育児グッズの中でもベビーカーと並んで使用頻度が高く、日々の育児において欠かすことのできない抱っこ紐。毎日のように使うものだからこそ、アイテム選びには慎重になりますよね。
そこで先輩ママ達が抱っこ紐を選ぶにあたって重視したポイントや人気色、注目度の高いメーカーやアイテムなどのリアルな声や情報をギュギュっとまとめてみました。抱っこ紐の購入を検討している方、必見です!
ママたちが抱っこ紐選びで重視したことは?
やはりいちばん気になるのは、抱っこ紐を選ぶうえでママさんたちが重視しているポイント。アンケート調査で特に多かった意見を紹介していきたいと思います。
負担がかかりにくいかどうか
赤ちゃんといっても長時間抱っこをしていると意外と疲れるもの。そして成長して体重が増えていくにつれ、さらにその負担は増していきます。なるべく長時間着用していても疲れない、肩や腰の負担を軽減してくれるものを求める声が多数寄せられました。
「負担のない重さ」(20代・静岡県・子ども1人)
安全性はどうか
子どもに使うものだからこそ気になる安全性。事故があってからでは遅いので、信頼できるメーカーやアイテム選びは重要です。
「固定具合や締め付け具合を重視しました」(20代・高知県・子ども3人)
着脱しやすく使いやすいかどうか
自宅だけでなく、外出先でもさまざまなシーンでつけたり外したりする抱っこ紐。着脱が簡単で扱いやすいかどうかも、大切な見極めポイントです。
「私一人で脱着しやすいものを選んだ。」(30代・熊本県・子ども1人)
新生児から使えるか
途中で買い換えを検討していないのであれば、新生児から使用できるかも大事。首すわり前の時期にも抱っこ紐があれば家事がはかどったり、行動の幅もグンと広がります。
「新生児から使える、夏でも蒸れない、おんぶや前抱きなど機能が多いこと」(30代・長野県・子ども1人)
デザインはどうか
数年にわたり活躍してくれる抱っこ紐。長期間使うものだからデザインにもこだわりたいですよね。飽きのこないものや、パパがつけても違和感のないユニセックスなデザインのものが◎。
抱っこ紐の人気の色
HugKumでは、抱っこ紐の人気色についてアンケート調査を実施。実際に抱っこ紐を購入した人は何色を選んだのか、グラフにしてまとめてみました。
Q.抱っこ紐の色は何色を選びましたか?
ネイビー・ブラック・グレーなどの定番カラーが人気!
人気なのはやはりブラックやネイビーといった、どんなコーデにも合わせやすいカラー。パパと兼用で使うことも想定して、男性が使っても違和感のないベーシックな色を選ぶご家庭が多いようです。
ママに人気の抱っこ紐メーカーTOP3
数ある抱っこ紐メーカーの中でも、圧倒的な支持を集めているのはやはりこの3ブランド。人気順に紹介していきます。
1位:エルゴベビー
不動の人気を誇るエルゴベビー。街中で見かけることや周りのママさんが使っている率が高く、信頼できるブランドだと判断して選ぶ人も多いよう。
「街中でよく見かけるのと使用している人が周りに多くいて評判をきいていたため購入した。」(30代・新潟県・子ども3人)
2位:アップリカ
1947年創業の日本のベビー用品ブランド、アップリカ。日本人の体型にフィットするよう作られている点や、安心・安全を重視した機能が充実しているのが人気の秘密。
「安かった」(20代・沖縄県・子ども1人)
「いいと知人から聞いたから」(30代・奈良県・子ども1人)
3位:ベビービョルン
50ヵ国以上で愛されているスウェーデン発のベビーブランド。抱っこ紐だけでなくバウンサーやハイチェアなど幅広いベビー用品を展開。抱っこ紐は安全性だけでなく、使う人を選ばないスタイリッシュでシンプルなデザインにも定評があります。
「試着したら1番体に合ってたから」(30代・広島県・子ども3人)
「男の人でもつけやすい」(20代・千葉県・子ども2人)

おしゃれな抱っこ紐 おすすめ13選
使いやすさや安全面はもちろんのこと、毎日使うものだからデザインにも妥協したくない! そんなママのためにおしゃれな抱っこ紐を集めてみました。
アップリカ コアラ
2枚の花びらで包むようなペタル構造(特許出願中)で、抱っこのしやすさと安全性の両方を実現した人気シリーズ。肩や腰の負担を軽減してくれるもっちり肩パッドや背面の腰パッドを採用。長時間抱っこしても身体に負担がかかりにくい、日本人の体型に合わせた設計になっています。
股幅調整が可能なので、赤ちゃんの自然なM字開脚姿勢をサポートし、未熟な股関節を守ってくれます。全体メッシュ&大きな通気窓メッシュウィンドウで夏でも快適。ネット使用で洗濯機で丸洗いもできます。
対象:0ヶ月~36ヶ月、体重15kgまで。(生後14日以降かつ体重3.5kg以上から首すわりまではホールディングパッド使用)
「自分のしめ具合で調節できるのでいい」 (20代・高知県・子ども3人)
エルゴ オムニ 360 クールエア
涼しく、軽く、洗濯をしても乾きやすいメッシュ素材を採用した、エルゴのオムニ 360 クールエア。抱っこしたまま抱き方を変えることができるシートアジャスターで、対面抱き&前向き抱きもスムーズ。
