人気の竜田揚げのレシピと献立にぴったりのメニューを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。みりんやしょうゆに漬けこんでカリっと上げる竜田揚げなら、鮭やあじなどの魚もパクパク食べてくれそう!煮物やあえもの、卵焼きなどのサブおかずと汁ものと合わせてどうぞ。
人気の竜田揚げレシピ
【1】あじの竜田揚げ
魚料理の基本、三枚おろしを覚えたら、みりんとしょうゆで下味をつけて揚げれば味が決まる。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
あじ 4尾
塩 小さじ1/2
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
酒 小さじ2
片栗粉 大さじ2~
サラダ油 適量
◆作り方
【1】あじの両面のぜいごを取り除く(ポイントの【A】を参照)。
【2】尾から頭に向かってうろこをこそげ落とし、包丁についたうろこをペーパ ーで拭く。
【3】むなびれを立て、やや斜めに頭を切り落とす(ポイントの【B】を参照)。
【4】腹に切り目を入れる(肛門のやや下まで)(ポイントの【C】を参照)、内臓をかき出し、ペーパ ーで腹の中を拭く。
【5】立て塩(3%濃度の食塩水)を作って、あじを洗う(塩の作用で魚の身が引き締まり、洗っているときも身が崩れにくく、汚れが落ちやすい)。ペーパーで水けを拭く。
【6】頭から尾に向かい、腹から中骨の上に届くように切り目を入れる。向きを変え、尾から頭に向かい、背中から同様に切り目を入れる。
【7】中骨の上に包丁を入れ、尾から頭に向かって上の身をそぐ【D】。
【8】骨の側を下にし、【6】~【7】と同様にして、下の身をそぐ【E】。
【9】上下とも身についている腹骨をすき取り、尾の先を少し切る。
【10】【9】をそれぞれ半分に切り、両面に塩をふり、10分おく。水けをペーパーで拭く。
【11】ボウルにしょうゆ、みりん、酒を合わせ、【10】を5分ほどつける。汁けをペーパーで拭き、片栗粉をまぶす。
【12】サラダ油を170℃に熱し、【11】の余分な粉をはらって、2分ほど揚げる。
*サラダ菜、ミニトマト、レモンを添えても。
◆ポイント
あじの三枚おろしのやり方
【A】
【B】
【C】
【D】
【E】
教えてくれたのは
ABC Cooking Studioさん
ABC Cooking Studioは、初心者の方にもおすすめの、料理・パン・ケーキ作りが楽しく学べる女性専用の料理教室です。少人数レッスン、復習にも最適なイラストレシピ、 HPや携帯からの予約など、システムが充実。入会金不要、1回完結の「1dayレッスン」や授業の雰囲気を体験できる「体験レッスン」を毎日開催しています。
『ベビーブック』2012年9月号
【2】鮭のスティック竜田揚げ
全体的に細長く作って手づかみで。竜田揚げだからサクッと軽く手食べやすい。
◆材料
(子ども1人分)
生鮭 1/2切れ
【A】
しょうゆ 小さじ1/2
酒 小さじ1/2
しょうが汁 少々
塩 少々
片栗粉・サラダ油 各適量
◆作り方
【1】生鮭は皮と骨を除 いてスティック状に切り、【A】をもみ込ん で、しばらく置く。
【2】【1】に片栗粉をまぶ し、多めの油を熱したフライパンで揚げ焼きにする。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネー ター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理やかわいい レシピが人気。
『ベビーブック』2017年4月号
竜田揚げにぴったり!サブおかず
【1】なすと厚揚げの煮物
なす、厚揚げは短時間でもたっぷりと煮汁を吸ってうま味たっぷりの一品に。ママにとって心得強い副菜になりますね。
◆材料
(大人2人分+子ども1人分)
【1】なす3本は縦半分に切り、皮に切り目を入れて一口大に切る。厚揚げ小2枚といんげん8本は食べやすい大きさに切る。
【2】鍋に和風だし1/2 カップ、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1、塩少々、しょうが汁小さじ1を 入れ、【1】を加えて火にかけ、煮立ったら蓋をして弱めの中火で6分煮る。
◆ポイント
水に浸けておくだけで みそ汁にも何にでも!「和風万能だし」の作り方。
■材料(1リットル分)
昆布 3cm角×2枚(約5g)
煮干し 5?6尾(正味約5g)
かつお節 5g
【1】煮干しは頭と内臓を取り除く。 かつお節は市販のだしパック に入れる。
【2】【1】と昆布を容器に入れ、水1リットルを注ぐ。
※ だしをとった後の出し殻は、水3カップとともに鍋に入れて火にかけ、煮立ってから3分ほど煮出すと二番だしが取れます。
教えてくれたのは
石澤清美さん
料理研究家。国際中医師・国際中医薬 膳師。食養生やハーブなどの専門家でもあり、体にいいものを簡単においしく作れるレシピが人気。
『ベビーブック』2017年6月号
【2】切り干し大根ときくらげのサラダ
コリコリ、モグモグ、かめる素材がてんこ盛り!子どものあごの発達にも貢献してくれるレシピです。
◆材料
(3~4人分)
切り干し大根 20g
きくらげ 5個
にんじん 40g
きゅうり 1/2本
ツナ缶(ノンオイル) 1缶(70g前後)
【A】
しょうゆ 大さじ1/2
酢 大さじ1
ごま油 大さじ2
塩 ひとつまみ
◆作り方
【1】切り干し大根は水で戻してざく切りにし、水気を絞る。きくらげは硬い部分を取り除き、熱湯でサッとゆでて、食べやすい大きさにちぎる。にんじん、きゅうりはせん切りにする。
【2】ボウルに【A】を入れて混ぜ、ツナ、【1】を加えてあえる。
◆ポイント
歯応えのある切り干し大根が、咀しゃくを促す。
教えてくれたのは
渥美まゆ美さん
あつみまゆみ/管理栄養士。フードコーディネーター。健康運動指導士。保育園勤務で子どもの料理提供に関わる。料理講師やセミナー講師などフリーランスで活動後、「株式会社Smile meal」を設立。食育など食と健康に関わる活動を行う。2児の母。
『めばえ』2018年1月号
【3】九条ねぎ入り卵焼き
卵に混ぜれば、子どももねぎ好きに!黄色と緑の色合いがキレイ。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
卵 3個
九条ねぎ(ほかのねぎでも可) 1本
粗塩 小さじ1/5
酒 大さじ1
こしょう 少々
油 大さじ1
◆作り方
【1】ボウルに卵を割り入れてよくほぐし、酒、粗塩、こしょうで調味する。小口切りにした九条ねぎを加えてよく混ぜる。
【2】フライパンに油を入れて火にかけ、【1】を流し入れて強火で焼く。卵がある程度固まったら、弱火にして形を整える。
教えてくれたのは
ウー・ウェンさん
北京生まれ。1990年に来日。北京家庭料理が評判となり、料理家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。
『めばえ』2017年6月号
竜田揚げに合う!野菜のあと一品
【1】彩り野菜の白和え
余った豆腐ですばやくもう1品!
