【2024年版】年末の過ごし方はどうする? 年内にやっておきたいこと・新年の迎え方も

一年も終わりが近づいてくると、年末年始の過ごし方が気になってきますよね。年末に差し掛かるほど慌ただしくなりがちなので、早めの行動を心がけたいところです。年始の予定も、前もって決めておくと◎。そこで本記事では、年越し準備の段取りや、年末年始を家族で楽しく過ごすアイディアをご紹介していきます!

年末までにしておきたいこと

新年を気持ちよく迎えるためは、年末までにしておきたいことがたくさんあります。いつ頃から始めればよいのか、大まかなスケジュールを見ていきましょう。

月半ばから着手「大掃除」

昔は一年の汚れを落とす「すす払い」をすると、「歳神様(としがみさま)」がご利益を持って家に来てくれるといわれていました。すす払いの風習は現在にも受け継がれ、家庭や職場で大掃除をする光景は、年末の風物詩となっています。

かつて、すす払いは基本的に「12月13日」と決まっていましたが、現在の生活スタイルでは難しいため「12月13日から着手して、28日までに終わらせる」のでOKとされています。大掃除は普段の掃除に比べて時間がかかるうえに、体力も要るので12月の半ばを過ぎたら、できることから始めていきましょう。

まだまだ新年の楽しみ「年賀状」

なにかと世間の年賀状離れが話題になる昨今ですが、元旦に年賀状が届くのを、毎年楽しみにしている人も少なくないはず。年賀状を元旦に届けたいなら、12月25日までにポストに入れるようにといわれています。地域によっては28日までに出せば元旦に届けてくれる場合もありますが、確実ではありません。

また、年賀状は手書き・自宅で作成&印刷・業者に発注するなどさまざまな作成方法があります。ご自宅で印刷する場合はプリンターのインク残量をチェックしておきましょう。業者に依頼する場合も、25日が近づくと非常に混みあうため、早めの注文がベター。余裕があれば、お子さんと一緒に「スタンプ」を作るなど、手作りの年賀状に挑戦するのも楽しそうですね。

それぞれ意味がある「正月飾り」

門松などの正月飾りには、出してはいけない日があります。しめ縄と門松は歳神様が迷わないための目印、鏡餅は歳神様への「お供えもの」という意味を持っています。このため「苦」がつく「29日」と急な対応となる葬儀と同じ「一夜飾り」になる「31日」は、正月飾りを出すべきではありません。

昔はすす払いが終わったら正月飾りを飾っていましたが、今はクリスマスを祝う家庭も多いので、あまり早く出すとインテリアがちぐはぐになってしまいます。大掃除が終わった28日や30日に飾るとよいでしょう。

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2024年の年末はどこでどう過ごす?

Q.今年の年末年始はどのように過ごそうと思いますか?(複数選択可)

2024年の年末を、みなさんはどこでどう過ごすのでしょうか。今回は、0〜12歳のお子さんを持つ120人のママパパに、年末についての意識をテーマにアンケート調査をしました。
【調査配信対象:男女/20~59歳/全国/0~12歳の子がいる親120人 調査時期:2024年12月】

1位: 自宅で過ごす 77.5%

・元旦は家族で初もうでに遠出をして、2日や3日は家で家族でゆっくり過ごしたい。近くに親戚もいるので時間があったら顔を出したい。 (50代・群馬県・子ども1人)
・子どもはおばあちゃんちに泊まりに行き、旦那はいつも仕事なので1人でゆっくりする。 (30代・三重県・子ども2人)
・年越しそばを食べて年末の特番を観ながらのんびりまったり過ごしたい。 (40代・愛知県・子ども2人)
2024年の年末を自宅で過ごす人が77.5%と、もっとも多くを占めました。家族みんなでおうちでゆっくり過ごす人、それぞれに予定があるけれど自身は自宅で過ごす人。子どもの年齢によっても、みんなで過ごすかどうかは変わってきますが、やっぱり自宅がいちばんというのは共通の思いでしょう。

2位: 帰省する 26.7%

・子どものお年玉をもらいに両家の実家に行く。普段食べられない高価なものを食べるのが楽しみ。(50代・秋田県・子ども2人)
・実家への帰省は子どもたちを親に合わせる数少ない機会なので。(40代・三重県・子ども2人)
・毎年、夫の実家に帰るのが定番になっているから。帰省しないわけにもいかないなと思っている。(30代・埼玉県・子ども3人)
年末年始に帰省するという人は26.7%でした。親元を離れて遠くで生活しているなどで、年末年始に帰省して子どもたちの顔を親に見せることが定番になっている人も多いようです。

3位: 買い物に行く 15%

・セールでお買い得になるから。(30代・沖縄県・子ども1人)
年末年始は買い物に行くという人は15%でした。お正月期間は営業していないスーパーやお店も多いですから、お正月用品や食材の買い出しはマストでしょう。また年始に初売りや福袋を求めて買い物に行く人も多くいるようです。

4位: 外食する 9.2%

年末年始に外食をするという人は9.2%でした。家族がそれぞれ忙しくて、ふだんは集まって外食できないという人も、この時期ならみんながそろいます。家族全員で集まって外食に行くのが年末年始の定番、という人も多いでしょう。

