赤ちゃん用のおもちゃはいろいろありますが、その中でも人気となっているのが『ベビージム』です。ワンオペ育児にも大活躍してくれるとも言われるベビージムですが、どんな特徴があるのでしょうか。ベビージムの選び方や、おしゃれな製品を紹介します。
ママのお助けアイテム ベビージム
ベビージムとは、さまざまな形のおもちゃがつり下げられた、アーチ形のおもちゃのことです。カラフルな物や、光や音が出るなど、製品によってさまざまな機能が付いています。
では、ベビージムはどのくらいの時期に使えるのでしょうか。また、使用するメリットなどを含め、ベビージムの特徴を紹介します。
新生児から2歳ごろまで活躍
ベビージムは、おもちゃがぶら下がったアーチの下に寝ることができるため、新生児のころから使えるアイテムです。
最初のころは親がおもちゃを動かしたり音を鳴らしたりして遊びますが、成長するにつれ、自分からおもちゃに手を伸ばすようになるでしょう。
アーチを外してプレイマットとして使える製品もあるため、ハイハイなどで動けるようになっても使えます。また、作りがしっかりしており、つかまり立ちの補助として使える製品であれば、1歳前後まで活用できるでしょう。
さらに、機能が充実していたり、おもちゃを単体で取り外せたりするベビージムであれば、2歳ごろまで長く活躍してくれます。
赤ちゃんの視覚や聴覚、触覚を刺激する
ベビージムの機能は製品によって違いますが、赤ちゃんにとってさまざまな刺激を与えてくれます。新生児のころは寝ていることが多いですが、赤ちゃんの脳にとって大切なのはいろいろなものを見たり、聞いたりすることです。
ベビージムにはおもちゃがつり下げられており、生まれたばかりの赤ちゃんが見やすい距離にくるよう設計されています。また、音の出るおもちゃや、音楽が鳴るタイプもあり、視覚以外にも聴覚を刺激してくれるのがポイントです。自分でおもちゃを触れるようになると、触覚にも刺激を与えます。触り心地が違うおもちゃが使われている製品を選べば、さらに興味を持ってくれるでしょう。
プレゼントとしても人気
ベビージムはプレゼントとしてもおすすめです。赤ちゃんが夢中になるよう工夫されている製品が多く、慣れてくると小さいころから一人遊びをしてくれるようになります。赤ちゃんが一人遊びをしてくれるアイテムは、育児に家事に忙しいママにとって、とてもありがたい存在です。ワンオペ育児になりがちな環境を楽にしてくれるため、赤ちゃんだけでなくママにも喜ばれるでしょう。
プレゼントにするなら、出産祝いなど、生まれてあまり間があかないうちに贈るのがおすすめです。ほとんど寝て過ごす時期から近くにおいておくことで、赤ちゃんも慣れ親しんでくれるでしょう。
ベビージムの選び方
ベビージムはさまざまな商品が販売されており、それぞれに特徴があります。購入する際には、どんなことに注目して選べばよいのでしょうか。数あるベビージムの中から、お気に入りの一品を選ぶポイントを紹介します。
素材は3タイプ
ベビージムを選ぶ際には、まず素材ごとの特徴を理解しておきましょう。ベビージムの素材には、『木』『布』『プラスチック』の三つのタイプがよく使われています。
木製
木製はシンプルな作りの物が多く、温かみのある素材が魅力です。しっかりとした作りで安定感がある物も多く、つかまり立ちを始めても安心して使えるでしょう。
布製
布製のベビージムには、プレイマットが付属しているのが一般的です。やわらかい素材のため、新生児からでも使いやすく、たたむとコンパクトになるメリットがあります。
プラスチック製
プラスチック製のベビージムは、軽くて安定感があるのが特徴です。音や光が出るなど機能が充実している製品や、キャラクター物も多数あります。
年齢に応じて必要な機能を選ぼう
ベビージムにはさまざまな機能がありますが、赤ちゃんの年齢に応じて、必要な機能を選びましょう。新生児のころは、目で見たり耳で聞いたりということが中心になるため、音が鳴ったり、カラフルな物を選ぶと楽しめます。
長く使うことを考えるなら、アレンジできる製品を選ぶのもポイントです。ベッドメリーにアレンジできたり、アーチの高さが変えられたりする製品も人気です。
身近な材料で手作りも可能
DIYを趣味にしている人なら、身近な材料を使ってベビージムを手作りしてみてはいかがでしょうか。ホームセンターで手に入る角材を使って土台を作り、そこに丸棒を通して、ひもでおもちゃをぶら下げるだけです。手作りする際は土台もつり下げるおもちゃにも、安全性に十分配慮しましょう。
おもちゃは手作りしても、市販の物を使ってもよいでしょう。また、土台には木材だけでなく、プラスチック製のジョイントパイプなども使ってもOKです。100均で販売されている組み立て式のフラフープをつなぎ合わせて、アーチ型にして使うのも簡単でおすすめです。赤ちゃんの好みや成長に応じて、おもちゃを付け替えられるというメリットは手作りならではの魅力と言えるでしょう。
木製のおしゃれなベビージム
★おすすめポイント
木製のベビージムはシンプルな物が多く、インテリアなどにも調和しやすいおしゃれなデザインが豊富です!