クロス装着ができる肩ストラップと腰サポート付きウエストベルトがバランスよく荷重を分散してくれるので、長時間の抱っこでも快適です。ベビーキャリアに取り付け可能な専用ポーチ付き。
対象:0ヶ月~48ヶ月、3.2kg~20kg。
「前抱きできる」 (30代・東京都・子ども1人)
「安定感があり疲れないのでよい 」(30代・愛知県・子ども1人)
ベビービョルン ベビーキャリアMINI
新生児から12ヶ月まで使えるコンパクトな抱っこ紐。ヘッドサポートが赤ちゃんの後頭部まで包み込むようにサポートしてくれるので、首すわり前の赤ちゃんでも安心。
最大の特徴は、装着が簡単なセパレート構造。ショルダーベルトと本体ピースが別々なので、立ったままバックルで留めて赤ちゃんを乗せるだけ。寝てしまった時もバックルを外せば起こさずベッドへと降ろすことができて便利です。
対面抱っこと前向き抱っこのどちらにも対応。洗濯機の使用可能。
対象:新生児~約12ヶ月(身長53~100cm、体重3.2kg~11kg)
エルゴ アダプト クールエア
エルゴのオムニ360同様、新生児から付属品なしでOKで約20kgまでと長く使用できるところや、軽くて通気性抜群のメッシュ素材が魅力のアダプト クールエア。大きな違いは対面抱き、腰抱き、おんぶに対応しているものの、前向き抱きはできないという点。その代わり価格はオムニ360より低く設定されています。
3段階の股幅調節で成長に合った足の開きに設定可能。
対象:0~48ヶ月、体重3.2kg~20kg。
「とてもよかった。腰の負担もそんなに気にならない。取り付けも楽。ただ、色をネイビーにしたので、夏に使うと汗で潮が滲んで目立ってしまい、よく洗濯した。 」(30代・東京都・子ども1人)
グレコ ルーポップゼロ
対面抱きとおんぶに対応。抱っこしない時には小さくたためて軽い(585g)ので、持ち運びもラクラク。おんぶが簡単&赤ちゃんのずり落ちを防ぐ「おんぶサポート」付き。
キューズベリー おんぶ抱っこ紐
第三者機関「一般財団法人ボーケン品質評価機構」による21項目もの安全検査に通過した、安全性も機能性も信頼できる抱っこ紐です。
コニー抱っこ紐
バディバディ アーバンファン
月齢に応じてさまざまな使い方ができるアーバンファン。赤ちゃんの落下を防ぐセーフティサポートや新生児をしっかり守るセーフティボード、安心の日本製バックルなど安全面にこだわった作り。
やわらかい綿素材なので、パパとママが兼用したり、赤ちゃんが大きくなってもぴったりフィットします。
対象:横抱っこ/生後10日~4ヶ月頃 対面抱っこ/首すわり後~24ヶ月 前向き抱っこ/腰すわり後~24ヶ月 腰抱っこ/腰すわり後~36ヶ月 おんぶ/首すわり後~36ヶ月。
コンビ ジョイン EL-E
パパも嬉しいシンプルでスタイリッシュなデザインのジョインは、やわらかく厚みのある肩ラクフィットベルトでお出かけも家事も思いのまま。ホールドベルトとホールドカバーの2つの機能で赤ちゃんの落下をしっかり防ぎます。頭を支えたり、風や日差しから守ってくれるおやすみフードつき。
対面抱っこ、腰だっこ、おんぶに対応。
対象:首すわり後~36ヶ月(専用インファントシート(別売り)使用で1ヶ月からOK)
「おんぶがしやすい」 (20代・埼玉県・子ども3人)
北極しろくま堂 キュットミー!
スリングで日本初のグッドデザインとキッズデザインをW受賞したキュットミー!は、今まで数十万人のママたちが愛用してきた北極しろくま堂のオリジナルアイテム。
綿100%の薄くやわらかい生地は保温性や通気性に優れているので、体温調節が未熟な赤ちゃんにぴったりです。中綿があることで布の上下や赤ちゃんの抱き入れ位置がわかりやすく、初めてスリングを使う人にもおすすめのアイテム。
対象:生後2週間~36ヶ月(16kg)
ベビービョルン ベビーキャリア ONE KAI
ぴったりと抱きしめることができる、赤ちゃんの身体に沿った立体構造が特徴。首すわり前から付属品なしで使うことができ、前向き抱っこやおんぶにも対応。抱っこの状態からクルリと背中へスライドするだけで簡単におんぶへとチェンジできる点も魅力です。
コットンタイプの他に夏でも快適なメッシュタイプもあります。
対象:新生児~約36ヶ月、3.5kg~15kg。
ポグネー NO5 PLUS
赤ちゃんを起こすことなく腰ベルトを取り外せる業界初のサイレントファスナーや、腰や背中をしなやかにサポートする3Dコルセットボーン腰ベルトなどを採用。腰ベルトのサイドには便利なファスナーポケット付き。
ボバラップ
自分のライフスタイルに合った抱っこ紐で、育児がさらに楽しく!
抱っこ紐、スリング、さらにはヒップシートキャリアとたくさんの種類がある抱っこ紐。新生児から使いたいのか、持ち運びに便利な方がいいのか、また子どもの人数など、環境や個々のライフスタイルによって合うアイテムは変わってきます。自分の生活と照らし合わせてシミュレーションをすることが、自分に最適な抱っこ紐を見付けるためのいちばんの近道かもしれません。

構成・文/鈴木美奈子