5位: 仕事する 5.8%

・夫が年末年始関係なく仕事なので毎年自宅で過ごしています。(40代・愛知県・子ども2人)
・恐らくほぼ仕事が入っており、たまの休日はなるべく家にいて体力温存に勤めたいと思っているから。(30代・愛媛県・子ども2人)
年末年始に仕事をするという人は5.8%でした。仕事から解放されて過ごす人が多いですが、中にはこの時期に仕事が入る人も。年末年始が書き入れ時であったり、休みが関係ない仕事もあります。また合間に休みがあっても、体を休めなくてはならないこともあるでしょう。

6位: 旅行に行く 2.5%

・年始はゆっくりしたいので。年末に色々やって、旅行先ではなにもしたくない 。(30代・群馬県・子ども2人)
年末年始に旅行に行くという人は2.5%でした。お正月を旅先でゆっくり過ごしたいから用事はすべて年末までに終わらせてメリハリをつける、また年末を旅先で過ごすという人も。毎年そのように過ごすのが定番になっている人もいるようです。

7位: 友人と過ごす 0.8%

年末年始を友人と過ごす人は0.8%いました。日頃はそれぞれの事情で忙しくしていても、この時期には集まってワイワイ過ごすと決めている人も。家族の成長や、この1年にあったことを報告しあって、にぎやかにお休みを過ごすのはとても楽しいですね。

その他 0.8%

・基本的には特にやる事が無いので家で過ごす。 テーマパークに行く日もある。(40代・東京都・子ども2人)
年末年始の過ごし方を特に決めていない人は0.8%でした。急に思い立って出かけるのも、家族がそろっている年末年始にしかできない過ごし方です。この時期だけうそのようにすいている人気スポットで、思いがけないぜいたくな時間を満喫できるかも。

家族で過ごす年末、おすすめの過ごし方

HugKum読者のみなさんの年末の過ごし方は、どれも楽しそうでしたね。年末には、お正月気分を満喫できる風習やイベントがたくさんあります。以下では、家族向けのおすすめの過ごし方をご紹介するので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

おせちや、年越しそば作り

お正月の食べ物といえば、「年越しそば」や「おせち料理」「お雑煮」が定番!  昔は年末になると、各家庭でおせち料理を用意していましたが、近年は年末年始に営業している店も多いため、手作りするご家庭は減っているようです。年越しそばでさえ、注文しておけば大晦日の夜に持ってきてくれる店もあるほど。

もし時間にゆとりがあれば、お子さんに手伝ってもらいつつ、おせち料理や年越しそば作りに挑戦してみると、お正月気分がさらに盛り上がりそうです。

除夜の鐘を聞く、鳴らしに行く

大晦日の深夜になると、全国の神社仏閣からおごそかな除夜の鐘の音色が響きます。

除夜の鐘はテレビでも中継されますが、実際に現地に行けば、迫力のある音色を間近で体験できるはず。無料で鐘をつかせてくれるところも多く、初詣の参拝客に人気です! お子さんが深夜まで起きていられる年齢であれば、一度は触らせてあげたいですね。

家族でボードゲームもおすすめ

年末年始はお家で過ごす派のご家族には、『ボードゲーム』のような、家族みんなで楽しめるゲームがおすすめです。

ボードゲーム以外にも、カルタや福笑い、トランプ、花札などもきっと盛り上がるはず。家庭用のゲーム機があるなら、家族で遊べるゲームソフトを買ってもよいでしょう。

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年が明けた新年にしておきたいことも

年越しが終わったら、新年ならではの楽しみが待っています。年明けの過ごし方についても、今から計画を立てておきましょう。

一年の目標を立てる「初詣」

初詣は、家族の幸せや健康を祈るだけでなく、その年の目標設定のきっかけにもなります。家族それぞれが目標を立て、みんなでお参りに行けば、清々しい気持ちで一年のスタートを切れるでしょう。

ただし、人気の神社仏閣は非常に混雑しており、お参りまでに長時間並ぶことも十分考えられます。子どもが小さいと疲れてぐずってしまう可能性もあるため、無理をせずに近所の神社やお寺を回るのがおすすめです。

掘り出し物があるかも「初売り」

初売りは、普段は手が届かないブランド品や、いつもなら買わない少しぜいたくな商品をお得に買えるチャンスです。

元旦や二日の朝には、初売り目当ての客が押し寄せ、開店前から長い行列ができる店もたくさんあるため、販売スケジュールをチェックして、乗り遅れないようにしましょう。初売りに行けない人は、インターネットで予約できる福袋を狙うのもアリです!

昔からの習慣「親戚参り」

昔からお正月には親戚の家を回って、新年のあいさつをする習慣があります。特に実家に帰省する場合、親戚の家にも顔を出すという人は多いのではないでしょうか。普段は交流がなくても、年に一度の機会として、新年に近況報告をしておくのも良いですね。

年末年始は計画的に楽しく過ごしましょう♪

一年の節目である年末年始。なにかとバタバタしてしまいがちですが、大掃除や年賀状などの準備は早めに済ませて、ゆったりとした気持ちで新年を迎えたいものです。自宅で過ごす人も、帰省する人も計画的に行動して、年末年始を楽しく過ごしましょう。

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文/羽吹理美ほか 構成/HugKum編集部

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