IKEA レーカ
北欧スウェーデンのインテリアショップ『IKEA』が販売する、おしゃれなベビージムが『レーカ』です。シンプルな作りですが、原色のはっきりした色使いで、赤ちゃんが認識しやすい工夫がされています。幅55cm、高さ43cmとコンパクトなため、リビングなどに出しっぱなしにしても邪魔になりません。土台の部分にもくるくる回せる仕掛けがあり、いろいろな遊び方ができます。
HOPPL ベビートイライン
『HOPPL』の『ベビートイライン』は、やわらかな色合いが特徴のベビージムです。色はベビージム本体3色と、ハンギングトイ3色から選べ、全9種類の組み合わせがあります。付属のバーで高さの調節ができるため、ねんね期から大きくなっても活躍してくれる製品です。
くじら・ことり・ドーナツなどさまざまなモチーフで作られたおもちゃは、ベビージムを使う時期が終わっても、インテリアのアクセントとして使えるデザインです。
やわらかい布製のおすすめベビージム
★おすすめポイント
布製ベビージムはやわらかい質感で、安心して使えるのがいい点です。ファブリックの温かさも感じられて、出産祝いにもぴったりです。
SAUTHON プレイマット リリベル
フランスの『SAUTHON』は、赤ちゃんのためのインテリアブランドとして、創業から70年以上愛されてきました。『リリベル』は、ペールトーンのやさしい色合いが特徴で、かわいらしいネズミをモチーフにしたシリーズです。音の出るネズミのぬいぐるみやハート型の鏡などがぶら下がり、マットにも雲形のピローが付けられています。おもちゃは、取り外し可能。アーチも取り外しができ、マットは洗濯できるため、清潔に保てます。リリベルシリーズには、ほかにもフランスの定番おもちゃのドゥードゥーや、仕掛けがいっぱいの布製ボールなどもあり、トータルでそろえるのもおすすめです。
フィッシャープライス パーフェクトセンスデラックスジム
『パーフェクトセンスデラックスジム』は、さまざまな感覚を刺激する、取り外し可能なおもちゃが特徴のベビージムです。視覚・聴覚・触覚だけでなく、バニラの香りで嗅覚を刺激するおもちゃは、ほかではなかなかみられません。赤ちゃんが認識しやすい白黒のアーチと、カラフルながらやさしい色合いのおもちゃの組み合わせで、インテリア性の高いデザインです。マットだけでなくおもちゃも洗濯機で洗えます。
Bright Starts 5-in-1 ヨアウェイ・ボール・プレイジム
『ヨアウェイ・ボール・プレイジム』は、ボールプールとして使える画期的なベビージムです。マットの端を立てて小さなスペースが作れるため、そこに付属のボールを入れることで、ボールプールになります。そのほか、20分以上の自動演奏可能なミュージカルトイや、布製のおもちゃ・かがみなど、遊べる仕掛けが満載です。
赤ちゃん大喜び 人気キャラクターのベビージム
★おすすめポイント
人気キャラクターを使ったベビージムは、カラフルで子どもの興味を引きやすく、流れるメロディも赤ちゃんの脳への刺激を考えて作られているので、おすすめ度はNo .1です!
バンダイ 脳科学メロディ あそんではぐくむプレイマットDX
『脳科学メロディ あそんではぐくむプレイマットDX』は、赤ちゃんに人気のアンパンマンを採用したベビージムです。商品名の『脳科学メロディ』とは、脳科学の要素を加えて開発されたメロディのことで、聞かせることによって赤ちゃんの気分が切り替わると言われています。ごきげんになれるメロディやリラックスできるメロディがあるため、赤ちゃんの様子を見て聞かせてみましょう。触るとパリパリと音がなるシートや、アンパンマンのキャラクターたちのマスコットなどで、楽しく遊べます。
タカラトミー くまのプーさん6WAYジムにへんしんメリー
『タカラトミー』の『くまのプーさん6WAYジムにへんしんメリー』は、6種類の使い方があるベビージムです。0カ月から使用できるベッドメリー・フロアメリー・ナイトメリーのほか、おねんねジム・おすわりビジー・つかまり立ちジムなど、月齢によって使い方を変えられます。メリーとして使用する際の回転はゆっくり・ふつう・ランダムの3種類から、その日の気分に合わせて選ぶことができます。プーさんの声などの音声に加え、クラシックや子守唄を20曲収録。ハンドトイは取り外しOK。
ママと共に赤ちゃんの成長を見守るアイテム
ベビージムは新生児から使え、赤ちゃんが遊べるだけでなく、ママにとっても手助けになるうれしいアイテムです。最初は見ているだけだった赤ちゃんも、次第に一人遊びができるようになります。
触れなかった物に手が届くようになったり、新しい遊び方を見つけたりと、成長に伴ってベビージムの存在も変化していくでしょう。赤ちゃんの成長を共に見守ってくれるアイテムとして、ベビージムを活用してみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部