「子どもおせち」を作ろう!子どもが好きなものだけをセレクトして親子でクッキング♪

「毎年おせちを張り切って作っているのだけど、子ども達にはウケがイマイチなのよね……」なんて、思っている方いませんか? 調理師であり、フードコーディネーターでもある筆者は、そんな皆さんにぜひ今年、チャンレジしてもらいたいのが「子どもおせち」。我が家では「子どもおせち」にシフトしたら、子どもがおせちをよく食べるようになりました。みなさんもいかがですか?

「子どもおせち」とは

筆者は、子ども達の好きなものばかりを詰め込んだおせちのことを「子どもおせち」と名付けてみました。

おせちをなかなか食べてくれない子どもに、それでも日本の素晴らしい伝統文化を伝えていきたい、さらにはおせちに興味が湧くかなぁという想いから始めました。

子どもおせち「即席だし巻き」

いつもの材料で、気軽に作れる子どもおせち。

早速、レシピをご紹介します。

即席だし巻き( 1本分)

<材料>

・はんぺん 2袋
・卵 4個
・油 適量

<作り方>

①ミキサーやフードプロセッサに材料を入れ、滑らかになるまで撹拌する。

②フライパンやホットプレートに薄く油をひき、ホットケーキの要領で蓋をしながら蒸し焼きにする。片面にこんがり色味がついたらOK! ひっくり返して両面焼く。

③温かいうちに、ラップの上に②を載せ、くるくる丸める。

【ポイント】

焼き目が命のだし巻き。

片面の焼き目を内側に巻き込むようにくるくるしたいため、フライパン上で1度だけひっくり返すと、焼き目が上になるので、フライパンをひっくり返して蓋の上に焼き目が付いた面をのせ、ラップを敷いたまな板の上で、ひっくり返します。

すると焼き目が上面にくるので、それを巻くだけ!

ラップで包みます。

★ポイント

巻くのはラップのみでOKです! もちろん、「巻き簾」を使うと本格的な仕上がりになります。ラップ左右は、くるくるキャンディーのように巻き込むだけで大丈夫です。

子どもおせち「レンチン★なめらかきんとん」

子どもが大好きなおせちといえば、「きんとん!」と答える子も多いはず。今回ご紹介するレシピは、手軽にできるレンチンきんとんです。

レンチン★なめらかきんとん

<材料>

・さつまいも(あれば紫芋) 中1本
・砂糖 大さじ1(黒糖などでも)
・牛乳 大さじ2(芋の水分をみて加減)
・塩 ひとつまみ

<作り方>

①さつまいもは、皮を剥き2cm程の輪切りにする。

②①を耐熱容器に入れ、容器1/4位まで水を注ぎ、ふんわりラップをして、600Wの電子 レンジで約5〜6分加熱。

爪楊枝等がスッと刺さる程、火が通ったらOK。

③②を湯切りし、潰す。温かいうちに分量の塩・砂糖・牛乳を加え、練るように混ぜ、完成。

★ポイント

冷蔵庫で冷やすと少し硬くなるので、ポテトサラダくらいのなめらかさが出来上がりの目安です。

子どもおせち「海老のぷりぷりカクテル」

海老も子どもが好きな食材ですよね。お正月らしい、紅白カクテルを作りませんか。

「海老のぷりぷりカクテル」

<材料>

・海老(殻つき) 10尾
・塩 ひとつまみ
・片栗粉 大さじ1
・オリーブオイル 小さじ1

<作り方>

①海老は、塩と片栗粉を混ぜて軽く揉み込み、水で洗い流し汚れを落とす。

②爪楊枝で背腸を抜き、剣先を取る。

③湯を沸かし、沸騰したらオリーブオイルを加え、①を茹でる。色が赤色に変わり、30秒くらいしたらザルにあげて蒸らしながら冷ます。

★ポイント

しっかり下処理をした後に、オイルで茹でるだけで冷凍海老もプリプリに仕上がります!

 

子どもおせち「黒豆」

黒豆は市販のものを詰めます。

頑張りません★

通年あるパックのものは、お正月に価格上昇もしないですし、時間と手間がかかるので、躊躇せず市販品を活用!

これも「子どもおせち作り」の基本ですね。

 

子どもおせち「サーモン✖️チーズ✖️アボカドのキューブカップ」

キューブ形にカットして盛り、お好みで味付け。カンタンですが、とても華やかな1品になります。普段の食事のときにもおすすめです。

アボカド苦手なら、きゅうりやトマト、ブロッコリーなどお好みの野菜で代用してくださいね。

サーモン✖️チーズ✖️アボカドのキューブカップ

<材料>2カップ分

・サーモン(刺身用) 4切れ
・チーズ(固形) 2個
・アボカド 1/2個
・醤油やポン酢、塩とレモン汁など(お好みで) 適量

<作り方>

①材料を全て1cm位のキューブ上に切る。

②お好みのカップや野菜を器にして盛り付ける。※彩り良く3色がきれいに見えるように!

③食べる直前に調味料をかける。醤油やポン酢、塩とレモン汁など、お好みの味付けでOK!

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子どもおせち「カップ寿司」

我が家では、子どもおせちに、ちらし寿司の素を使って、「カップ寿司」も添えます。

ちらし寿司は、もちろん手作りでも良いのですが、時には手抜きも大事!

おせちは全て完璧に作ろうと思うと、大掃除もありますので、気が重くなってしまいます。

混ぜて盛り付けるだけなので、できそうなら子どもたちにお願いしても良いかもしれません。そのほうが、子ども達も自分で作り上げる喜びと達成感を味わえ、食育の最大の収穫にもなります。

お好きな刺身やいくらなどバリエーション豊かに楽しんで!

おせち作りで出た残りものをのせても♪ 美味しく無駄なくを目指して!

子どもおせち「かまぼこ」

紅白の「かまぼこ」は、切って並べるだけで彩良くなります。

かまぼこは紅白それぞれ少し厚めに切り分けたものを交互に並べます。真ん中からカットして、どちらかの端を一切れずらして市松模様に飾りましょう。

盛り付けのお皿やカップは100均でOK!

おせちの器やピックの話も。

100均(DAISO)で買いました。

器は子どもサイズですし、積み重ねられるので便利です。もちろん、普段使いもできます!

お正月用の可愛いピックを飾ると、子ども達の注目度もUPしますよ。

間仕切りは家にある物を代用しても

お家にあるココット、豆皿、小皿を組み合わせて、汁物を盛ります。もちろん、上記の写真内にあるカラフルなバランなどを使って仕切っても◎。

また、パプリカなどは器にもなりますし、餃子の皮を器の形に焼けば、器まで食べられます。

隙間埋めは?

ブロッコリーなど野菜を詰めて。箸休めにも最適です。

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おせちこそ、親子でクッキングしよう!

日本の文化を親から子へ伝えてほしいから、おせちは子どもと一緒につくることをおすすめします。

子どもも「お手伝い名人」と声をかければきっと手伝ってくれるはず。皆さんも、子ども達とぜひ楽しいおせち作りをしてみませんか。

 

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文・写真/永峰 こずえ(調理師・フードコーディネーター)

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