学童保育とはそもそもどんなもの?主な3つの種類と特徴、選び方のポイントを解説

小学生が放課後に利用する「学童保育」とは、一体どのようなものなのでしょうか?小さな子どもがいるワーキングママや共働き家庭のパパが知っておきたい、学童保育の種類や選び方について紹介します。学童保育を探すときの参考にしましょう。

学童保育とは?

学童保育は、「放課後児童健全育成事業」の一環であり、児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき運営されている福祉事業です。まずは、学童保育がどんなものなのか見ていきましょう。

出典:児童福祉法(◆昭和22年12月12日法律第164号) 厚生労働省

放課後や学校休業日に子どもを預かる施設

学童保育は、小学生が放課後に利用する施設です。親が仕事で家にいないために面倒を見られない場合や、子どもの社会性を育てる目的で利用されます。親は子どもを預けることで、安心して働くことができるのです。

また、学校が休みであっても、親の仕事が休みになるとは限りません。夏休みなど、長期休暇の間も学童保育が活躍します。

開所時間や利用料金は施設によって異なるので、利用目的によって使い分けることが可能です。

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主に3つの種類がある

学童保育には、運営元や稼働時期などが異なる3種類の施設があります。どの施設を利用するかは、保育を必要とする時間や家庭の状況で判断しましょう。

【1】放課後児童クラブ

「放課後児童クラブ」は、厚生労働省が管轄している、年間250日以上稼働する学童保育です。仕事や一時的な病気など、事情があって子どもを預けたい世帯に向けてサービスを展開しています。

子どもを預かる時間は学校が休みの間であれば1日8時間以上、学校がある日は1日3時間以上です。自治体が設立・運営のどちらも行っている施設と、設立のみを自治体が行い、運営はNPOや民間企業などに任せている施設があります。

出典:放課後児童クラブ関連資料 厚生労働省

【2】放課後子ども教室

「放課後子ども教室」は、文部科学省が管轄しています。仕事や病気などの事情により、子どもを預けたい世帯が利用できる放課後児童クラブとは異なり、すべての子どもが利用できるサービスです。

学校の空き教室や体育館・公民館などを活用し、イベントやスポーツなど子どもが楽しく過ごせるよう工夫しています。預かり時間が16~17時ごろまでと短く、土曜日は運営していない施設も多いため、土日に仕事をしている場合は利用しにくいかもしれません。

出典:~放課後子供教室等について~厚生労働省

【3】民間学童保育

民間が設立・運営している学童保育が「民間学童保育」です。親が仕事をしているかなどの利用条件はありません。公営にはないきめ細やかなサービスなどが期待できます。

遊びやイベントだけでなく、学習やキャンプなど、一般の学童保育よりもプログラムが充実しているのも特徴です。その分、利用料金が高く設定されているなど、習い事の一環のような雰囲気もあります。

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選ぶときのポイントは?

学童保育を利用したい場合、どの施設を選ぶのがよいのでしょうか。利用料金や利用時間、設備や環境など総合的に判断することが大切です。

ほぼ毎日子どもを預かってほしい場合は、長時間可動している放課後児童クラブや民間学童保育を選ぶ必要があるでしょう。

利用料金

学童保育の利用料金は一律ではありません。月額で定められているところが多く、オプション料金などもあります。平均的な利用料金は3000~8000円程度ですが、公営より民営のほうが高い傾向です。

利用料金が高い学童保育はサービスが充実していることが多いため、料金とサービスのバランスをチェックするのも大切でしょう。

平日だけでなく、夏休みなどの長期休暇も預かってほしいなど、要望が多い場合は料金も高くなります。

開所時間や夏休みなど学校休業日の対応

仕事など何らかの事情で子どもを学童保育に預ける場合、開所時間と学校が休みの日の運営が気になるところです。

仕事が19時ごろまでのママパパは、できれば仕事が終わる時間まで子どもを預かってほしいと考えるでしょう。共働きであっても、ママかパパが17時ごろに帰宅するのであれば、短時間の学童保育でも支障はありません。

夏休みなど長期休暇のときに利用できるかも重要なポイントです。子どもと合わせて長期休暇を取れる場合はそれほど問題はありませんが、学校の長期休暇中も平日は仕事がある家庭は多いでしょう。

学童保育の利用ができない日など、運営情報はしっかりとチェックすることが大切です。

施設の設備

学童保育は、長時間の利用が考えられます。快適に過ごせるよう、トイレや手洗い場などの設備も欠かせません。

水回りが清潔に保たれているか、利用しやすい環境かなどをチェックしておきましょう。きれいに掃除されていれば、子どもを安心して預けられるはずです。

また、子どもはちょっとしたことですぐに体調を崩してしまいます。簡易でも横になれる場所やベッドなどがあるか見ておくのもおすすめです。

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ライフスタイルに合った学童保育を選ぼう

学童保育は、仕事などが理由で預かってほしいと考える人だけでなく、子どもに社会性や協調性を身に付けさせたいと考える人も利用します。目的や状況に合わせて利用する施設も変わるでしょう。

公営と民営では利用料金に差があるほか、サービス内容も異なります。児童保育の利用を検討する際には、運営情報などをしっかりと確認した上で、ライフスタイルに合った児童保育を選びましょう。

 

文・構成/HugKum編集部

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