが待機する簡易的なスペースがあり、出番に向けてそこで待つようでしたが、あまりキャスト同士で話はしていない印象でした。たまに居合わせても、小さな声でほんの少しという感じ。あとで今井さんにそのことを聞いてみたところ、ゼッツのメンバーはあまりおしゃべりな人がいないということと、この日みんなが静かだったのは「その後にあったオールアップのコメント撮りのことを考えてたからかもしれないです(笑)」とのことでした。

ケーキを差し出す今井さん(右)と、うれしそうに火を消す天野さん(左)。

そしてこの日は誕生日が近い天野さんへのバースデーサプライズでケーキが用意されていました! 「またみなさんと一緒に仕事ができるまで、『俺のこと忘れんなよ!』」と、キャスト・スタッフみんなにお祝いされてうれしそうに叫ぶ天野さんでした。しかし今年48歳になるとは思えないほど若々しいビジュアルです……。 

「仮面ライダーゼッツ」で要となるジークを演じる天野浩成さん。

今井竜太郎×堀口真帆 撮影後ミニインタビュー

ーー仮面ライダー55周年というタイミングでゼッツの映画が公開されることについていかがですか?

今井さん:このタイミングで主演という大事な役ができて有り難いです。キャスト・スタッフ含め、本当にいい環境でお芝居させていただいています。

堀口さん:まずは55周年おめでとうございます。歴史のある仮面ライダーという作品に参加させてもらえたことが本当に幸せだなと思いますし、このような機会をいただけることが当たり前じゃないからこそ、これからもこの感謝の気持ちを忘れずに、今後もお仕事を頑張りたいなと思っています。

堀口さん演じるねむが、バイク(コードゼロイダー)を運転するシーンもかなりレアです!

ーー撮影も終盤ですが、現場の雰囲気や印象で覚えていることはありますか?

今井さん:今回の映画はみんなと一緒に撮るシーンが意外となくて、ねむちゃん(堀口さん)とも今日が2回目だったり。怪事課のメンバーとは一回も会ってないくらいです。

ーーじゃあ今日は終盤ですが、かなりみなさん集まった日だったんですね。

堀口さん:そうですね。4人が集まったのが…他にあったかな? というほどです。
私は莫をビンタするシーンがあって、それがすごく印象的でした。お芝居で初めてビンタをしたのが、『エージェント美浪』(TTFCオリジナルスピンオフミニドラマシリーズ)でジークにビンタするときで、そのときは申し訳ないなという気持ちが出てしまい、結構躊躇してしまったんです。それがカメラ越しにも伝わってしまい、何回も撮り直しを。今回の映画ではリベンジマッチということで、莫をビンタするシーンは1発OKだったんですが、そのときの音がすごくて(笑)

今井さん:バレーボールを叩くみたいな音がしたよね。

堀口さん:ビンタするフォームもめちゃくちゃ綺麗にできて、音も「バーーン!」って鳴って。1発OKいただけてうれしかったのと、ごめんなさいっていう気持ちが…。それが印象に残っています。

今井さん:いやいや…(笑) すごいなと思ったのが本番前に「遠慮しなくていいからね」って言ったら、「あ、もちろん!」って言われて。それで、本番になったら「バーーン!」って、すごかったですね。

ーーこの1年間で自分の成長を感じたところはありますか?

今井さん:変身シーンの撮影だとベルトをつけて、カプセルを入れてっていうカットがあるんですけど、全部1発でOKが出るようになりました。監督の上堀内さんもそれを言ってくれて「1年の結果、これができるようになったな」とは思いました。

変身がスムーズにできるようになったと話す今井さん。

堀口さん:テレビシリーズ最終話の撮影のときに上堀内監督に「あ、この表情できるようになったんだね」って言っていただいたときがあって。それが喜びと驚きを交えた表情なんですけど、ねむはゼッツが戦ってる後ろで見守ることが多く、撮影前半の方は毎回監督に「それじゃ伝わらないよ!」と叱られていました。だから最終話のときにそうやって褒めていただけたのがすごくうれしかったです。瞬発的なリアクションや表情を撮ることが多かったから、そこのお芝居は以前よりできるようになったんじゃないかなと思います。

ーーゲストの曽野舜太さん(M!LK)はどうでしたか?

今井さん:曽野さんがいて、賑やかな撮影現場だったなって思います。

堀口さん:初めてお会いしたときに、すごくスタイルが良くて顔も小さくて、オーラがすごいなって思ったんです。私は撮影では1日しかご一緒してないんですけど、監督が曽野さんに目がキマってる怖い雰囲気を出してくださいって伝えているのが聞こえました。そしていざ本番のお芝居のときは本当に怖いくらい目がキマってて。「わ、怖いな〜」って実際に思いながら演じていたんですが、カットがかかったあとはすごく爽やかな顔に切り替わってました。役との切り替えがはっきりされている方という印象がありますね。

曽野さん演じる玖門宗馬はぜひ、”目”に注目してください。

ーー映画の注目ポイントはどこでしょう?

今井さん:莫でいるときにアクションが結構あったんですけど、それは1年の成果なのか、自然にできるようになりました。
あとは今回すごい「変身」のシーンがあるので、そこは注目していただきたいし、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいなって思ってます。

堀口さん:ねむは動画を配信するシーンが多くて、実際にスマホのカメラで撮影したんですよ。あんまりスマホを揺らさないように気をつけながら撮ったので、画面の質感とか画角とか、リアルな配信画面になってると思いますので、お楽しみに。そして映画もぜひ楽しみにしていてください。

2026年7月24日(金)より全国ロードショー!
映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』
同時上映:映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』

<キャスト>
今井竜太郎 古川雄輝
堀口真帆 三嶋健太 小貫莉奈 八木美樹
玉城裕規 小柳 心 平川結月
曽野舜太
川平慈英 天野浩成 / 美村里江

原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也
音楽:高木 洋 坂部 剛
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋
監督:上堀内佳寿也

主題歌:『Dreams Never Sleep』YUTA (avex trax)

映画「ゼッツ・ギャバン インフィニティ」製作委員会
ⓒ石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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この記事を書いたのは

苗代みほ ライター

レコード会社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌、書籍、WEBで、幼児向けキャラクターページから大人向けインタビュー記事まで幅広く、気になるものを取材・執筆しています。仕事がきっかけの「特撮」や「いきもの」ジャンルは、気づけば趣味の域に。

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