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子どもたちに人気のぬいぐるみは?
ふわふわした手触りと、愛くるしい表情に癒される「ぬいぐるみ」。子どものいるご家庭なら、一つは置いてあるのではないでしょうか。HugKumでは、134人のパパママに、「子どもが大切にしているぬいぐるみ」のアンケートを実施しました。子どもたちが大切にしているぬいぐるみをご紹介します。
子どもが大切にしているぬいぐるみ
キャラクターものが約8割を占めるなか、もっとも多かったのは「ウサギ」という回答です。定番の「くまのプーさん」と、「すみっコぐらし」も大人気。子どもたちはなぜ、そのぬいぐるみを大切にしているのでしょうか?理由を分析しました。
ウサギ
丸くてコロンとした見た目が可愛い「ウサギ」のぬいぐるみ。子どもが大切にしている理由は、「可愛い」「プレゼントされた」「小さな頃から一緒にいた」という回答が目立ちました。
くまのプーさん
ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」は、「親が購入した」「プレゼントされた」「触り心地がいい」という回答が。プーさんの優しげな表情が、子どもに安心感を与えるのかもしれません。
スヌーピー
パパママ世代にもファンが多いスヌーピー。「サンタクロースにもらった」「触り心地がいい」「一緒に寝ている」という声が多く寄せられました。
すみっコぐらし
男女ともに人気のある「すみっコぐらし」。好きなキャラクターのぬいぐるみは、子どもも大切にしたくなるようです。
メルちゃん
未就園児~小学生まで、幅広く支持されている「メルちゃん」。「これから産まれてくる赤ちゃんに見立てて、お世話している」「妹のようだから」という声が。抱っこひもやベビーカーなどのお世話グッズが豊富で、遊びやすいのも理由のひとつかもしれません。
リラックマ
子どもだけでなく、ママ自身も好き!という人が多い「リラックマ」。子どもが大切にしている理由は、「わからない」「ずっと一緒にいるから」という人も。
鬼滅の刃 炭治郎
社会現象化しているアニメ「鬼滅の刃」は、「炭治郎が好きだから」という回答が寄せられました。炭治郎は鬼滅の刃を観たことがない小さい子でも、名前をよく口にするほど大人気!!
犬
ぬいぐるみによっては、本物の子犬のように可愛らしい「犬」。「ペット代わりに可愛がっている」という理由のほか、「飼っていた犬に似ている」「家族にもらった」という意見も。
アンパンマン
1歳~3歳頃の子どものヒーロー、アンパンマンは、「好きだから」「可愛い」と言わずと知れた人気者!
キティちゃん
サンリオの「キティちゃん」は、「好きだから」「可愛い」と定番の人気キャラクター。
「可愛い自分の子どものようにしてる」(30代・三重県・子ども2人)
イーブイ
アニメ「ポケットモンスター」のなかでも、可愛らしい見た目が特徴的な「イーブイ」。「子どもが自分で選んで購入した」という回答から、好きな気持ちが伺えます。
クラフトホリック
「クラフトホリック」は、うさぎやくまをモチーフにした癒し系のキャラクターです。
ジェラトーニ
ディズニー「ダッフィーアンドフレンズ」の仲間である「ジェラトーニ」。「ふわふわして可愛いから」という理由で、子どもが大切にしているようです。
シュタイフのテディベア
ドイツのテディベアメーカー、シュタイフ社のぬいぐるみ。「初めてのお誕生日にもらった」という回答も。
バズ・ライトイヤー
映画「トイ・ストーリー」で人気のキャラクター「バズ」。購入したのは、「子どもが好きだから」という理由のようです。
ワンワン
NHK Eテレ「いないいないばあっ!」のキャラクター「ワンワン」。0歳~2歳でハマる子どもが多い印象です。
大切なぬいぐるみのお手入れ・洗い方
子どもが持ち歩いたり、一緒に眠っているぬいぐるみには、皮脂や唾液が菌となって溜まる一方なのだそうです…。親としては、忙しくてもこまめに洗って、子どもをばい菌から守ってあげたいですよね。ここでは、ぬいぐるみの洗い方をご紹介します。
※お洗濯前にはかならず、「手洗い可」「洗濯機洗い可」のマークがついているか確認しましょう。表示がないものは、色落ちや型くずれのおそれがあります。装飾品や、取れかけのボタン・目は、外してからお洗濯してください。
手洗いで洗う
ぬいぐるみは非常にデリケート。筆者はこれまで洗濯機で洗っていましたが、本来は、手洗いが理想的なのだそうです。今回改めて、衣類用中性洗剤のメーカーサイトを参考に、息子が大切にしている「くまのぬいぐるみ」を手洗いをしてみました。その手順がこちらです。
- 「手洗い可」マークがついているか確認する
- 桶にぬるま湯をはり、おしゃれ着用洗剤を少量入れる(水2Lに対し5mlほど)
- 全体的に押し洗いをする
- 水を2~3回替えて、泡が出なくなるまですすぐ
- ぬいぐるみをバスタオルで包み、水気をとる
- 洗濯機の「脱水モード」で1分間脱水する
- ブラッシングをする
- 洗濯ネットに入れて干す(型崩れを防ぐため)
洗濯洗剤は「アクロン」を使用しました。脱水後、丁寧にブラッシングしたおかげか、洗濯機で洗ったときよりも格段にふわっと仕上がりました。
参考サイト:LION
洗濯機で洗う
一方で、筆者の周囲には「洗濯機派」のママもいます。。忙しい日常のなか、毎回手洗いするのは大変…という声も聞かれました。洗濯機で洗う際の手順はこちらです。
- 「洗濯機可」マークがついているか確認する
- ぬいぐるみを洗濯ネットに入れ、「ドライモード」で洗う
- ブラッシングをする
- 洗濯ネットに入れて干す
なお、ドラム式洗濯乾燥機で乾燥するのは、ぬいぐるみが傷む原因になるため控えましょう。
参考サイト:LION
洗えないぬいぐるみのお手入れの方法
そもそも洗濯マークが記載されていなかったり、「水洗い不可」のぬいぐるみもあります。そのようなぬいぐるみでも、汚れを取り除く方法があります。
- ぬいぐるみを布団たたき等でたたき、ほこりを取り除く
- ブラッシングをする
- おしゃれ着用洗剤をうすめた水にタオルを浸し、かたく絞る
- タオルでぬいぐるみを拭く
- 綺麗なタオルで洗剤の成分を拭き取るのを2~3回繰り返す
- 洗濯ネットに入れて干す
洗剤が残らないよう、丁寧に拭くようにしてください。
数が増えたぬいぐるみをスッキリ収納するには?
