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なぜ女の子のためのプログラミング教室か?

「griteen」は、女の子や若い女性が自分の興味や関心を起点に「つくる・伝える・誰かに届ける」体験を重ねられる学びを大切にし、オンラインプログラミング教室の運営を中心に、多様な教育現場や社会との接点を広げています。
創立者である多田遥香さんは、高校2年のとき、ロボットコンテスト(ロボコン)世界大会で3万チームの頂点に立ち、総合優勝を果たしました。その後、大学院では経済産業省主催のプログラムでシリコンバレーを訪れ、女性エンジニアが当たり前に活躍する環境を目の当たりにしたといいます。
一方、日本では女子生徒の理数系の学力は高いにもかかわらず、理工系へ進学する女性はまだ少数。その違いは能力ではなく、「自分には向いていない」と感じさせる環境や、身近なロールモデルの少なさにあることを実感したそうです。
その思いが、筑波大大学院で研究する傍ら、2024年に女の子のためのプログラミング教室「griteen(グリティーン)」を立ち上げるきっかけになりました。
他のプログラミング教室との違いは?

多田さんいわく、一般的なプログラミング教室では、教材を順番に進めて技術を習得するスタイルが多いが、「griteen」では「何を作るか」「誰のために作るか」を最初に考える探究学習を大切にしているとのことです。
まず課題や目的を考え、その実現手段としてプログラミングを学びます。そのため、プログラミングはゴールではなく、「自分のアイデアを形にするための道具」として学べることが特徴です。
女の子がプログラミングに興味を持つ工夫は?
多田さん曰く、実際に、理工系の現場では男性が多いと感じる場面は少なくないとのこと。特に教育現場では男性講師が中心であることも多く、技術や機能の説明が中心になりやすい傾向があるそう。
一方で、多くの女の子は「何のために学ぶのか」「何が作れるのか」という目的が見えることで、学ぶ意欲が高まるといいます。
このような男女のプログラミングに対する意欲の差を埋め、女の子がプログラミングを学ぶきっかけのハードルを低くするため、「griteen」では、さまざまな工夫がされています。
例えば、女の子は「かわいい」「デザインにこだわりたい」といった創作への興味を持つ子も多いため、見た目やデザインを自由に工夫できる教材を多く取り入れているそうです。また、女性講師による個別指導を基本としているため、「質問しやすい」「自分のペースで学べる」という安心感も大きな特徴です。
プログラミング×探究学習で「未来の発明家」になる2days ワークショップ!

筆者も娘には、プログラミングを習わせたいと思いつつ、バレエやピアノなどの習い事が忙しくて、後回しになっていました。また、親である自身がプログラミングの知識がなく、なんとなく、男の子の習い事というイメージがあり、娘に合う教室があるのか、不安で躊躇していたという点もあります。
そこで、理系の女子学生が先生で、親しみやすく、女の子向けのカリキュラムがある「griteen」が、夏休みイベントを初開催ということで、姉弟で体験することに。
「なぜ?」「どうすれば解決できる?」を考える探究力と、アイデアを形にするプログラミング力を体験できる特別ワークショップで、通常、半年かけて取り組む探究学習を2日間で体験することができます。
充実のコンテンツ
決められた作品を作るのではなく、自分でテーマやデザインを考えながら、「自分らしい作品」を完成する、プログラミングに取り組めます。
ピンク色のユニフォームを着た、理工学系の現役女子大生のアシスタントの先生がつきます。女の子はもちろん、初心者のお子さんも男女関係なく、楽しみながら学べる内容です。
【1日目】アイデアを考えてプログラミング制作
・身近な困りごとを発見
・解決したいテーマを決定
・アイデアを整理
・Scratchでアプリのデモ制作
・友達同士で作品を試し合いフィードバック
【2日目】自由研究シートまとめ・プレゼン発表会
・フィードバックをもとに改良
・試行錯誤したプロセスを振り返る
・作品紹介シート作成
・プレゼン練習
・保護者参加の発表会
ワークショップ1日目:アイデアを考え、プログラミング制作

まずはどんなプログラムを作りたいか、自分のアイデアを紙に書いていきます。自分や周りの人にどんな困りごとがあるかを考え、その解決したいテーマを決めます。困りごとのターゲットになる人のことを「ペルソナ」というなどビジネス用語も学びました。
いきなりアイデアが浮かぶのか心配でしたが、用意されたシートは子どもたちがスムーズにいろんな考えを思いつくような工夫がされ、会場の子どもたちは、さまざまな案を書き出しているようでした。
また、各テーブルにつく、女子大生のアシスタントの先生と相談しながら進めていくので、初めは戸惑っていた我が家の小学1年生の息子もまとめることができました。
どんなプログラムを作るか発表タイム!

