小麦粉は使う頻度で保存場所を変えるのがベスト!おしゃれな保存容器もご紹介

PR

「いつもと同じようにパンを焼いたら膨らまなかった」「手打ちしたうどんが短く切れてしまった」「小麦アレルギーはないのに、小麦を食べてアレルギー反応が出た」これらの原因は小麦粉の保存方法にあるかもしれません。詳しくご紹介しましょう。

小麦粉の種類と保存期間

小麦粉は料理によって強力粉・中力粉・薄力粉を使い分けますが、この3種類はそもそもの原料が違うので、性質もバラバラです。まずは3つの小麦粉の特徴と保存期間をみていきましょう。

強力粉

強力粉はもっちりとした食感で、パンや餃子の皮などに使われます。強力粉の保存期間は未開封の状態で6ヶ月です。グルテンの力が十分に発揮できる間はパンをおいしく焼けますが、期限過ぎや開封後はそれが弱まり、パンが膨らまない事につながります。

中力粉

中力粉は強力粉ほど重くなく、さっぱりとした薄力粉ほど軽くない、中間の性質です。うどん、お好み焼きなど、硬さや粘りにプラスしてふんわり感もさらに欲しい、という時に使います。

強力粉と薄力粉を混ぜる場合も多く、ホットケーキミックスなどはこの例です。未開封での保存期間は1年。ちなみに手打ちうどん名人には挽きたてしか使わない、という人もいるそうですよ。

薄力粉

キメが細かくサクッとしたクッキーや、カラッと揚げたい天ぷらに大活躍するのが薄力粉です。強力粉とは逆にグルテンが少ないので劣化の心配が少なく、保存期間は未開封で1年と長くなります。

いずれの小麦粉も一度開封した時から2ヶ月ほどで使い切りましょう

保存場所は使う頻度で使い分けて

毎朝パンを焼く人と、揚げ物をする時だけ使う人とでは小麦粉の使用頻度と量に大きな開きがあります。どのご家庭でもすべて同じ保存の仕方でOKというわけにはいきません。まずはご自身の使い方を考え、それに合う保存方法を選ぶことから始めましょう。

頻繁に使う人は常温保存

小麦粉を1〜2ヶ月で使い切る場合には、夏場でも常温のまま保存するのがおすすめです。直射日光と多湿を避け、風通しの良いところを選びましょう。あえて少量の商品を買い、常に新鮮さを保つのも一案ですね。

ダニやカビに注意

買ってきた袋のまま保存していると、粉ダニと呼ばれる小さなダニがすき間や袋を破って入りこみ繁殖してしまいます。さらにフカフカの小麦粉はカビ菌も大好き。いくら使い切るのが早くても密封が必須です。

密閉性の高い容器で保存

パッキンのある容器でピッチリと蓋ができればダニも湿気も入り込めません。梅雨時期は乾燥剤も一緒に入れるとさらに安心です。ダニやハウスダストが原因のアレルギーにお悩みの方は特に注意してください。

たまにしか使わない人は冷凍保存

「この小麦粉、いつ開封したのかわからない」なんて場合も多いですよね。小麦粉は冷凍してもサラサラの粉のまま、固く凍りつきません。また開封後でも冷凍すれば6ヶ月ほどまで保存できます。では「冷凍」ではなく「冷蔵」はだめなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

におい移りに注意

開封する時に新鮮な挽きたての小麦の風味が立ちのぼることがあります。残念ながらこの香りは時間と共に消え、代わりに周囲のにおいを吸い取るようになります。冷蔵庫の中のキムチ、ケチャップ、お漬物…。香ばしい小麦の香りのはずが、別のにおいに変わってしまうのです。

結露に注意

低温保存時の注意はもうひとつ、ドアを開ける度に起こる温度差の変化です。細かく挽かれた小麦粉は表面積が大きく温度差があるたび、そこに結露が発生します。つまり空気中の水分が小麦粉に集まり湿気へと変わるのです。そしてその水分はカビを呼び、小麦粉の劣化を早めます。

以上のような理由から「冷蔵」より「冷凍」をおすすめします。

密閉性の高い容器で保存

また、上であげたような問題点を解決するため、冷凍保存時も密閉できる容器を使いましょう。ピッチリと閉めることで、におい移りの心配はなく、素早い出し入れで凍結を保つと、結露を抑えることができます。徹底する必要があるならば、あらかじめ一回で使い切れる量に小分けしておくとその効果は増します。

おしゃれな保存容器のおすすめ

小麦粉は案外デリケートな食材ということがわかりました。おしゃれな容器に移し替えることで、楽しみつつ保存できると良いですね。粉用の保存容器をいくつかご紹介しましょう。

無印良品の「粉もの保存容器 実容量1.5L」

 

容量に幅があり、1キロの小麦粉が入るものもあります。フタが大きく開くため買ってきた袋のまま入れることが可能です。シンプルなので強力粉、薄力粉、ミックス粉と、種類が多くなっても使い勝手が良いでしょう。

サイズ(約):幅15.5×奥行9.5×高さ15cm
容量(約):1500ml
価格:390円(税込)

ニトリの「ワンプッシュキャニスター」

フタの開け閉めがワンプッシュでできるので、サッと取り出せて結露対策に良いでしょう。小麦粉を移し替えれば残量もひと目で確認できます。粉の種類と開封した日付を記入することで使用期限もわかりやすくなるでしょう。

サイズ(約):幅10×奥行11×高さ18cm
容量(約):1400ml
価格:712円(税込)

ダイソーの「中身が見えるキャニスター(2L)

袋ごと入れても、余裕で入ります。

フタにシリコンゴムが装着されているので、しっかり密閉できるダイソーのキャニスター。同じシリーズの保存容器で揃えれば、積み重ねて使用することもできます。キッチンスペースにとって、優しい設計ですね。

サイズ(約):幅10×奥行11×高さ18cm
容量(約):1400ml
価格:330円(税込)

商品サイトはこちら

【番外編】フリーザーバッグ

袋状の保存バックはSサイズからあり枚数も多く安価なので、小麦粉に限らず小分けするに際は汎用性があります。小分けの際、まとめて日付と商品名、数量を記入しましょう。

ただし、「フリーザー」「冷凍」と表記のないストックバックでは、霜がついたり中身がくっついてしまうので、必ず冷凍保存用を使うことが大切です。

おいしさには鮮度が大事

小麦を毎日口にする方も多いのではないでしょうか。保存の仕方によって味はもちろん、健康にまで関わることもわかりました。主食として食べる量も回数も多い小麦ですから、鮮度を保って味わいたいですね。

あなたにはこちらもおすすめ

「小麦粉保存容器」8選|袋ごと・冷凍庫で保存可能なおすすめを厳選
おすすめの小麦粉保存容器(1kg収納可能) 【1】『OXO ポップコンテナ ビッグスクエア ミディアム』 ◆おすすめポイント OX...

文/もぱ(京都メディアライン)構成/京都メディアライン

編集部おすすめ

関連記事