もうすぐ出産というプレママや、生まれたばかりの新生児のいる新米パパママの中には、横抱き抱っこ紐を検討している人もいるかもしれません。
首のすわらない新生児はたてに抱っこするのは難しいので、新生児期から使える横抱き抱っこ紐は便利そうですよね。使用期間や選び方はもちろんおすすめアイテムもご紹介します。
横抱き抱っこ紐はいつからいつまで使う?
抱っこ紐は、肩や腰のベルトで赤ちゃんを支えられるため、ママ・パパの体への負担を減らせるお役立ちアイテムです。
赤ちゃんにとっても、ママの心音が聞こえてすっぽり包み込まれている環境は、まるでママのお腹の中にいるような安心できる空間ですよね。
横抱きの抱っこ紐は、新生児から使えるタイプも多いものですが、通常いつからいつまで使うのでしょうか。
早い時期から必要かも
首がすわる前から使用できるタイプは、生後1カ月健診・お宮参りなど赤ちゃんがお出かけを始めるころから使えます。
ママのお買い物や赤ちゃんの寝かしつけに活用する人もいます。上の子がいる場合は、幼稚園などの送り迎えにも活躍するでしょう。
一般的に横抱きタイプは生後半年ぐらいまで使用することが多いようです。この頃になると抱っこ紐から出た赤ちゃんの頭をぶつけそうになったり、赤ちゃんの重さを肩ベルトだけで支えるのがきつくなったりします。
そのため、赤ちゃんの首がすわったタイミングで、縦抱きの抱っこ紐に買い替えるママが増えてくるようです。
なかには、縦抱きや前向き抱っこもできる多機能タイプなど、2~3歳ごろまで使えるものもあります。このようなタイプを選べば、買い替える必要なく長期間使えます。
横抱き抱っこ紐の選び方
横抱き抱っこ紐を選ぶときには、ママ・パパの体の負荷をいかに減らせるか・着脱のしやすさ・安全性などを考慮しましょう。
ネット上のレビュー・ママ友の口コミなどもあるものの、それだけで判断せず実際にお店で試着することをおすすめします。自分で見たり触ったりしないとわからないことも多いものです。
ここではそのほかに注意したいポイントを2点紹介します。
素材で選ぶ
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。特に肌に直接触れる部分は、オーガニックコットンなど肌に優しい素材を選ぶとよいでしょう。
汗やよだれ・ミルクの吐き戻しなどで汚れることも多いので、自宅で洗濯してもへたらないものであることも大切です。
通気性も考慮しましょう。安全性・耐久性の面から厚手の生地が使われることが多いですが、赤ちゃんは体温が高く汗をかきやすいため、夏場など暑くて不快に感じたり、あせもができたりすることもめずらしくありません。メッシュ素材など通気性のよいものだと、赤ちゃんも快適に過ごせます。
対象年齢を確認
ひとくちに横抱き抱っこ紐といっても、種類によって対象月齢はまちまちです。きちんと赤ちゃんの月齢に対応しているものを選ぶ必要があります。
特に、「首がすわる前に使えるタイプ」と、「首がすわってから使うタイプ」があるので注意が必要です。一般的に首がしっかりすわるのは3~4カ月ごろです。生後数週間・1カ月など早くから使うのであれば、赤ちゃんの首まわりをサポートする機能があるかを確認します。
あらかじめサポートが備わっているタイプもあれば、新生児シートやセーフティベッドなどのアタッチメントが必要なタイプもあるため要チェックです。
おすすめの横抱き抱っこ紐4選
具体的にどんな種類の横抱き抱っこ紐が人気なのでしょうか?ここではおすすめを四つ紹介します。
