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離乳食のパスタ、いつから始めていいの?
離乳食中期の後半からスタートしましょう
パスタは、離乳食中期の後半から食べられます。ただ、茹でてもなかなか軟らかくなりにくいので、モグモグできているか赤ちゃんのお口を確認しましょう。食べにくいようにしていたら、後期からでも遅くはありません。
おすすめのパスタの種類や ゆで時間
赤ちゃんにが食べやすいマカロニがおすすめ
パスタにもいろいろな種類があります。ロングパスタで一般的なのはスパゲッティーですね。ショートパスタだと、マカロニはやわらかくクタクタになるので、赤ちゃんでも食べやすく、おすすめです。
表示されてる時間の「倍」湯がく
商品に「7分茹でてください」という指示があれば、赤ちゃんはその倍14分ほどクタクタに湯がいてあげましょう。食べて赤ちゃんが食べられる軟らかさになっていればOKです。
離乳食のパスタの量の目安
赤ちゃんに食べさせるパスタは以下の量を参考に。
中期(ゆであがったもの)50g
後期(ゆであがったもの)60~80g
パスタメニューを上手に取り入れるコツ
具沢山にして1品で完結できるように
私が子どもの離乳食づくりにパスタを取り入れるときは、具沢山にして1品で完結するようにしていました。また、朝作った汁物に昼はパスタを入れて「スープパスタ」にしたりと、アレンジもしました。慣れるととても使いやすいパスタ。ぜひ手軽に取り入れてみてください。
離乳食のパスタ、時期別のおすすめレシピをご紹介!
離乳食中期と後期、完了期に取り入れたいパスタメニューを紹介します!
【離乳食中期】納豆和パスタ
大人もねばねばパスタでいただいてみましょう。
<材料>
スパゲッティー(ゆでたもの) 50g
ひきわり納豆 15g
玉ねぎ 10g
ほうれん草 5g
かつお昆布だし 100~150ml
<作り方>
・スパゲッティーは表示の倍の時間ゆがいてみじん切り
・納豆は湯通しして粘りを取る
・玉ねぎはみじん切り
・ほうれん草は下茹でしてみじん切り
1.かつお昆布だしに玉ねぎを入れて弱火で煮る
2.しんなりしてきたら他の材料も入れて煮る
【離乳食後期】ツナのトマトパスタ
<材料>
スパゲッティー(ゆでたもの) 60~80g
ツナ水煮缶 15g
玉ねぎ 10g
アスパラガス 10g
トマト 10g
かつお昆布だし 100~150ml
しょう油 0.5ml
<作り方>
・スパゲッティーは表示の倍の時間ゆがいてみじん切り
・玉ねぎはみじん切り
・アスパラガスは表面の皮をむいて5㎜に切る
・トマトは湯むきをして5㎜に切る
1.かつお昆布だしに玉ねぎとアスパラガスを入れて弱火で煮る
2.しんなりしてきたら、残りの材料を入れて煮る
3.最後にしょう油で風味をつける
【離乳食完了期】和のミートマトスパゲティー
<材料>
パスタ(ゆであがったもの)80g
牛ひき肉 15g
トマト 20g
玉ねぎ 10g
しいたけ 5g
バター 3g
味噌 0.5g
かつお昆布だし 100ml
<作り方>
・パスタは大人の表示の2倍の時間で湯がいて1㎝にカット
・玉ねぎとしいたけはみじんぎり
・トマトは湯むきをして種を取り除いき1㎝角に切る
1.フライパンにバターと牛ひき肉を入れて炒める
2.玉ねぎとしいたけも加えて炒める
3.2にかつお昆布だしを入れて弱火でじっくり煮込む
4.3の水分が1/3になったらトマトと味噌を入れて1~2分煮る
5.ゆであがったパスタの上にかける
パスタを使って手づかみできる簡単離乳食おやつレシピ!
マカロニきな粉
マカロニを使った手づかみおやつに最適なパスタです。私が働いている保育所でも、定番のおやつメニューなんですよ!
<材料>
マカロニ(ゆでたもの) 30~40g
きな粉 小さじ1
きび砂糖 小さじ1/4
<作り方>
1.マカロニを表示の倍の時間ゆがいて湯切りする
2.きな粉ときび砂糖と混ぜ合わせる
離乳食のパスタに関する体験談
HugKumでは、0~2歳のお子さんがいるママやパパ120人に、離乳食のパスタに関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんがパスタを食べた様子についてお聞きしました。
Q.離乳食でお子さんはパスタを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?
今回のアンケートでは、離乳食のパスタを「好んで食べた」が42.5%、「食べてはくれた」が34.2%でした。離乳食では、76%を超えるお子さんがパスタを口にできているよう。離乳食期の他の食材と比べて、パスタは好まれる印象です。
それでは、実際のママパパの体験談を紹介します。
ママパパの体験談
麺類が好きなお子さんが多くパスタもよく食べてくれたの声が聞こえます。野菜をたくさん入れたり、ほかの食材と組み合わせても使いやすいですね。中にはツルツルとした食感が苦手なお子さんもいらっしゃいました。
おかゆだけでなく、麺類を取り入れるとメニューにバリエーションが出ます。色々な食材にチャレンジして離乳食を赤ちゃんと一緒に楽しんでくださいね。
記事執筆
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。