親子で一緒に料理をすることは、家族の幸福感につながります
手先を使うことが脳を活性化することはよく知られていますが、五感をフルに使う料理は、子どもの感性も育てます。ママにとっては、親子で料理をすることでコミュニケーションが増え、お手伝いを促すきっかけになるなど、様々な効果が実感できることにもなり、親子で料理をする機会が多いママほど、「家族が幸せである」と感じています(「東京ガス 都市生活研究所」アンケート調査)。
「東京ガス 食情報センター」が監修・料理指導をしている「うまうまおやこキッチン」では、時間と手間をかけずに、お子さんと楽しめるレシピをご紹介しています。
作り方のプロセスには、「五感アイコン」でお子さんに注目してほしい調理ポイントを示しています。
炭酸を閉じ込めて作る「しゅわしゅわゼリー」
ゼリーは見た目にも涼しくて、夏にぴったりのおやつ。炭酸ジュースのしゅわしゅわをゼリーに閉じ込めました。
材料(4人分)
粉ゼラチン…5g
冷たい水…大さじ2
炭酸ジュース…350㎖
ぶどう…大12粒
ミント… 適量
五感アイコンの見方
調理体験を通じ、五感をフルに使うことで感性を育てます。作り方のプロセスには、「五感アイコン」でお子さんに注目してほしい調理ポイントを示しています。
作り方
① 冷たい水 に粉ゼラチンを振り入れ、ふやかす。
② 鍋に炭酸ジュースを100㎖ 分入れて中火にかけて、 あたためる。沸騰する前に火を止め①を加えて溶かす。
③② をボウルにあけ、残りの炭酸ジュースを入れる。
④③を氷水に当てて、粗熱を取りながら混ぜる。(混ぜすぎると食べた時のしゅわしゅわ触感が無くなってしまうので注意)
⑤器にぶどうを3粒ずつ入れて、④を注いだら冷蔵庫で冷やし固める。
ゼリーって何でできているか知っていますか?
ゼラチンは、動物の骨や皮から作られています。あたためると溶けて、冷やすと固まり、ぷるんと透明になるので、いろいろな食べ物に使用されています。
ゼラチンを使った食べ物
今回は炭酸ジュースを使用しているので、しゅわしゅわした食感にびっくりのゼリーです。ふやかしたゼラチンの手触りや、固まったときの様子、食べたときの食感などを言葉にして楽しんでみてください。
東京ガスでは親子・子ども向けの料理教室を開催しています。調理体験を通して、食の知識や包丁・コンロの使い方などが身につくとともに五感が磨かれ、子どもたちの「生きる力」がはぐくまれるプログラムを展開しています。
『小学一年生』2019年9月号 監修・レシピ・料理指導 /東京ガス食情報センター 撮影 /鈴木智哉 モデル /丸山晏奈 構成 /和田明子