石鹸の作り方│苛性ソーダを使わない簡単レシピやおすすめの手作りキットを発見

入浴をはじめ、手洗いや洗顔、食器洗いなど、毎日のように使っている石鹸。実は、この石鹸、自宅で作ることができるのです。

この記事では、手作り石鹸にスポットを当て、石鹸の基本情報や石鹸作りに欠かせない苛性ソーダの注意点をわかりやすく解説。また、苛性ソーダを使う石鹸の作り方や、子どもでも簡単にできる苛性ソーダを使わない石鹸の作り方、さらに、手軽に石鹸が手作りできるおすすめキットもご紹介します。

石鹸ってどんなもの?

私たちが日常生活の中で、何気なく使っている石鹸。そもそも石鹸とは、一体どんなものなのでしょうか? ここでは、石鹸の定義や歴史、石鹸で洗うときれいになる理由を解説します。

石鹸ってどんなもの?
石鹸ってどんなもの?

石鹸とは?

石鹸は、界面活性剤のひとつです。界面活性剤とは、動物や植物の油脂をアルカリで煮ることによって作られる物質を指します。アルカリの種類により、大きく「ソーダ石鹸(脂肪酸ナトリウム)」と「カリ石鹸(脂肪酸カリウム)」のふたつに分類されます。

石鹸の歴史

石鹸のルーツは、紀元前3000年頃のメソポタミアや古代ローマにあるそうです。動植物の油脂に木の灰を混ぜ合わせて作られた当時の製法が、粘土板などに書き記されています。現代のソーダ石鹼やカリ石鹸が作られるようになったのは、それぞれ18世紀~19世紀に入ってからです。

石鹸で洗うときれいになるのはなぜ?

油と水の両方に、よく溶け合う性質を持っている石鹸。油と溶け合う働きが汚れを取り囲み、水と溶け合う働きが汚れを浮かび上がらせてくれます。この性質により、石鹸で洗うと汚れが落ちてきれいになるのです。

苛性ソーダの注意点

苛性ソーダは、ソーダ石鹸を手作りするときに欠かせない重要な材料です。しかし劇薬でもある苛性ソーダはその取り扱いに注意が必要とされており、子どもが扱うには危険です。ここでは、そんな苛性ソーダの注意点を見ていきましょう。

注意1:入手方法

苛性ソーダを取り扱っている場所は、処方箋薬局だけです。危険物取扱なので、薬剤師がいないドラッグストアなどでは購入できません。法律上、購入時に住所や氏名、使用用途を記載が義務付けられ、押印も必要となります(シャチハタ不可)。

注意2:取り扱い時の服装や装備

苛性ソーダは、強アルカリ性の危険な医薬用外劇物です。絶対に目や皮膚に付着させてはいけません。1適でも目に入れば、失明する恐れがあります。また、吸入や経口しないように注意を払いましょう。苛性ソーダを取り扱うときは、必ず保護メガネやマスク、手袋、エプロンなどを厳重に装備し、体を守ってください。

注意3:水を注がない

水と交じり合うと、溶解・発熱する性質を持つ苛性ソーダ。水の量が少ない場合に突然沸騰する可能性があるため、厳重な注意が必要となります。

注意4:保管方法

苛性ソーダは、保管にも注意が必要です。密閉できるプラスチックやゴムの容器を使い、空気が触れないようにしっかりとフタを閉めましょう。ガラス製の容器は、温度差などによる化学反応により割れる危険性が高いため、絶対に入れてはいけません。

注意5:廃棄方法

苛性ソーダを廃棄するときは、油と混ぜて酸化させてから捨ててください。酸化すればアルカリ度が下がるため、危険度も少なくなります。紙などに包んで廃棄、排水に流す、酢で中和するなどは、どれも危険なNG行為です。廃棄手段によっては、違法になることもあります。また、苛性ソーダが入っていた容器、片付けに使った紙や布などを捨てるときも、十分注意しましょう。

苛性ソーダを使う石鹸の作り方

ここからは、苛性ソーダを使う石鹸の作り方をご紹介します。苛性ソーダは上記にあるように刺激物なので、子どもは扱わないようにしてください。

今回は、Cafe de Savonさんの動画にあるコールドプロセス製法の手作り石鹸の作り方を参考にさせていただいております。

材料や道具

1.オリーブオイル:300g
2.パームオイル:100g
3.ココナッツオイル:100g
4.苛性ソーダ:66g
5.精製水:175g

※精油(お好みで):7ml

作り方

1.苛性ソーダ水を作るため、精製水を耐熱プラスチック容器に入れ、苛性ソーダを少しずつ加える
2.容器を氷水を張ったボウルに漬け、40度~45度になるまで冷ます
3.別のボウルに各種オイルを入れ、40度~45度になるまで湯煎などで温める
4.泡だて器で混合したオイルをかき混ぜながら、苛性ソーダ水をゆっくりと注ぐ
5.生地が重たくなり、垂れる生地で表面に模様が描けるようになればOK
6.型に生地を流し込む
7.型の上からラップを貼り、24時間保温する
8.型から出し、お好みのサイズにカット
9.日の当たらない風通しの良い場所で4週間~6週間乾燥させたら完成