それぞれのプログラムのアイデアを発表します。
ちなみに、筆者の息子は鼻血が出るのが悩みで、鼻血が止まるまで待っているのが辛いので、その間に遊べるプログラムを提案しました。娘は、テレビを見すぎてしまうので、見すぎないように時間を守れるプログラムを作りたいとのことでした。
そのほか、宿題が終わらせられるプログラムやお母さんの健康管理、料理関連のものなどがありました。
Scratchでプログラムの制作!

アイデアが固まったところで、早速、プログラムの制作に入ります。まずは、始めの画面のデザインを決めます。
中には初めてのお子さんもいたようでしたが、各テーブルにサポートがしっかりつくので、ほとんどのお子さんが1日目で大体のプログラムを完成させていたようです。
ワークショップ2日目:プログラムを完成させ、発表する

2日目は、プログラムを完成させ、チームメイトに作品を体験してもらいフィードバックをもらいます。フィードバックを元に改良、プログラムを完成させます。
お料理のお助けプログラムは、材料からレシピが選べるもの。たくさんの写真があり、初めてのプログラミングとのことですが、完成度の高いものでした。フィードバックには「作り方もあるといいかも」というアドバイスが。
また、レモネード作りのプログラムは、材料を順番通りに入れれば誰でも簡単にレモネードができるというものでした。
秘密の材料を入れると、ドッキリな画像が流れるゲーム要素も。試した参加者からは、音楽があると良いとのことで、フィードバック後は効果音を追加していました。
自由研究として提出できる作品紹介シートを作成

プログラムが完成した後は、試行錯誤した過程を振り返り、作品紹介シートも作ります。こちらは、ダウンロードして、自由研究として学校に提出できる形になっています。
保護者の前で発表タイム

いよいよ、最終は、発表タイムです。
和やかな会場の雰囲気に参加者の皆さんもリラックスしているようで、プレゼンも緊張することなく、堂々と発表していました。自分だけではなく、他のお子さんの作品も知ることができるのは、とても良い刺激に。
主催者の多田さんが、今回はアイデアを短期間で決めなくてはならないイベントだったため同じようなテーマに偏ることも想定していたが、実際にはさまざまなアイデアが生まれ、とても良かったと語っていたことが印象的です。
親子でプログラミングの大切さを学ぶ
今回のプログラミング体験で、プログラミングは、ただゲームを楽しんだり、遊んだりするだけではなく、誰かの困りごとを解決し、役に立てるということを親子で学ぶことができました。
また、プログラミングの体験だけではなく、夏休みの自由研究にもなるように、きちんと形としてまとめることができるのも保護者としてもうれしいですね。
実際に体験してみて、親自身が感じていたプログラミングを学ぶことのハードルも低くなりましたし、今回の体験をきっかけに、子どもたちが、理系や工学系に興味を持ってくれればよいと感じました。
プログラミングを習わせたい保護者の方へ

女の子も学びやすい「griteen」のプログラミング教室はいかがでしたか?
AIが急速に普及するこれからの時代、ITを使いこなす力はますます重要になっていきます。一方で、多田さんいわく、保護者がプログラミングを理解している必要はないとのこと。大切なのは、お子さんが制限なく挑戦し、「楽しい」「もっとやってみたい」と思える環境を選んであげることだそうです。
「教室選びでは、どれだけ高度な技術を学べるかよりも、お子さんが「続けたい」と思えるかどうかをぜひ大切にしていただきたいと思います。興味を持ち、自ら学び続けられる環境こそが、将来につながる一番の力になると考えています」と話してくれました。
ぜひ、今回の体験をプログラミング教室選びの参考にしてくださいね。
>>>「griteen」についてはこちらから
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