5歳息子と一緒にJALホノルルマラソンに挑戦!【HugKumママライターが行ってきた!】

毎年12月の第2日曜日にホノルルで開催される「JALホノルルマラソン」は、2019年で第47回となり、128日(ハワイ時間)で行われました。日本時間の129日は、筆者の息子の5歳になる誕生日!そこで、息子の誕生日記念にと家族3人で挑戦することにしました。

 ホノルルマラソンに挑戦するには?

小さな子も参加できる「10Kラン&ウオーク」

フルマラソンには年齢制限がありますが、「10Kラン&ウォーク」には年齢制限がありません。時間制限もないので、小さい子どもと一緒でも大丈夫。

スタートはフルマラソンと同じ「アラモアナ公園」、フィニッシュは「カピオラニ公園」です。※フィニッシュラインはフルマラソンとは異なります。

5歳になった息子の誕生日記念として「10Kラン&ウォーク」の開始です!

前日からホノルルマラソンは始まっている!

 筆者家族は前日にナンバーカード(ゼッケン)と参加記念Tシャツを受け取るため、ハワイ・コンベンションセンターに行きました。※フルマラソンの方は完走後にTシャツをもらいますが、「10Kラン&ウォーク」はナンバーカードと一緒にもらえます。

ここでは、多くのフォトスポットがあるだけでなく、ホノルルマラソン限定のタオルやサンバイザー、サングラスなどさまざまなグッズ販売も。わが家はお揃いのサンバイザーとタオル、筆者はパーカーも購入しました。

フォトスポットでは写真を撮るたびにたくさんの人々に「頑張ってねー!」と言われ、テンションはどんどん高まります。

 

ホノルルマラソン当日

まだ外は真っ暗な午前3時、眠い目をこすりながら起床します。私たちが宿泊したホテルはスタート地点から5キロ程の場所にあったので、支度をして4時には出発です。

外に出るとすでにたくさんの人がスタート地点に向かって歩いたり走ったりしています。真っ暗なのに、人が大勢いていつものハワイとは違った不思議な印象です。

30分ほど歩いてやっとスタート地点に到着。スタート前の移動ですでにいい運動をした気分。スタート地点にはすでに、多くの人、人、人。ウォーミングアップしたり、写真を撮ったりしながらスタートを待っています。

AM5:00 「フルマラソン」「10Kラン&ウォーク」一斉にスタート

5時になりました!花火とともに、「フルマラソン」「10Kラン&ウォーク」一斉にスタートです!といっても、私たち「10Kラン&ウォーク」は後ろの方にスタンバイしていたので、スタートラインまで歩く形でスタートを待ちました。 

スタートの合図だけですぐに終わってしまうのかと思いきや、花火はどんどん打ち上げられるのでスタートを待つ時間にたっぷり楽しめました。おかげで待たされている感覚もなく、息子と一緒に見とれていました。

 

そして、いよいよ私たちもスタートです。

普段は車が走っているハイウェイも今日だけはランナーが独占しています。普通の道路も交通規制がされているので、道の真ん中を走ったり歩いたり・・・。そんな非日常を感じられたらそれだけでみんな大満足です。

息子は広い道路を思いっきり走れるのが楽しいらしく、いきなりダッシュ!私は、果たして10km完走できるのかドキドキ。そんな感じで始まりました。

ホノルルの朝の空気はひんやりしていて、とても心地よい気分です。

 

しばらくすると、Barが開いていて、そこにはなんとサンタさんが。

写真を一緒に撮ったり、子どもには飴をくれたり、大人には飲み物もふるまってくれました。街全体でホノルルマラソンを盛り上げてくれているのを感じ、とても嬉しい気分に。

 

またしばらく行くと、演奏隊がスタンバイしていました。音楽が流れ始め、そこは小さな演奏会場。筆者家族もつい足を止めて聴き入ってしまいました。

 

街は至る所でライトアップされ、街中がクリスマスの装いです。その様子を横目に、走ったり、歩いたりしているだけでも十分楽しく、これがホノルルマラソンの醍醐味なのだと思いました。

 

ゴール目前!息子の意外な一面を

いたるところで立ち止まり写真を撮る筆者に対して「写真ばかり撮っていたら抜かされちゃうよ!」と息子が急かしてきます。いつも息子は競争心がないように見えていたので、意外な一面を見た瞬間でした。

そうこうしているうちに、朝日が昇ってきました。夜から朝になる瞬間は、なんでこんなにキレイなのだろう・・・。とうっとりするくらいです。

 

やっと5マイル(8km)地点です。すでに太陽は上がっています。でもまだ朝の早い時間帯なので、暑さを感じることもなく、むしろ清々しい!

そして、フィニッシュ直前。息子とパパはダッシュ!!

ゴール!!!

やっとゴールしました。息子にとっては2時間半弱の長い道のりだったと思います。途中、宿泊先のトイレに寄ったり、立ち止まって写真を撮ったり、オフィシャルカメラマンに撮影してもらったり、寄り道しながらでしたがとっても満足です。言葉にできない感動とはこのことだとひしひしと思いに浸ってしまいました。

そのあとは、メダル贈呈となり、ひとりひとりにかけてくれました。

息子は初めてのメダルにドキドキ。筆者自身もメダルをかけてくれる経験なんてほぼないのでワクワクしました。メダルは思ったよりもずっしりと重みがありました。

走った後は、たくましくなった息子を感じられるように

完走したあとは、マラサダとバナナがもらえたので、息子は自分で受け取りに行き「Thank you!」とお礼を言っていました。日本では英会話に触れる機会もなかった息子ですが、すでに何日か滞在しているので、自然と英語に馴染んでいる姿にもびっくり。子どもの順応力の高さを感じます。

息子はマラサダをとても美味しそうに食べていました。筆者自身もこの時のマラサダは本当に、本当においしかったです。

後日、ハワイで一番おいしかった食べ物は何?と尋ねると、息子はこの時のマラサダ、と答えるほどでした。

 

その後も完走タイムをボードに記載した写真を撮ったり、知人のテントに遊びに行ったりとしばらく楽しみました。時間はすでに8時。といってもまだ8時か!と思うほど、ハワイの時間はゆったり流れているような感じがしました。

息子は、走っている最中も、フィニッシュ地点でも英語日本語問わず、多くの人に声をかけられ、「頑張れ」「小さいのによく頑張ったね」「おばちゃん達と同じタイムなんて本当にすごいね」と褒められまくり。それがとても嬉しかったようで、疲れを口にしなかったのだと思います。

 

大会を終えて

日常的に4kmくらいは歩いていた息子ですが、10kmウォークは未知の距離でした。途中走ったり、歩いたり、抱っこしてもらったり・・・とのんびりではありましたが、無事ゴールができました。今まで、できないことに挑戦することや勝ち負けにあまりこだわらない性格だった息子が、「抜かされちゃうのが悔しい」「頑張って挑戦してできたら楽しい」「応援してくれて嬉しかった」と言うのを肌で感じてくれたようでした。それは息子にとって、大きな自信となる経験になったようです。

たった数時間ですが、息子の意識が変わったのがわかりました。ゴールできた時の息子の嬉しそうな笑顔は忘れられません。夫とも息子の成長の瞬間を一緒に見られたことはよかったと思っています。

 

家族で「10Kラン&ウォーク」に参加することで、筆者自身も体力だけではない、タフであること、思い切った挑戦をすることに少し自信がつきました。来年もまた家族で挑戦しようと思っています!

 

 文・構成/梅津恵

編集部おすすめ

関連記事