大切なのは、やはり自分が使いやすいと思うもの、赤ちゃんが快適に過ごせるものを選ぶことです。慣れないうちは、抱っこ紐の装着や赤ちゃんの出し入れが大変と感じるかもしれません。説明書をよく読んだり、動画で使い方を練習したりしてから使い始めるとよいでしょう。
簡単で便利な4WAY仕様 アップリカ コアラ
日本人の体型に合わせた設計で、肩・腰のパッドのサポートが体への負担を軽減してくれます。赤ちゃんを下ろすとすぐに泣いてしまうときなど、長時間の抱っこにも役立ちます。
4WAY仕様で、成長・シーンに合わせて長く愛用が可能です。新生児期(0~4カ月)のうちは、「ママうで抱っこ」で赤ちゃんと目を合わせながら、自然なフォームに近い角度で抱っこしましょう。
首をしっかり支えてくれるホールディングパッドが付いているので、まだ首がすわっていない赤ちゃんから使えます。
安心の日本製 ベッタ キャリーミー
国内の工場で1枚ずつ丁寧に作られた日本製抱っこ紐です。
赤ちゃんとのお出かけは、おむつや着替えなどどうしても荷物が増えてしまいます。キャリーミーは200g前後と軽量なうえ、コンパクトに折りたたんで収納できるので、持ち運びも楽ちんです。
薄めの生地で作られているため、夏などでも蒸れにくい仕様です。水洗いもでき、清潔を保ちやすいでしょう。
肩ひもの長さ調節も簡単で、ママとパパでシェアしやすいつくりになっています。
成長に合わせて使える ケラッタ ベビースリング
6通りの使い方が可能な多機能性抱っこ紐です。新生児から2歳ごろまで、赤ちゃんの成長に合わせて長く活用できます。
新生児期の横向き抱っこでは、生まれてすぐから4カ月ごろまで使えるバナナ抱きと、12カ月ごろまで使える横抱きフォームの2通りが可能です。
抱っこ紐に赤ちゃんを入れたまま授乳もできるので、授乳ケープの代わりとしても活躍します。
ストラップのサイズ調整も簡単で、パパとシェアするのにもぴったりです。パパと赤ちゃんのふれあいタイムにも大活躍するでしょう。
シンプルな1枚布 ボバラップ
バックルなど装着部品が一切なく、布を体に巻くだけのシンプルな構造です。いわゆる横抱きではないですが、首がすわる前の新生児から使え、高い位置で抱っこができるので、目を合わせやすく赤ちゃんも安心です。
1枚布なので食い込みがなく赤ちゃんの重みを体全体に分散します。ママ・パパの体への負荷をグッと減らせるのが人気の理由です。肩こりや腰痛で悩むママには大きなヘルプとなるでしょう。
赤ちゃんに優しいコットン素材と、独自に開発したスパンデックスを織り交ぜた素材を採用しています。伸縮性にとみ、赤ちゃんとぴったり密着できるのもうれしいですね。
インナーが取り外し可能 スモルビ 防寒ケープ
ドイツで開発された新素材を使用した、ダウンのように暖かな防寒ケープです。晩秋から春の初旬まで、抱っこ紐・ベビーカーに取り付けて使えるほか、単体でおくるみとしても活躍します。
表地裏地は生活防水加工済みなので雨・雪の日にも便利なうえ、ミルクなどをこぼしてもサッと拭くだけ簡単にお手入れができます。水洗いができ、お手入れが簡単なのも人気の理由です。
97%の高い紫外線カット率で、日差し対策もバッチリです。フード・ボアインナーは取り外せるため、季節やシーンに合わせて使い分けましょう。
横抱き抱っこ紐で楽しいお出かけを
新生児期から使える横抱き抱っこ紐は、ママ・パパの体への負担を減らせるだけでなく、赤ちゃんが安心して過ごせる空間づくりも助けます。新生児期を後から振り返ってみると、大変だったけれどあっという間だったと感じる人が多いものです。日ごとに成長する赤ちゃんとのふれあいを大切に、たくさん抱っこしながらかけがえのない時期を楽しみましょう。
構成・文/HugKum編集部