◆材料
(2~3人分)
彩り蒸し野菜 半量
絹ごし豆腐 100g
【A】
白ねりごま 大さじ1
砂糖 小さじ1
昆布茶、塩 各小さじ1/3
◆作り方
【1】彩り蒸し野菜は、食べやすいように小さく切る。
【2】豆腐はペーパータオルで包み、水気をしっかり取っておく。
【3】【2】を手でつぶしながらボウルに入れて【A】を加えて混ぜ、【1】を加える。
教えてくれたのは
島本美由紀さんさん
料理研究家。旅先で得たさまざまな感覚を活かした、手軽に作れるおいしいレシピが人気。家事全般のラクを追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動し、テレビや雑誌、講演会など幅広く活躍中。
『めばえ』2019年6月号
【2】にんじんのごまナムル
細切りにしたにんじんをじっくりじっくり炒めて甘みを出します。ポイントはごま油と炒りごま。ひねりつぶして風味を立たせます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
にんじん 1本
塩 少々
ごま油 小さじ1
白炒りごま 小さじ1
◆作り方
【1】にんじんは皮をむいて、斜め薄切りにしてから細切りにする。
【2】フライパンにごま油を熱して【1】を2分ほど炒める。しんなりしたら塩をふって1分ほど炒め、ごまを指でひねりつぶして加え混ぜる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
【3】小松菜とわかめのしらす和え
小松菜はやわらかめにゆでて刻みます。しらすを加えればカルシウムもプラス。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
小松菜 1/2束
乾燥わかめ 大さじ1
しらす干し 大さじ3
しょうゆ 小さじ1
ごま油 小さじ1
塩 少々
◆作り方
【1】小松菜は塩を加えた熱湯でゆで、水にとって絞り、3~4cm長さに切る。
【2】わかめは水につけてもどし、サッとゆでて水にとり、絞る。
【3】ボウルに【1】と【2】を入れてしょうゆ、しらす干し、ごま油の順にからめる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
竜田揚げにおすすめ!お手軽汁もの
【1】長いもとオクラのトロトロみそ汁
すり下ろした長芋がトロトロで、口あたりがよくて飲みやすい味噌汁。オクラをアクセントに。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
長いも 150g
オクラ 5本
だし汁 3カップ
みそ 大さじ2と1/2
白すりごま 大さじ1/2
◆作り方
【1】長いもは皮をむいてすりおろし、オクラは小口切りにする。
【2】鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したらオクラを加えて1分ほど煮る。弱火にしてみそを溶き入れ、長いもを加え、再び煮立ったらすりごまをふる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心に、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2013年8月号
【2】レタスとわかめの和風スープ
だしを効かせたさっぱり味!わかめのツルンとした口当たりが喉ごしよく体を温めます。
◆材料
(子ども1人分)
レタス 1/2枚
乾燥わかめ 小さじ1/2
【A】
だし 3/4カップ
しょうゆ 小さじ1/4
◆作り方
【1】レタスを細切りにする(または手で小さくちぎる)。
【2】大きめの耐熱ボウルに【1】、わかめ、【A】を入れ、混ぜる。
【3】【2】にラップをかけ、電子レンジ(600Wの場合)で2分~2分30秒加熱する。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍。自身も母として「食育」を実践している。
『めばえ』2016年5月号
【3】汁物バリエ!ほたて風味のかきたま汁
汁ごと使って貝のうまみもしっかり味わえる!上品な貝の味を引き立てるのは、ふわっと仕上げるかきたまがポイント。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ホタテの水煮(缶詰) 大1缶(125g)
にんじん(花形に抜く) 8~10個
絹さや 4~5枚
卵 1個
だし汁 ほたての缶汁と合わせて2と1/2カップ
【A】
みりん 大さじ1
塩 小さじ1/2
【B】
片栗粉 小さじ1
水 小さじ1
◆作り方
【1】鍋に缶汁とだし汁、にんじんを入れてふたをし、中火で煮る。にんじんに火が通ったら、ほぐしたほたての身、【A】を加える。
【2】絹さやは筋を除いて、斜め細切りにする。
【3】【1】に混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつけ、溶いた卵を流し入れ、【2】を加えてさっと煮る。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。かわいくて簡単に作れるレシピが人気。二児の母。
『ベビーブック』2018年3月号
【レシピ初出】
雑誌『ベビーブック』
雑誌『めばえ』