ゲームや動画だけではなく、子どもの教育にも活用できるスマホのアプリ。世界の標準語とされる英語を学べるアプリも、そのひとつです。しかし、実際のところ、子どもの英語教育に英語アプリが必要なのでしょうか? 実は、現在子どもがいる親たちの多くは、英語アプリの存在を重視しているようなのです。
そこでこの記事では、幼児や小学生の英語教育に役立つ、おすすめの英語ゲーム&学習アプリを集めてみました。
目次
英語アプリは子どもの英語教育に必要?
現代では、小学生や未就学児でもスマホにふれることが日常的になっています。スマホにダウンロードされたアプリで、さまざまなゲームや動画などを楽しむことが目的のようです。そんななか、2020年より、小学校高学年から英語が必修科目となりました。今後、スマホによる英語教育に特化したアプリは、子どもの教育に必要なアイテムとなるのでしょうか?
ここでは、小学生や未就学児の子どもを持つ親のリアルな意見を見ていくことにしましょう。
全員が「小学校での英語教育の必要性を感じている」と回答
株式会社イー・ラーニング研究所が、子どもがいる20代~50代の親を対象に「2020年度教育改革に関するアンケート」を行ったところ、男女362人のアンケート回答者全員が「小学校での英語教育の必要性を感じている」と答えています。
子どもにさせたい英語学習法は「インターネット・スマホアプリ」が第1位
また、同アンケートで子どもにさせたい英語学習法を尋ねると「インターネット・スマホアプリ」が第1位に選ばれました。インターネットの普及により、身近なスマホやタブレット、パソコンなどを使った英語学習法が求められているようです。
※参照ページ:子どもがいる親世代に聞いた「2020年度教育改革に関するアンケート」オンライン学習が主流!?
幼児におすすめの英語ゲームアプリ
ここからは、小学校にあがる前の子ども、未就学児におすすめの英語ゲームアプリをご紹介します。スマホにふれ、ゲーム感覚で遊びながら英語を学べるアプリには、親子で一緒に楽しめるものもあります。
「楽しい英語」
いろいろな英単語をカード形式のゲームで覚えていくゲームアプリです。題材は、動物や乗り物、食べ物や数字など、身近なものばかり。遊びながらリスニング、理解、スピーキングやスペリングなどを学べます。
「初めて出会う英単語」
「初めて出会う英単語」は、幼児におすすめの英語ゲームアプリです。動物や数字、色などの身近な英単語をテレビアニメ「子ひつじのティミー」に登場するキャラクターたちと視覚的に遊びながら英語とふれあうことができます。
「えいごのコアラのマーチアプリ」
「えいごのコアラのマーチアプリ」は、親子で英語を楽しむことができます。ビスケットをスキャンすれば、英単語の発音と日本語訳が聞けたり、ビスケットがなくても125種類の絵柄を見ることができる「絵柄ずかん」が人気の英語ゲームアプリです。
小学生におすすめの英語ゲームアプリ
ここからは、小学生におすすめの英語ゲームアプリのご紹介です。教育改革により2020年から小学校高学年での英語授業が必須となった今だからこそ、少しでも英語に慣れ親しむため、スマホのゲームアプリで英語にふれる機会を作ってあげましょう。
「ルルロロのくっつけ英単語」
テレビで人気を集める「がんばれ!ルルロロ」の英単語が学習できるゲームアプリです。英単語と日本語をくっつけるゲームを楽しみながら英語を学べます。中学・高校・TOEICでも出題される2800以上の英単語が短期間で身につくでしょう。
「小学生英単語300」
「小学生英単語300」は、ゲーム感覚で英語を楽しむことができます。問題や答えは、すべて「カタカナ」と「ひらがな」で表記されるため、小学校低学年なら誰でも楽しめる英語ゲームアプリです。英語の音声がついていることから、発音の練習もできます。
「英語パズル!アルファベットストーンズ」
「英語パズル!アルファベットストーンズ」は、いろいろな英単語の綴りをつなげていくパズルのような英語ゲームアプリです。英単語を完成させると、その英単語の音声が流れるため、ネイティブの発音も覚えることができます。また、成績表から簡単に学習状況が確認可能です。
幼児におすすめの無料学習アプリ
英語ゲームアプリよりも少しだけ難易度が高くなる英語学習アプリ。ここでは、幼児におすすめの英語学習アプリをご紹介します。小学生になる前の幼児には、親がつきそいながら英語の楽しさ、学ぶ楽しさを教えてあげましょう。
「新しいスキルの習得」
これもテレビアニメ「子ひつじのティミー」が登場する、6歳以下の子ども向け英語学習アプリです。出題される問題を通し、語学力をはじめ、運動(反射)神経、集中力、記憶力をといったスキルをアップさせることができます。
「ワオっち!イングリッシュスクール!」
「ワオっち!イングリッシュスクール!」は、英会話、英単語、英語の物語など、いろいろなコンテンツがそろった幼児向けの英語学習アプリです。趣向を凝らした多岐にわたる教材が集まっているため、子どもを飽きさせません。
「モンキージュニア」
「モンキージュニア」は、多彩な読み聞かせにより、幼児の英語を読む力や語彙力(ごいりょく)を伸ばしてくれます。その読解レベルは、初級の単語、中級の簡単な英文、上級の英文構造と3段階。早期教育プログラムに最適の英語学習アプリです。
小学生におすすめの英語学習アプリ
ここからは、小学生におすすめの英語学習アプリをご紹介します。特に英語が「必修学習」となる3年生や「必修教科」となる5年生は、このアプリを活用しない手はありません。小学生の英語学習に最適なアプリを3つ厳選しました。
「Duolingo」
世界中で最も利用されている英語学習アプリの「Duolingo」。初めて英語にふれる小学生におすすめのアプリです。ゲーム性も高いため、中学生レベルの英文問題を楽しみながら学ぶことができます。簡単なリスニングやスピーキングを学習することも可能です。
「ビノバ英語 -小学5年生・6年生-」
「ビノバ英語 -小学5年生・6年生-」は、学校や塾でも利用されている英語学習アプリです。一般的な英単語や英文を収録した問題数が400問もあり、英語の問題集やドリルの代わりに使えます。シンプルながらもテンポよく学べる優れた教材です。
「英検リスニングマスター5級4級」
リスニングに特化した内容になっているため、小学生の子どもに英検を受けさせたいときに役立つ英語学習アプリです。このアプリのメリットは、非常に聞き取りやすい音声にあります。正しい発音の英語を聞くことにより、英語に慣れ親しみやすくなります。
子どもの英語力を養うためにもアプリを活用しよう!
今回は、幼児から小学生までの子どもが楽しみながら学べるおすすめの英語ゲームアプリや英語学習アプリを厳選し、それぞれご紹介しました。スマホのアプリを通し、子どもが英語にふれる機会を増えれば、それだけ英語に興味を持ち、自然と学ぶ時間や意欲につながるはずです。
2020年からはじまった小学校高学年の英語教育の必修化。それに合わせ、子どもの英語に対する「聞く力」と「話す力」、そして「読む力」と「書く力」を養ってあげるためにも、英語アプリを上手に活用していきましょう。
文・構成/HugKum編集部