子どもが生まれると、どうしても増えてゆく洗濯物。どのくらいの容量のものを選べば良いのか、ドラム式と縦型のどちらが良いのか…洗濯機も種類がたくさんあって迷いますね。
今回は、HugKum読者に洗濯機についてのアンケートを実施。子育て中のママパパが実際に選んだ洗濯機のタイプや選び方、人気メーカーのおすすめポイントをご紹介します。
洗濯機選びのポイント
最近の洗濯機は性能の良いものも多く、何を選んだら良いのか迷ってしまいがちですが、子育てファミリーはどのようなポイントを踏まえて洗濯機を選んでいるのでしょうか? まずは買い替えのタイミングや選び方のポイントをご紹介します。
洗濯機の寿命は6年~8年
洗濯機の寿命は、一般的には6年から8年ほどといわれています。これを過ぎると不具合が起きたり故障したりとトラブルが発生しやすくなります。万が一故障してしまったという場合は、保証期間内であれば修理を依頼することができます。ですが保証期間を過ぎてしまうと、修理をするよりも買い替えた方が安いという場合も。
うまく動くうちは良いですが、故障してしまった場合は、購入してから6年以上経っていたり、保証期間を過ぎていたら、買い替えの目安といえるでしょう。
容量の選び方
洗濯機を購入する際、まず気になるのが洗濯できる容量。家族が多ければ多いほど、1回に洗濯する量も多くなります。選び方の目安は、1人1日約1.5 kg。それに家族の数と洗濯機を回す頻度で考えると選びやすいといわれています。子どもがいない家庭であれば、容量6~7 kgのタイプでも問題ありませんが、子供の分も毎日洗うなら容量8 kg以上のタイプを選んでおくと安心です。また、共働きなどで毎日洗濯するのが難しい場合は、一気にまとめ洗いして洗濯回数を減らすことのできる大容量の12 kgのタイプを選んでおくと良いでしょう。
乾燥機能の有無やお手入れのしやすさもポイント
最近では乾燥機能が備わっている洗濯機も多くなってきました。梅雨時で衣類が乾きにくいときや、仕事などでなかなか外干しができない場合は、乾燥機能がついていると便利です。
乾燥機能を重視する場合、乾燥できる容量は洗濯容量より少ないことがほとんどなので、1度に乾燥できる容量についても見ておくと安心です。
また、他にも洗濯槽の掃除を自動でしてくれる自動洗浄機能がついているものや、黒カビを予防してくれるもの、除菌をしてくれるもの、など機能もメーカーによってさまざま。特に、乾燥フィルターは毎回お手入れをしなくてはならないため、乾燥もメインで使う場合は、お手入れのしやすさもチェックしておくと良いでしょう。
AI搭載の多機能洗濯機も!
益々スマート家電が増えていますが、洗濯機もそのうちのひとつ。AIが搭載された洗濯機には、汚れの量や洗剤の種類、水温などをセンサーで把握し、状況に応じた最適な洗濯コースを自動で設定してくれる機能を持つものも!
また、無線LANが搭載されていて、ホームネットワークに接続できるタイプもあります。スマートフォンのアプリから洗濯機の予約やセットなどの操作ができるだけでなく、メーカーのクラウドサービスに接続して、その日の天気と連動した洗濯をすることなども可能です。
機能はどんどん新しく便利になってきていますが、その分価格があがることもあるので、自分のライフスタイルにあったものを選ぶと良いでしょう。
ドラム式と縦型はどっちがいい?
洗濯機の購入を検討している場合、ドラム式か縦型かどちらを選ぶかも重要になってきます。違いやそれぞれのメリット、デメリットを押さえておきましょう。
縦型洗濯機の特徴
縦型洗濯機は、洗浄力の高さと価格を抑えられるという点がメリットといえます。たっぷりの水を使って撹拌させることにより洗剤を泡立てながら洗うため、汚れが落ちやく、一度にたくさんの量の衣類を洗うことができます。ドラム式よりもリーズナブルな価格で購入できるので、縦型を選ぶという家庭もまだまだ多いのが現状です。
一方で、撹拌させて洗浄することで衣類同士がこすれて傷んでしまうこともあるのがデメリットといえます。
ドラム式洗濯機の特徴
ドラム式洗濯機は、縦型と比べると使用水量が少なく、エコである点や、乾燥機能に強いという点がメリットといえます。
見た目もスタイリッシュで、洗濯から乾燥まで自動で行えるので、共働き夫婦など忙しい家庭におすすめです。
一方で、縦型に比べるとサイズが大きく設置できる場所に限りがあるということや、洗浄力が少し弱いという点、価格が高いというのがデメリットといえるでしょう。
ここで、HugKum読者の家庭では、縦型とドラム式のどちらを使用しているのか、アンケートで聞いてみました。
Q.洗濯機は縦型とドラム式のどちらを使用していますか?
アンケートの結果、約8割の家庭が縦型洗濯機を使用しているということがわかりました。家電量販店にはドラム式の洗濯機がたくさん並んでいますが、まだまだ縦型が主流ということでしょうか?