どんどん増えていくぬいぐるみ。大きさもさまざまで、収納方法に悩みますよね。ここでは、ぬいぐるみの収納方法をご紹介します。
棚やハンモックを活用!「見せる収納」
「棚に並べる」というオーソドックスな収納のほか、「ハンモック」を活用する方法もあります。ハンモックは、高い位置に取りつければ、場所をとらないのがメリットです。ぬいぐるみを無造作に置くだけで、お部屋がすっきりします。Amazonや楽天で手軽に手に入るので、「ぬいぐるみが増えすぎて困っている…」という方におすすめです。
カゴや布製バッグで…「隠す収納」
筆者の場合は、布製のランドリーバッグに入れ、リビングに置いています。ぬいぐるみの数がそこまで多くない…というのも理由のひとつです。息子たちは、突然思いついたかのようにぬいぐるみを取り出し、ごっこ遊びを始めます。
不要になったぬいぐるみの処分方法
子どもとの思い出が詰まったぬいぐるみ。引っ越しや断捨離などを機に、どうしても処分しなければならないときが来ると思います。ぬいぐるみの処分には、どのような方法があるのでしょうか?
ぬいぐるみの捨て方
もっとも手軽なのは、家庭ごみとして捨てる方法です。捨てる前には、ぬいぐるみに「ありがとう」とお礼を伝えます。周囲の人を不快にさせないためにも、布などでくるんでからごみ袋に入れましょう。
寄付や買取に出す方法も
捨てることに抵抗を感じるパパママも多いと思います。そんなときには、神社での供養や寄付、買取サービスを利用する手もあります。
- 神社で供養してもらう
- 保育園や幼稚園、児童養護施設へ寄付する
- 発展途上国の子どもたちへ寄付する
- リサイクルショップやメルカリで売る
神社によっては、3,000円~5,000円程度でぬいぐるみ供養を行っています。保育園や養護施設へ寄付することも可能です(事前に寄付の可否を問い合わせるようにしましょう)。
国際社会支援推進会「ワールドギフト」
不用品宅配回収「エコ・トレーディング」
上記のようなサイトを通し、海外の貧困世帯の子どもたちに贈ることもできます。
ぬいぐるみとの思い出が詰まったエピソード集
アンケート内で「ぬいぐるみとの思い出」を聞いたところ、たくさんのエピソードが集まりました。その一部をご紹介します。
バザーで見つけたぬいぐるみを家族に
3人のお子さんをもつママからのエピソードです。バザーで売っているぬいぐるみが「小さくて不安そうに見えた」というお子さん。普段からお世話好きなお子さんなのでしょうか。感性の豊かさに驚かされます。
『だいじ』という言葉を覚えてくれた
ぬいぐるみ遊びは、子どもの母性を育むとも言われています。こちらのエピソードに登場するお子さんは、なんと「しまじろう」のぬいぐるみで、初めて「だいじ」という言葉を覚えたのだそうです。
旅行中の写真がぬいぐるみのショットばかりに
つい笑ってしまうような、微笑ましいエピソードもあります。こちらのお子さんは、旅行先で「コキンちゃん」の写真を何枚も撮影していたのだそうです。ぬいぐるみを買ってもらったのが、よほど嬉しかったのでしょうか。
ぬいぐるみに会いたいと泣き出す
出先でぬいぐるみを思い出し、泣き出してしまったお子さんも。子どもの世界観は独特です。こちらのお子さんも、ふとした拍子に、ぬいぐるみの顔が思い浮かんだかもしれません。
現実世界と区別がつかなくて…
「寝る前に全員そろっているか点呼する」という、なんとも可愛らしいエピソードです。子どもの脳はまだ、現実世界とファンタジーの世界を完全には区別できないと言われています。絵本や映画の世界と、現実を行き来しながら生きている…という説もあります。こちらのお子さんも、「ぬいぐるみがテレビの世界へ行ってしまった」と不安になったのかもしれませんね。
ぬいぐるみは子どもにとって家族のような存在
今回は、アンケート結果をもとに、さまざまな視点から「ぬいぐるみ」についてご紹介しました。わが家にも4歳と2歳の息子がいますが、二人とも決して「ぬいぐるみ大好き」というタイプではありません。それでも、一人ひとつずつ、大切にしているぬいぐるみがあります。自分から欲しがったのではなく、赤ちゃんの頃に親が購入したものです。数年の時を経て、徐々に「お気に入り」となりました。今では、なくてはならない存在となっています。
文・構成/下谷内由希菜