新型コロナウイルスの影響で、テレワークや休校の増加に伴い、スマホやPCなどのデジタルデバイス(※1)への接触時間が急増! そこで、メガネブランド「Zoff」を運営する株式会社インターメスティックが、ブルーライトが及ぼす悪影響や危険性の実態を探るべく、全国のビジネスマン層500名、小学生の子どもを持つ親層500名の計1,000名を対象に、アンケート調査を実施したそう。その結果を抜粋してご紹介します。※1 デジタルデバイス:スマホやタブレット、PCやTVなどの画像や映像を見ることができる機器のこと
目次
「デジタル時差ボケ」とは?
「デジタル時差ボケ」とは、デジタルデバイスの使い過ぎによるブルーライトの悪影響で、睡眠のリズムが乱れて身体が常に“昼夜逆転状態”に陥る状態のこと。その結果、夜でも睡眠ホルモンの分泌が抑制され不眠症になったり、日中の集中力や仕事の生産性低下にも繋がったりしてしまいます。
あなたも「デジタル時差ボケ」か今すぐチェックを!
眼科医の林田康隆先生監修の「デジタル時差ボケチェックシート」で調べてみませんか。
◆林田 康隆(はやしだ やすたか)
眼科専門医。「医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾」理事長。過去、大阪大学大学院医学系研究科および米国フロリダ州マイアミ・オキュラーサーフェスセンターにて眼表面および間葉系細胞の幹細胞研究に携わり、実際の細胞培養の経験まである再生医療のスペシャリスト。現在は、主に大阪で難治性白内障手術や網膜硝子体手術等に取り組む傍ら、眼科の領域にとどまらず、東京では肌再生療法や脂肪幹細胞療法、免疫療法も手掛ける。また、メディアにおいても活躍中。
2人に1人が「デジタル時差ボケ」に陥っていることが判明
51.6%の人が6個以上の項目に当てはまることが判明し、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが明らかになりました。
さらに、23.8%の人が4個以上の項目に該当すると回答しており、「デジタル時差ボケ予備軍」を合わせると75.4%、4人に3人もの割合で「デジタル時差ボケ」の危険性があることが明らかになりました。
テレワークを実施している人ほど、「デジタル時差ボケ」に陥っている
テレワークを行っている人の中で「デジタル時差ボケ」なのは60.5%、テレワークを行っていない人の中で「デジタル時差ボケ」なのは44.7%と、テレワークの実態の有無で約1.5倍も差がある事が判明。テレワークによってデジタルデバイスとの接触時間が増えていることが関係しているのかもしれません。
スマホを持っている小学生は、「デジタル時差ボケ」に陥りやすい
スマホを持っている小学生と持っていない小学生で「デジタル時差ボケ」の割合が変化するか調査したところ、スマホを持っている子は20.8%が「デジタル時差ボケ」に陥っており、持っていない子の割合は8.1%と、実に2倍以上もの開きがあることが明らかに。
スマホのコンテンツの魅力による寝不足の他にもブルーライトの悪影響がこの結果に結びついていると言えそうです。
学習のオンライン化で子どもの目への悪影響を懸念
新型コロナウイルスの影響で、休校によって学習のオンライン化が進むなどの変化が見られる昨今。8割以上(84.0%)もの親が、オンライン化が増えることによる子どもの目への悪影響を懸念していることが分かりました。
デジタル時差ボケを事前に防ぐための4つのポイント
日々の生活の中に取り入れるべき、デジタル時差ボケを事前に防ぐための4つのポイントを、林田先生が紹介しています。
林田先生が教える「デジタル時差ボケの対策」4つのポイント
1:寝るときくらいはアナログに
2:適度な運動を意識して
3:ブルーライトカットの対策をしよう
メガネブランド「Zoff」では、フレーム代に追加料金0円で選ぶことができるようになったそう。気になる人は「Zoff」の公式サイトもチェックしてみてくださいね。
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4:目に良い成分を持つ栄養素を積極的に取ろう!
「睡眠ホルモン」と言われるメラトニンが多く含まれている食品は様々。例えばマッシュルーム、ウォルナッツなどのナッツ類、シリアルフード、卵、そしてサーモンなどの魚介類にもメラトニンが豊富。特にサーモンは目に良い抗酸化成分であるアスタキサンチンも含みます。
その他、果物や野菜ではポリフェノールの豊富なぶどう、アントシアニンの豊富なクランベリー、そしてビタミンCの豊富なイチゴ、リコピンの豊富なトマトなどもオススメ。これらの食物を取り入れることで、ブルーライトによって分泌バランスが崩れてしまったメラトニンを補うことができ、抗酸化力・体内時計の回復などの効果が期待できる!デジタル時差ボケ対策として取り入れたい食習慣です。
いかがでしたか。「ブルーライト」に関する知識不足から対策方法や危険性・悪影響を知らない人が多いそうです。これからは、PCやスマホ、タブレットを使用するときは大人も子どももブルーライトカットメガネが必須かもしれませんね。
参考/株式会社インターメスティック「Zoff」調べ「ブルーライトに関する調査」
文・構成/HugKum編集部