教えてくれたのは…

Cafe de Savonさん

手作り石けんとアロマ、ハーブのお店「カフェ・ド・サボン」。手作りから生まれる優しさや楽しさを多くの方に届けるべく、石けん、コスメ、スイーツなど…植物の恵みを活かした手作りレシピを中心にご紹介している。

YouTube「Cafe de Savon

Instagram「cafe_de_savon

Shop「Cafe de Savon

子どもでも簡単!苛性ソーダを使わない石鹸の作り方①廃油を使う

ここからは、苛性ソーダの代わりに廃油を使う石鹸の作り方をご紹介します。取り扱いの難しい苛性ソーダを使わないため、子どもでも作ることが可能です。

今回は、KŌJIYAさんの動画を参考にさせていただきました。

材料や道具

1.まぜたら石鹸(廃油リサイクルセット):1セット
2.廃油:500g

作り方

1.まぜたら石鹸の外袋に入っている液体と粉末を取り出す
2.空になった外袋に廃油を入れる
3.廃油の入った外袋に液体を注ぎ、外袋の口を閉じ、よく振る
4.外袋に粉末を入れ、外袋の口を閉じ、よく振る
5.そのまま8時間~10時間置いておけば、クリーム石鹸の完成

教えてくれたのは…

KŌJIYAさん

カミヤ・コウとじゃばみの二人からなる、エンターテインメントユニット【KŌJIYA】。さまざまなことに興味を持ち挑戦している。

YouTube「KŌJIYA

ホームページ「KŌJIYA entertainment

子どもでも簡単!苛性ソーダを使わない石鹸の作り方②グリセリンソープ

ここでも苛性ソーダを使わない石鹸の作り方をご紹介します。小田ゆき / アロマライフスタイルさんの動画を参考にした、まるで宝石のようにキラキラした透明な石鹸です。

材料や道具

1.グリセリンソープ(クリアタイプ)
2.アロマオイル(天然の精油、もしくは化粧品グレードのフレグランスオイルを選びましょう)
3.着色料(手作りコスメ用のカラージェルがおすすめ)

※それぞれ、自分の予算に応じて準備(購入)しましょう。

作り方

50gの石けん2個分

1.グリセリンソープをサイコロの大きさにカット
2.紙コップに(1)を40g入れ、電子レンジで10秒~20秒ほど溶かす
3.耐熱性のプラスチック容器に20gずつ小分けにする
4.好きな着色料で色を付け、常温で30分ほど置く
3.容器から取り出し、好きな抜き型で抜いていく
4.形で抜いたグリセリンソープを好きな容器に並べる
5.再びグリセリンソープを100g溶かし、好きなアロマオイルで香り付け(10gに1適ほど)
6.(4)に流し込み、常温で1時間ほど置く
7.固まったら型から抜き、表面の形を整えたら完成

教えてくれたのは…

小田ゆきさん

アロマテラピーやメディカルハーブを学び「アロマで暮らしをもっと“ステキ”に」がコンセプトのWebマガジン「AROMA LIFESTYLE」を主宰。アロマを楽しむためのアイデアや心地よい毎日を過ごすための情報を発信中。
・NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザー
・日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト
・日本アロマテラピー環境協会ナチュラルビューティスタイリスト

YouTube「小田ゆき / アロマライフスタイル

webマガジン「AROMA LIFESTYLE

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手軽に石鹸が手作りできるキットのおすすめ

ここからは、大人から子どもまで、誰でも手軽に石鹸作りが楽しめるおすすめのキットをご紹介します。ご家族でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

「グリセリンソープ 手作りキット」

 

人気のグリセリンソープが簡単に手作りできるキットです。植物由来原料を使用しているため、安心安全。もっちりとした泡立ち、しっとりとした洗い上がりを実感できるプロ仕様の石鹸です。1kgとボリュームある内容量となっており、200gの石鹸が5個作れます。

「宝石石鹸 手作りキット」

宝石石鹸のスターターキットです。自宅にあるものを使い、誰でも簡単に石鹸を作ることができます。赤・青・黄・白のカラー石鹸を絵の具の色を作るように混ぜ合わせれば、さまざまな色を作り出せるところも魅力です。

「ハーバリウム石鹸 手作りキット」

 

美しいハーバリウム石鹸が2個作れる手作りキットです。完成品は実際に使用することもできるため、プレゼントや趣味、子どもの自由工作にも最適。紫陽花・ポアプランツ・アスパラスプリンゲリーと3種の花が付属しています。

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お家時間を楽しむのなら手作り石鹸にチャレンジを

石鹸作りは、誰でも気軽に挑戦することができます。素材の組み合わせは無限なので、色や香り、形にこだわった自分だけの石鹸作りを楽しみましょう。子どものいるHugKumファミリーでは、苛性ソーダを使わない作り方や市販の手作りキットで作ることをおすすめします。

 

文・構成/HugKum編集部

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