ママやパパたちに、選んだ理由についても聞いてみました。
縦型洗濯機を選んだ理由
「本当はドラム式洗濯機が欲しかったのですが値段が高いのと、自宅の洗濯機置き場が小さくドラム式が置けないため」(30代・埼玉県・子ども2人)
「縦型の方が汚れ落ちがいいと聞いたから」(30代・大阪府・子ども2人)
「使いなれているし、子供が小さい時に間違って触らないか不安があった為。」(40代・神奈川県・子ども1人)
ドラム式洗濯機を選んだ理由
「乾燥機能を重視した。また洗濯時間も短い気がする」(40代・宮城県・子ども2人)
「節水できる。洗濯物の出し入れがしやすい。」(50代・神奈川県・子ども2人)
「手間が省ける為」(50代・富山県・子ども5人)
縦型洗濯機の人気メーカー&おすすめ
ママパパたちから実際に選ばれている、おすすめの縦型洗濯機をメーカーごとにご紹介します。
TOSHIBA
東芝の洗濯機『zaboon』は、抗菌しながら洗浄してくれる「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」を採用。繊維の奥まで汚れを落としてくれます。また、低振動・低騒音設計なので、集合住宅でも安心。時間を気にせず洗濯をすることが可能です。こちらのタイプはシックなグレーブラウンとホワイトの2種類よりお選びいただけます。
★愛用者の口コミ
「東芝 ZABOON。乾燥機能付きは掃除がおっくうなのでつかいたくなくて。」(30代・北海道・子ども2人)
SHARP
SHARPも多くの洗濯機を扱っていますが、「穴なし槽」のものが特徴的。穴がない分外槽の水が不要なため節水にもなり、黒カビなども生えづらい設計になっています。穴がなくても巻き上げ水流でしっかりと衣服の汚れを落としてくれます。またSHARP特有の「プラズマクラスター」も採用。自動クリーンコースのある機種は、クリーニングの間プラズマクラスターを放出し、カビ菌の繁殖を抑制してくれます。こちらのタイプはデザインもスッキリ! 乾燥機能付きです。
★愛用者の口コミ
「デザインや 色、機能性、価格を考慮して良かったから。」(40代・山口県・子ども1人)
日立
日立の『ビートウォッシュ』は洗浄力の高さが人気。「ナイアガラ ビート洗浄」と呼ばれる方式で衣類の汚れを奥までしっかりと落としてくれます。「おいそぎ」コース・「デリケート」コース・「おしゃれ着」コース、と用途に合わせて最適な洗い方をしてくれ、また、洗剤も液体か粉末か種類に合わせて最適な洗い方を選んでくれます。洗濯槽を自動でお掃除してくれる「自動おそうじ」機能も!
★愛用者の口コミ
「予算内で買える洗濯機で、主人が愛着を持っているメーカーの物だったので購入した。」(30代・埼玉県・子ども2人)
Panasonic
パナソニックの洗濯機は「泡洗浄」を搭載。大きな3枚羽根のパルセーターで衣類をしっかりとムラなく強力洗浄してくれます。また、液体洗剤や柔軟剤を洗濯するものの量に合わせて自動で投入してくれる機能も。ワンタッチで糸くずを捨てることのできる「楽ポイフィルター」や洗濯槽を掃除するタイミングをお知らせしてくれる「槽洗浄サイン」など、お手入れを楽にしてくれるのも嬉しいポイントです。
★愛用者の口コミ
「安かった」(20代・長崎県・子ども1人)
AQUA
AQUAの洗濯機は、しっかりと強力に洗浄してくれるのに生地に優しい点、そして、手の届きやすい価格設定が好評です。泡洗浄を搭載しており、衣類の汚れをしっかりと洗い落としてくれます。また、こちらのタイプは部分汚れが手を汚さずに綺麗になる「らくらくSONIC(超音波洗浄機)」も搭載。超音波の力でエリ・ソデ汚れが真っ白になります。こちらも乾燥機能付きです。
★愛用者の口コミ
「口コミがよかったから (30代・大阪府・子ども1人)
アイリスオーヤマ
スタイリッシュなデザインで、価格も抑えられると人気なのがアイリスオーヤマの洗濯機。部屋干し特有のニオイや乾きづらさを解消した「部屋干しモード」が搭載。共働きなどでなかなか外干しが難しい方におすすめです。また、洗濯終了時間を予約できる機能も。帰宅時に合わせて洗濯を予約することも可能です。
★愛用者の口コミ
ドラム式洗濯機の人気メーカー&おすすめ
次にママパパが選ぶ、ドラム式洗濯機の人気メーカーについてもご紹介します!
日立
日立のドラム式洗濯機はAIが搭載されていて、賢くお洗濯ができるのが特徴的。洗剤の種類や布質、汚れの量、水の硬度などの状況を複数のセンサーで把握し、洗い方や運転時間などを自動で制御してくれます。また、大流量・高濃度で洗うことで、節水しながらも縦型洗濯機に負けない洗浄力を実現します。
★愛用者の口コミ
Panasonic
パナソニックのドラム式洗濯機は縦型と同様「泡洗浄」を搭載。通常コースに加え、「パワフル滝(洗い・すすぎ)」コースもあり、節水しながらも落ちにくいガンコな汚れをしっかり落としてくれます。また、こちらの商品は今治タオルのタオルソムリエの技を実現した「タオル専用」コースが搭載されており、タオルもふんわりと洗いあげます。モデルが新しくなるたびに便利な機能が増えていく進化し続けている洗濯機です。
★愛用者の口コミ
ライフスタイルに合わせてぴったりの洗濯機を見つけよう
昨今の洗濯機はモデルが新しくなるたびにどんどん性能がよくなり、便利な機能も増えてきています。ご自身の家族構成や家族のライフスタイル、価格を全て考慮した上で、必要な容量や機能を元に選んでいくと、ぴったりのものを見つけることができるはずです。
ぜひ洗濯機選びの参考にしてみてくださいね♪
文・構成/HugKum編集部